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逃げる ということ

最近観たNHKのインタビュー番組で 私の大好きな五味太郎さんの特集をしていました。
日本に住んでいた頃 長男を寝かしつけるときに読み聞かせをしていて 
よく色々な絵本を読んであげたことを思いだしました。
その一冊に五味太郎さんの絵本があって 何回も何回も読んであげたな。
カラフルでリズミカルでシンプルでユーモアがあって、大人の私も心がワクワクする絵本でした。
まどからおくりものというタイトルの絵本でした。15年以上経った今でも長男の部屋の本棚にあります。

その五味太郎さんのインタビューの番組で御本人が
逃げる ことの大切さについて語られていました。
嫌なことや楽しくないことを辛抱して耐えて続けることが美徳とされる社会でそれをやめたら逃げるように見えるけど それは社会や会社がやめさせないために思い込ませて信じさせているだけで 本当は良くないことだ、嫌なことから逃げ出して 今よりも少しでも楽しいこと、いい環境に身をおいたほうが良い、逃げる事で考えるチャンスが生まれ進む事に繋がる。
逃げるというネガティブな響きを あえてポジティブに変換させてしまう
発想に共感しました。

ひよこがにげた
というタイトルの絵本がその気持ちを表現していたのですね。
この逃げるという言葉に秘められた奥深い意味を改めて考えさせられました。そしてこんな素敵な絵本に出会えたうちの息子たちにもこの絵本の意味が伝わればいいなと思いました。
時には逃げて休んで考えて 心に素直になってみることが大切なんだと
教えてくれた絵本でした❤




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