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仕事は選ばない。その代わり、私は人を見て判断する。

 私の働き方、私らしい働き方……。

 好きなことを仕事に出来ているなら、それこそが私らしい働き方なのでしょう。

 そうして生きてみたい……。

 ですが、現実は違うのですよ。


 軽く職歴を書くとですね。

 新卒で小売業を3年半、そのあとは退職して半年休養をとりました。そして、今は工場で仕事をしています。

 物書き、ライター、小説家というなりたい職業とはかけ離れた場所に居ます。というか正反対の位置にあるかもしれませんね(;'∀')


 でも、これは私の決めた道です。今更、「あの時、こうしていれば」とは思いません。たまに過去を振り返ることはありますが、「勉強しておけばよかった」とかも特になし。

 自分の生き方、考え方、経験やスキル。それらを踏まえて今があるのですから。過去を見て妬んでも仕方ないのです。


 こんな書き方をしている私ですが、本当に凡人です。

 私は別に能力が高いわけでも、スキルや資格を持っているわけでもありません。資格といえば茶道の初級をとったくらいです。

 免許すらありません。(取らなきゃ……というフワッとしたものは感じております。)


 体力も一般的、知識が豊富というわけでもない。歴史なんてほとんど覚えていないし、数学ができるわけでもない。

 THE凡人と言ってもいいかもですね(;'∀')アハハ……


 まぁ、そんな私の長所を強いて言うのなら、他の人よりも周りを気にしやすいこと、ですかね。

 仕事中でも、困っている人が居たら様子を伺ったり、手伝ったり……。そのせいでというか、そういう性格だったので、小売業は精神的に参ってしまって退職しました。

 他の理由としては、働いた分の手取りが見合っていなかったり、自分のことしか考えない人たちが多くて嫌になったり。

 残業が毎月40~60時間。担当している売り場の利益は月1000万を超えているのに、家賃諸々を引かれて手取りは15万ほど。

「ああ、頑張っても次で昇給しなかったら辞めよう」

 最後の方はそんな思いで働いていました。

 完全に辞めようと思ったきっかけは「上司が気分屋だったこと」ですかね。その日の機嫌で対応が変わるような上司の下で働きたくありません。

 自分の性格を考慮して、自分なりのやり方で前年比の売り上げも利益も超えているのに、特に昇給もなく……。

 なので、「よし、辞めよう( '∀')」と、適当に理由をつけて退職しました。


 自分で言うのもあれですが、優しい人や気遣いができる人は小売業で働くのは厳しいかもです(;'∀')あれは一種の人助けの世界です。



 あと余談ですが、私が最も嫌うことは「私の信念に対して、曲がった行為をされること」です。( ̄▽ ̄;)上司の「気分で人に当たる行為」も大嫌いでした。


 というわけで、前職は小売業、ディスカウントストアと呼ばれるような会社で新卒から正社員になりました。

 新しいことばかりで最初の頃は楽しかったです。レジや発注、クレーム対応、店のレイアウト、商品の位置を入れ替える棚替えという作業などなどエトセトラ……。

 しんどかったことも上司や先輩に怒られたことも懐かしい思い出です。

 兵庫、京都、大阪、岐阜、愛知……合計9店舗で働かせてもらいました。

 2020年2月に退職したのですが、未だにどこに行ったのかは覚えているみたいですね。(;'∀')

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 時々、こうして写真を撮ったりもしていました。これは結構お気に入りなやつです(*´ω`)太陽と虹色、電柱が墓標にも見える綺麗で儚い感じがいいのです。


 と、話がずれてしまいましたが。

 そのあとは半年間、精神的な疲れを癒すために実家に戻ってゆっくりと過ごした――――――というような感じです。

 そして、2020年8月。転勤が嫌だったので地元の工場に就職。今はサビ残もなく、基本は定時あがりのゆったりとした仕事をしています。


 コロナが流行する手前でしたので、あっさり就職できた私は家族に報告。

 家族や友人にもすごい尋ねられたのが、

「小売業から工場に行くの……?」

 と、不思議そうな顔で聞いてきます。


 畑違いの業種に両親も姉も心配していたのですが、小売業の忙しさ、力作業、パソコンの基本操作などはある程度できるので問題はなかったです。

 少しストレスなのは、教えてくれている上司の人が怒りっぽいところですかね(;'∀')嫌いで苦手なタイプですが、教えてもらえるなら我慢するのです。


 それに、小売業の人間の多い場所に比べれば、一人の人間を相手にするのは難しくありません。

 感情的に怒られても、「ああ、こういう理由で自分が悪かった」と、自分なりに解釈すればいいだけなのですから。逆に「自分も悪いけれど、これは向こうにも非がある」とか。

 怒鳴られると精神的に辛いものはありますけどね(;'∀')もう少しでその人が引退なので、後釜の私が雇われたらしいです。


 あれ、なんの話だったかな…………。

 えっと……そうだ、「私らしい働き方」でした。

 口下手なのに文章だけはこうして書けるんですから不思議なものです。

 長かったら申し訳ないです……。まだ続きます。(;'∀')


