危険な新通貨発行
あと一日で水無月も終わる頃であるが、読者諸賢は如何お過ごしのことであろうか。来月は文月であり、順当に行けば本マガジンの連載が記念すべき50回目を数えることとなる。特に何を行おうと目論んでいる訳でもないが、実に喜ばしいことである。いや、取らぬ狸の皮算用とは、このことか。
その様な時節であるが、筆者は来る文月に対して非常な懸念を抱いている。というのも、来月には、以下に掲載する事象が発生するからである。早速だが、それについての時事分析を始めるとしよう。
その事象というのは、読者諸賢も恐らくご存知のことであろう、これである。
来る文月の三日、2019年から喧伝されていた新通貨の発行が、遂に満を持して行われることとなる。別段、新通貨発行というのは珍しい事象でもなんでもない。我々は聖徳太子が福沢諭吉になったことを知っている。けれども、良く新札を見ていただきたい。一万円札が「渋沢栄一」である。渋沢は一般的には日本資本主義の父という肩書で崇められているようだが、その実態は、単にロスチャイルドのエージェントであった。つまり、国際金融勢力の走狗である。その渋沢栄一が、万札の顔となった……これは、非常に大きい意味を、持っている。少なくとも、筆者にはそう思われて仕方がない。前任者の福沢諭吉はフリーメイソンであったが、これを鑑みると、今後の日本が行う金融・経済政策はロスチャイルドの意向を強く反映したものとなるのかも知れない。丁度時機良く、天皇もシティを新札切り替え前に訪れているし、この可能性は高いだろう。
シティの親玉は、言うまでもなく英ロスチャイルドである。ウォール街の主がロックフェラーであるように、ロスチャイルドはシティを牛耳っているのだ。今回の訪英は、今後の日本に関する「御用聞き」といった意味合いもあっただろう。何しろ、日本は、米国に対してもそうだが、英国の下僕でもある。天皇が英国から帰国した文月より、日本の政治が大きく動く可能性は、大いに考えられることだ。したがって、我々には今まで以上に、政治の動向に関してより注意深くなることが求められるだろう。
では、その様な状況における新通貨発行であるが、これは一体どの様な意味を、上記した以外にも持つのだろうか。幾らか筆者も考えてみたため、それを以下に記してみたい。
以前筆者はこの新通貨発行について述べたことがあるのだが、
この際には、新通貨発行と同時にデノミ政策が行われ、旧紙幣廃止からの新紙幣への切り替えが行われる、ということを予想した。無論、これが実行された時に狙われるのは万札等の高額紙幣である。今回の新紙幣として高額紙幣が入っている以上、無いとは言えない。また、このデノミ政策だが、インフレを抑制するために、通常行われるものである。ここ日本に於いて物価高が声高に騒がれ、更に声高に不況が囂しく嘯かれていることから見ても、日本経済は現在、隠れたスタグフレーションの状態にあるという見方は出来る。スタグフレーションとは、簡略的に示せば不況+インフレーションである。つまり、現在の日本に於いて、新通貨発行を期に、デノミ政策を発動してインフレを抑制する可能性は大いに考えられることなのだ。
現代に生きる日本人には夢物語に、或いは陰謀論者の戯言に聞こえるかも知れないが、実は日本では過去に一度、このデノミ政策が発動されている。
新円切り替え、預金封鎖、そして財産税の、正に悪質な「三本の矢」により、日本国民はその財産を搾取された。更に、これを無慈悲にも敢行したのは渋沢栄一の孫、渋沢敬三である。実に不気味な符丁ではないか。
また、これは関係があるかも不明であるが、この様な記事も2024/06/29付けで出ている。
新円切り替えで狙われるのは高額紙幣もそうだが、庶民が密かに蓄財しているタンス預金もである。新紙幣に絡めてタンス預金を話題として公衆の面前に引き摺り出す……あの戦後の悪夢が繰り返されようとしている予兆ではないだろうか。少なくとも、筆者にはその様に思われて仕方がないのだ。我々は、100兆ジンバブエドル札の悲劇を忘れてはならない。
或いは、上に示した記事では、タンス預金と同じくしてキャッシュレス決済も取り上げられている。キャッシュレス決済、と聞くと聞こえは良いが、その実態は消費者の資産の完全な把握であり、それこそ正に超管理社会の権化なのだ。これと新通貨発行がどの様に関連しているかだが、無論、上記記事の如き関連はあるものの、それよりもより強い符合を示すものがある。
ゲマトリア数秘術である。
今回の新通貨発行が予定されているのは2024/7/3だが、これを試しにゲマトリア計算してみよう。
2024/7/3=18
得られた結果は18である。この18だが、666と同値として扱われることが多い。本記事に於いても、これを666と同じ意味を有する数字として扱う。666だが、これに関しては三週間前の筆者が記事に纏めている。
この記事を参照すると、即ち、666とは「新約聖書のヨハネ黙示録における子羊の角に似た二本の角を有し、竜のように物を言う第二の獣によって富者貧者自由人奴隷問わず、全ての人間の右手か額に付される刻印」である。更に、ここからが重要なのだが、この刻印がなければ物を売ることも買うことも出来なくなってしまうのだ。これは暗号通貨(デジタル通貨)を用いた徹底的な資産把握、及びその使用用途の監視を意味している、という解釈も出来る。元来、新通貨発行から何れかの段階で円がデジタル通貨(CBDC)へと移行し、国家による全面的な資産監視が行われるのではないか、といった言説は実しやかに囁かれているのである。そして、そのデジタル通貨を使うためには、666の刻印と似た何か(例えば体内埋込式マイクロチップやマイナンバー)が必要とされるため、紙幣は何時か「焼かれる」こととなる、とも。紙幣の特性の一つには、匿名性が挙げられる。監視に、匿名性は不要であろう。
さて、その様な曰くのある数字、666=18のゲマトリアを有する日に新紙幣が発行されようとしている。これは、紙幣による自由経済から、デジタル監視による統制経済への転換点を意味しているのではないだろうか。或いは、これが筆者の杞憂であれば、良いのだが。
以上、新通貨発行で懸念されるリスクについて概観(分析?)してきたが、如何だったであろうか。何も起こらねば良いが、天皇がシティにお伺いを立てた以上、金融や経済で何らかの重大な事象が起こると考えて動かねばならないと、筆者は思う。そして、その際の指標となるのは、恐らくここまで明確に示されている以上、18や666に関連する数字であろう。
是非とも、提示される数字に注意するよう、読者諸賢には勧めたい。
それである程度の危機は、回避できるかも知れない。
宜しければ御支援をよろしくお願い致します。全て資料となる書籍代に使わせていただきます。