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SWIFT

能登の震災から始まった2024年も早一ヶ月が過ぎ去り、既に如月の初週である。読者諸賢は如何お過ごしのことであろうか。能登の震災以外にも各地で地震が頻発しており、筆者は読者諸賢の無事と、筆者自身の無事を祈るばかりである。とはいえ、それと同時にこの様な災害を意図的に引き起こし、ショック・ドクトリンを意気揚々と発動しようとしている輩共に対する憤怒をもしている訳であるが……しかし、筆者一人のみが憤激した所で、世は変わるまい。世の変革のためには多くの同胞に同様の危機意識を伝えなければならない。そのためにも、今週の時事分析を始めるとしよう。まあ、直接的に危機を煽る様な事象を扱う訳ではないので、目的が達成されるかは、実に微妙だが……それはさておくとして。

今週初めに扱う記事は、次のものだ。

これは歌手であるテイラー・スウィフト女史のフェイクポルノ画像(AIを用いた性的な偽画像)が急速に、そして唐突にインターネット上に拡散し、そのためにXが「スウィフト」という単語を検索不可能にした、という報道である。恐らく、読者諸賢もそう思われるであろうように、本報道は、特にこれといって政治的、或いは国際情勢的に重要なものではなく、何方かといえば、一個人に関する事件であり、謂わば芸能人のスキャンダル並みの重要度のニュースだ。下記の通りに、一部ではこの事件に政治的な意図を感じられている御仁も居られるようだが、

しかし、テイラー・スウィフト女史は所詮一介の歌手である。彼女の一存のみで、例えばキッシンジャーと同等の影響を政治に与えることは出来ないだろう。よって、この出来事は、現在起こっている米国内戦への気配に対するスピン報道か、

または、インターネットに対する統制強化の口実作りか、少なくとも以上の二つの意図を持ったものではないか、といったことが考えられる。だが、どうやらこういった情報も存する様である。

テイラー・スウィフト女史は所謂「魔女」であり、その魔女が報道で取り上げられ、Xにて不可視の存在となった……果たしてこれにどの様な意味があるのかは、筆者には分からない。だが、支配層の行う何らかの魔術的儀式の一環かもしれないと、憶測するばかりである。筆者はこういったオカルティズムには疎いため、読者諸賢の御助力を、是非賜りたい。
さて、一応世間ではこの事件に関して上の様な解釈が存在する様だ。上記の解釈の何れが正しいかに関しては、筆者には判断できず、また、どれも正解であり得る様に思われる。しかし、それを鑑みた上で、実は、筆者はこれらとは別に、一つの個人的な臆見を抱いているのである。無論、これも正解であるかは、分からないのだが。以下に説明するにあたり、筆者が今回の事件で持った一つの違和感について、述べることとしよう。
まず、今回のテイラー・スウィフト女史に関する事件で起こった事象というのは、主に三つである。
①テイラー・スウィフト女史のフェイクポルノが作成された。
②フェイクポルノが大量に拡散された。
③②を理由としてXにて「スウィフト」が検索出来なくなった。

