子どもは言葉の魔法使い
最近、今の仕事にモヤモヤすることが増えて、
それをきっかけに、気分転換も兼ねて
自分ってもともとどんなことが好きだったんだっけ。
と考えるようになった。
ヒントになるかなと、過去の写真や大学の頃好きだった講義のノートなんかを
読み返してみたりしていたのだが、
そんな中で幼稚園や学童保育でボランティアをしていた頃の日記が出てきた。
…日記、というほどマメでもなかった。気が向いた時に残したメモ書き、という方が正しい。
子供の教育を専門に学んだことはないけれど、前から興味があって、
大学生の頃、ご厚意で受け入れてくださった幼稚園や学童保育でボランティアをしていた。
その時の子供たちの言葉がとにかく面白かったりはっとさせられたりで、
心に留まったものはなるべく書き留めておくようにしていたのだ。
メモを見ていたら、その時の驚き、感動を思い出して幸せな気持ちになれたので、
いくつかシェアしてみようかな、と思う。
まずはこんなほっこりエピソードから。
外遊びの時間、子供たちが双眼鏡で遊んでいた。「先生が見えるよー!」と嬉しそうに言ってくれるので、「先生にも●●ちゃんが見えてるよー!」と返すと、ニッコニコ。双眼鏡越しに見える景色、ワクワクするよね。
嬉しそうに見えるよー!と報告してくれるので思わず笑顔になっちゃう。
レンズを通すだけでこんなにワクワクするのって、なんでだろう。
そして、クスッと笑えたのはこちら。
宿題をしている女の子が、何やら真剣に考え込んでいるので見守っていたら「あー指が足りない!貸して!」と言ってきた。どうやら引き算をしていたらしい。可愛くて笑ってしまったのだけど、妙にデジャブだった。…これ、昔の私だ。
指を使うのは算数苦手あるあるだと思っているのだけれどどうでしょう(笑)
そしてこんなエピソードも。
「好きなところにいる自分」をテーマにみんなでお絵かき。公園とか、アイスクリームショップとかみんな思い思いの場所にいる自分を描く中で、ある子が家族みんなの絵を描き始めて、(家族旅行でどこか行ったりしたのかな?)と見守っていたら、背景も何にも描かずに「できた!」と満足げ。なるほど、この子の好きなところ=家族なんだなあ。
彼女にとっては、「どこにいるか」じゃなくて「誰といるか」なんだなと思い、
今でもすごく印象に残っている。私も勉強になった。
子供たちはまるで言葉の魔法使いだ。
当時魔法使いたちの言葉を聞くのが毎日新鮮で楽しみだったこと、
久しぶりに思い出した。
予測不可能で、だからこそすごく面白い。
子供の発達心理とか教育とか、改めて勉強してみようかなあ。
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