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符牒を追う

節分の鬼も去り、早くも如月の中旬に差し掛かろうとしている所である。読者諸賢は如何お過ごしのことであろうか。年明けから起こっている大災禍も一端鳴りを潜めたようで、それが寧ろ不気味ですらある。今年、即ち2024年には米大統領選があり、それに向けての動きも加速している様であるから、全く油断は出来ない。といった所で、今週の時事分析を始めるとしよう。けれども、余り重要な情報は、原発回り以外にはないようだが。

そもそも汚染水を先年に放出したのだから、最早何を流そうとも、問題はないという判断だろう。海産物には、要注意だ。

さて、上の戯言は決して時事分析と呼べるようなものではなく、単に時事に対する筆者の感想を述べたに過ぎない。今週取り上げるとすれば、例えば……

指揮者の小澤征爾氏が88歳で亡くなった、という記事だろうか。この死亡記事が出た翌日、つまり、2024/02/10付けの記事でこの様なものもあった。

88歳医師の意見記事である。内容はさもないものだ。ここで取り上げるべくもない。けれども気になるのは、二日続けて88という数字が情報空間上に現れた、ということである。88という数字は実に意義深いものだ。筆者の知る限りでは、まずこの数字にはゲマトリア数秘術的に「勝利」という意味がある。

また、かの悪名高きナチスは88を恰も聖数の如く扱っていた。というのも、彼等の標語である「Heil Hitler」の単語のそれぞれの頭文字、つまりHHが88と表されるが故である。Hはアルファベットに於いて8番目の数字だ。よって、HH=88という等式が成立する。
上記の様に、88には複数の意味が存在し、有り体に言ってしまえば、胡散臭い数字なのである。また、88を分解すると8×11とも表記できる。8は「救い」「贖い」、また「復活」を意味する数字である。11は例のごとく、「始まり」という意味の数字であるから、8の有する意味の何れかが「始まる」という予兆を意味するのが88という数字ではないか、という理解も可能だ。今回生じた小澤征爾氏の死も、88歳医師の意見も、何方もこれらの意味に値するものとも思われないから、実際には、88に意味を見出すのは筆者の倒錯である、と言えるかも知れない。だが、健康全体主義を作り出そうとしているWHOのパンデミック条約の動向や、ナチスの全権委任法を制定しようとしている昨今の改憲の動きから考えて、どうしても、88というナチス・ドイツに関連する数字が眼前に提示された場合、筆者は、何か全体主義を指向する動きの始まる符牒が報道を通して為されたのではないか、と勘ぐってしまうのである。無論、考えすぎ、ということであれば良いのだが。しかし、全てのニュースは「Fake News」だ。そういった予兆が出た場合、我々は警戒するべきであろう。
そういえば、Fake Newsという語を使ったので、ここで巷で良く見かけるフェイクニュースの考え方について、一言しておきたい。フェイクニュース、これはトランプ元米大統領が良く使用していた語で、彼が一般マスコミの報道をフェイクニュースと呼び、マスコミ各社をフェイクニュースメディアと呼んだことで、この語は広く人口に膾炙した。一般的には所謂「嘘の報道」がフェイクニュースであるとしているが、実は、この他にフェイクニュースにはもう一つ、意味がある。それは「偽装された報道」という意味だ。例えば、何らかの報道が為された場合に、その報道が伝えられた内容とは別の内容を伝えることを目的としたものであったとする。つまり、その報道に何らかの暗号を含ませ、その暗号を流したことを気取らせないように、別の情報に「偽装」して、「報道」する。この様な「暗号を隠して伝えるために意図的に偽装して流される報道」、これを「Fake News」と呼ぶのである。即ち、筆者が週刊で行っている時事分析の対象の様なものだ。この場合、報道に含まれる数字が暗号であり、そのコードはゲマトリア数秘術であり、その数字を示した報道は、フェイクニュースである。
この様に考えてみると、小澤征爾氏の死亡記事も、88歳医師の意見記事も、その何方もが、時を置かずに88を我々に提示する記事であることから、フェイクニュースである可能性が高い様に、筆者には思われるのだ。しかし、実際にフェイクニュースであるかは不明であるし、もしフェイクニュースであったとしても、その暗号解読は、存外難しいものだ。暗号はそれを解読するコードを持っていなければ、解読は殆ど不可能であるし、況してや、ゲマトリア数秘術等がコードとなっていると、余りにも多義的であり、意味を確定しづらい。実に、難儀なものである。
これを踏まえると、今回の88は、何らかのナチス的動向の符牒である、ということ以外は述べられないのが実情だ。国内に関しては、兎も角、改憲の動きに注意しておくべきだろう。或いは、小澤征爾氏は満州族の家系であるらしいから、
小澤征爾 - Wikipedia
現日本支配層の中枢に存する満洲人脈の「贖い」が始まる符牒なのかも知れない。これだけ自民党が荒れている現在であるから、あり得ない話ではない。

さて、そんな折も折、Xのトレンドを不穏な語が二日間にも亘って占拠していた。

それは、この投稿に含まれる「ブラックスワン」という単語である。どうやら崩壊スターレイルというゲームに実装される新キャラクターがブラックスワンだった、ということらしいが……しかし、単なる一ゲームの話題が、二日間もトレンドを占めるものであろうか。筆者には疑問に思われる。ブラックスワンは、金融業界の用語としては「突発的に起こる予測不可能な破滅的事象」を意味するものだ。ナシーム・ニコラス・タレブの著書が詳しく述べている。

先週のSWIFTの件もある。

突然の経済イベントに、要注意だ。クラッシュの前兆かも知れない。
実に不穏である。しかし、ブラックスワンは先述の通り、予測不可能な事象だ。予言も何も、出来たものではない。


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