この内、①と②に関しては、特に違和感のあることは無いだろう。テイラー・スウィフト女史は人気歌手であり、フェイクポルノが大量に拡散される可能性は大いにある。ただし、何らかの意図を以て、ある集団がこれを実行した、という可能性はあるであろうが、けれども、自然に起こった現象である、ということも否定は出来ない。問題は③である。この事件に於いて、当事者となっているのは「テイラー・スウィフト」だ。……ここに改めて述べるまでもないが。だが、Xは検索からの排除をテイラー・スウィフトではなく「スウィフト」としているのだ。テイラーでも、テイラー・スウィフトでもなく、他ならぬスウィフトである。思えば不自然であろう。スウィフトと言えば、スズキのスイフト(=SWIFT)、ガリヴァー旅行記のジョナサン・スウィフト、その他、様々なスウィフトが存するのである。つまり、スウィフトを検索から排除した場合、それらも検索から除かれることとなるのだ。これはポストの閲覧による広告費を稼ぎたいX社からしてみれば、非常に異様なことである。何故なら、検索結果を削減するということは、それだけ稼げた筈の広告費を削減した、ということになるのだから。一私企業であるX社の決定としては、利潤の追求に反する今回の決定は、ある意味異常とも言える。
つまり、ここから考えられるのは、スウィフトを検索から排除したこと「それ自体」に、何らかの意味があるかも知れない、ということだ。明らかに、今回の事件に於いてテイラー・スウィフト(=Taylor Swift)という個人名ではなく、スウィフトという一般的に用いられる単語を検索停止したのは、おかしなことである、と、筆者には感じられる。これについてであるが、筆者は一つの仮説を考えた。
仮説に用いる見地は、読者諸賢も御存知の通りであろうゲマトリア数秘術である。ある単語が強調して我々の前に、特に英語で提示される場合は、ゲマトリア数秘術的な符牒であることが多い。この線で考えてみると、スウィフト(=swift)は
swift=1105、462、77
である。これらの内、気になるのは、1105と77が、それぞれ7に関する数字である、ということだ。この際、462は捨て置くとして、それぞれ7に関する数字であることを考慮すると、1105には筆者の愛用するビル・ハイドリックのゲマトリア数秘術事典でも意味は記載されていなかったが(ヘブライ語 GEMATRIA: working TOC.<small> (オンラインアクセス用ではありません。</小 (billheidrick.com) を参照)77に関しては、7×11という風に分解出来る。7は主に、豊かさや力を意味する数字であり、11は混沌や始まりを意味する数字である。

つまり、今回の事件は、何れの7の意味に於いても「7の始まり」を象徴する符号だったのではないか、と考えられる。また、7という数字は経済とも関係の深い数字である。下記の記事を参照されたい。

所謂、「ラガルドのマジック7」である。ここから今回の7の始まりは何らかの経済的事象が開始される符牒ではないか、ということも推測される。因みにクリスティーヌ・ラガルド女史であるが、

この様な発言を2024/1/31に行っている。また、ラガルド女史とは直接的な関係はないが、日本に於いても

YCC終了という事象が起こる様である。以上を見ると、何らかの大きい経済的事象が発生する可能性は大きいように思われるし、また、今回の「Swift」検索停止事件の意味は、これであるようにも思われる。或いは、swiftは金融システムのSWIFTでもある。

swiftを検索出来なくした、ということはSWIFTに関する情報も同時に遮断されるという訳だ。これは非常に大きいことであろうと思う。SWIFTに何かが起こるのではないだろうか。しかし、事の実相は生じてからでないと、判断は容易には出来ないだろう。少なくともここ一ヶ月は、経済に要注意であるし、別の仮説も考えておいた方が良い。何しろ、我々は幾らでも解釈を持つことが出来るのであるから、これを利用しない手はない。

結局正しいことなど、事後的に分かるものなのだ。

さて、テイラー・スウィフトの他に気になった報道であるが、例えばこの様なものがあった。

モナリザはダ・ヴィンチの代表作であり、ダ・ヴィンチは秘密結社の結社員であったとされる。それにオレンジの塗料が振りかけられ、毀損されたらしい。オレンジはトランプ氏に繋がる色であり、

また、アイルランドの秘密結社にしてプロテスタントの「オレンジ・オーダー」に繋がる色でもある。
オレンジ・オーダー|アイルランドの政治結社 | NCGo (ncgovote.org)
これらを鑑みると、今回の事件は、今後起こるであろう、トランプ氏(またその背後の勢力)とその対立勢力との仁義なき闘争の予兆なのではないかと、筆者は考えている。となると、米国の動向に要注意だ。

以上で、今週の時事分析は終了である。殆どテイラー・スウィフト女史に関する記事となってしまったが、筆者自身は、彼女のファンでもなんでもないことを、ここに述べておきたい。そもそも、彼女の曲すら聞いたことがないのだ。その様な筆者が彼女を出汁にした記事を書くというのは、非常に烏滸がましく感じられる。読者諸賢にはどうか、ご容赦願いたい。
さて、岸田総理の施政演説に於いて改憲が提示されたこともあり、やはり今年は否が応にも激動の年となりそうである。全く、少しは連中にも止まってほしいものだが。

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