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揺れる大国

既に10月も終盤に差し掛かり、早朝の涼気を感じられる様な時期となった。読者諸賢は如何お過ごしのことであろうか。それに比すると、正しく我々を取り巻く情勢は烈火の如く燃え上がっている。筆者の見る所では、2022年のウクライナから始まり、その舞台は預言の本陣であるイスラエルと移り、そして中東の火種を極東へと必死に運ぼうとしている不埒な勢力が、どうやら存する様である。隣国の中華人民共和国に於いても大きい動きがあったため、情勢をしっかりと把握すべく、今週の時事分析を始めるとしよう。

まず扱わねばならないのは、次の報道であろう。

なんと中国政治に於ける大物であり、習近平氏の次の序列、即ち、序列第二位にも上り詰めた男、李克強氏が突然の心臓発作にて死去したのだ。一部では確執があったとされる習近平氏による暗殺が実しやかに囁かれているが、筆者としては、これは断言出来ない。けれども、その可能性が無いとは言えない。何故なら、習近平氏の派閥が北京閥であり、対して李克強氏の派閥は上海閥であるとされているが故である。
上海幇 - Wikipedia

また、上海閥、即ち江沢民派は、ロックフェラーと関係を有しており、この派閥が台湾有事の遂行を目論んでいる、という情報も散見される。現在の状況を見ると、以前の記事でも述べた様に、

イスラエル・パレスチナ戦争に関連して「台湾有事」の勃発が騒がれている。それに、中東の戦火を極東に持ってこようとする動きも見られる。

中東戦争に於いて日本は明らかに主要なプレイヤーではない。にもかかわらず、この報道が為された理由は、正しく、この中東戦争を種火として極東を次の戦場にするためであると推測される。以上の様に、中東から極東へ、次の戦争を起こそうとする動きは多い。こういった情勢の中で、習近平氏が台湾有事を望んでいないという情報もあることから、
台湾有事が当面は起こらない2つの理由:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)
習近平氏が、台湾有事を望む派閥である上海閥の代理人、李克強氏を排除した、ということも言えなくはないのだ。ただし、これはあくまでも習近平氏が台湾有事に対して消極的であることに依拠した見方であるが。無論、これ以外の見方も存する。

けれども、昨今の中国に関連する要人の死亡記事を見ると、どうもこの見方が一定の正しさを有している気はしないでもない。次の記事を御覧いただきたい。
毛沢東のライバル王明の息子がモスクワで死去 (msn.com)
これは少し前になるが、毛沢東の敵対者であった王明氏の息子である王丹芝氏が病死したという報道である。記事中には病死、とあるだけで詳細な死因は明らかにされていない。この報道が先述の李克強氏死去と何の関係があるのかと言えば、それは「ロックフェラー」という一点なのだ。中華人民共和国の祖、毛沢東は在職中にロックフェラー財団が設立した「協和医院」を「反帝医院」へと改称し、勤めていた医師達を部下である紅衛兵に侮辱させた。
プロレタリア文化大革命 (y-history.net)
この所業を見る限り、毛沢東(とその背後の勢力)はロックフェラーとは対立する立場にあり、その毛沢東の対立者であった王明はロックフェラー派閥の人間であったことが推測される(誤っていたらご容赦いただきたい)。その王明の息子であった王丹芝氏がモスクワで没し、その僅か17日後に、ロックフェラーと近しい江沢民派であった李克強氏が身罷った……果たして、これは偶然であろうか。とても筆者には、そうは思えないのだ。これを裏付けるかのように、こういった記事もある。
【解説】 中国で高官が相次ぎ消息不明 習政権に問題が起きているのか - BBCニュース
このことから、習近平氏が対立派閥の人間を次々と「粛清」しているのだ、という見方は出来るだろう。
(ちなみに、李克強氏の死亡日時は2023/10/27であり、これをゲマトリア計算すると17である。奇しくも、王丹芝氏の死亡からの経過日数と一致するのだ。これに何の意味があるのかは、筆者には分からない。一つ思い当たるのは、17=Qとすることである。これは筆者の朧気な記憶なので確証が無いのだが、確か匿名党に於いてQanonを反英米派閥と見る見方があった。反英米=BRICSである。無論、ロックフェラーはG7側であるから、これらの事件の背景には、やはり多極と一極、といういつもの構図が控えているのかも知れない)

さて、大国と言えば、我々の世界にはもう一つある。アメリカである。アメリカもまた揺れている。
唐突に下院議長が変わり、

大統領候補であるロバート・ケネディ・ジュニア氏の自宅に侵入未遂事件が起こり
米大統領選・ケネディ候補宅で侵入未遂事件 伯父JFKと父は暗殺 (msn.com)
挙げ句、メーン州に於いて銃撃事件が起こる有様である。

特に、メーン州の銃撃事件の死者は18である。18はよく666と同一視されるため、この銃撃事件は注意に値するものであろう。「666」のゲマトリア的意味には、
①大いなる獣
②世界の損害
③反キリスト

等がある。この中東情勢が悪化している中で、実に不穏だ。
「次々と愚かな決定」を下している 米国の政策は人類を第三次世界大戦に導いている=マスク氏 - 2023年10月25日, Sputnik 日本 (sputniknews.jp)

また、米国の崩壊が以前より噂されているのは、読者諸賢もお気づきのことであろう。
米国の完全崩壊、回避策はただ一つ=独実業家 - 2023年10月27日, Sputnik 日本 (sputniknews.jp)
イーロン・マスク、人類は再び「ローマ帝国滅亡」を目撃しようとしている (msn.com)
アメリカによる中東への本格的な介入が報道される中、

何れにしても米国(と、その衛星国や属国)は、やはり混迷の時代を迎えるであろうと、筆者には思われる。

さて、本記事の内容は以上だが、迎える11月、どうも不安である。11のゲマトリア数秘術的意味は「始まり」であり、10月の時点で既にこの様な状況であるから、11月に何が起こるか、全く予測出来たものではない。しかし、その様な状況で、将来の予測に役立つ方法が一つ得られそうだ。次のネズミさん氏の投稿を見ていただきたいのだが、

どうやらソネット暗号が、今後の予測の鍵となる様だ。筆者もこの投稿に触発されて目下これを調査中なのだが、読者諸賢も、この暗号をご一考されては如何だろうか。少々筆者の見た所によると、ゲマトリア数秘術が根本のシステムの様に思われるため、筆者の投稿に触れている読者諸賢であれば、学習し易いことであろう。
だが、何れにせよ重要となるのは、現状を冷静に見極める眼を養うことである。11月を迎える前に、それを鍛えることに努めるのは、恐らく良いことだ。


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