 他の人たちは「自分が好きなことをする」とか「自分の環境に合った仕事を選ぶ」とか書いているのかな。あまり人の文章を読む性格ではないのでよく分からないのですが……。

「いや、読めよ……」

 と思われるかもしれませんが、荘厳な雰囲気のするものに惹かれやすいせいか、普通の出だしだと読めないのです……。



 ということで、小売業と工場で社員を経験させてもらっている私の働き方について書いてまいります。

1,「仕事上だけの付き合いを基本とする」

 だって、人間関係がこじれると面倒くさいじゃないですか(;'∀')別に深く関わる必要がない人とはプライベートは過ごしませぬ。

 人間としてしっかりしていて頼りになる。それでいて私にはないものを持っているなら、私はきっと好意を寄せるとは思います。(でも、人見知りなので人付き合いがそもそも下手なのです……。と、愚痴をこぼしてしまいましたすみません……。)

 あと、私は一人の時間がないとストレスなので、仕事とプライベートはきっちり分けたい性格のようです。


2,「注意されたことはきちんと振り返る」

 バイトでも社員でも、「あ、はい。はい」みたいな返事で流している人が居ますが、あれは成長する見込みがないです。もはや音に反応するだけの生き物なので注意するだけ無駄です。

 小売業の時に売り場の担当者もしていたので、バイト数十人を教えてきましたが、聞く気のない子は本当に覚える気もないです。なので、簡単な仕事、誰でもできる仕事しかさせませんでした。

 それすらも真面目にやらない子は何回か言ったあと、それでもやらなければ、もう最低限の仕事をしてもらうだけで終わってもらいます。

 その子に対して考えると、一方的にこちら側がストレス溜めてしまうだけなので、適当にレジとかに放り込みます。

 「反省をしない者は、成長という先に進むバネを得られない」のです。


3,「仕事のできる人と人間として信用できる人を見つける」

 前者の「仕事のできる人」とは、観察すれば自分の成長につなげることができる最高の素材です。

 自分自身になにが足りないのかを知った時、誰がそれを持っているのかを見分けることができれば、効率よく仕事を吸収していけます。それは仕事をする上でも、人間としても良いものです。


 そして後者の「人間として信用できる人を見つける」ですが……。

 これは、職場の人間によるので難しいです。いわゆる「人間性」というもの。これを見抜くには話し方や動作、自分から話しかけた時の相手の対応、他にも状況によって、最終的に「信用できるかできないか」に繋がっていきます。

 でも、この「人間として信用できる人」を一人でも見つけておけば、落ち込んだりストレスがたまった時に助けてもらいやすいです。

 一人きりで抱え込んだストレスは消すことが難しいのです。


 ただ、もしそういう人が居ない場合は、「全員の味方」をするか「誰の派閥にも入らない」という選択をした方が仕事がやりやすいです。

 どっちつかずの人を、人間は仲間に入れようとするので、上手に相手をすれば敵を作らずに過ごせるでしょう。


 ちょっと休憩がてら写真を挟みます(;'∀')長くてすみません……。

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 さて、ではまとめに入ります。


 まず、仕事を選べる立場ではない私は、仕事を選びません。なぜなら、私には仕事を選ぶ資格・能力がないのだから当然といえば当然のことです。

 これを悪く捉える人も居ますが、逆に言えば「ある程度の仕事ならなんでもできる」のです。


 聞いて覚える、見て学ぶ、触って覚える……。


 他に集中せず、仕事中は仕事のことを懸命にする。

 ただそれだけでいいと私は思います。

 それが好きでも嫌いでも、とりあえずやる。

 働かないと生きていけないのなら、やるしかないですしね。(;'∀')「四の五の言わずに働け」とは、もしかしたら良い言葉なのかもしれません。



 今は「仕事に価値を求める時代」ですが、私は「出会う人間に価値を求める」ことに重きを置いています。

 それは私の成長につながるから。


 感情的な人も、優しい人も、怖い人も、微妙な人も、面白い人も、変な人も、ちょっと臭う人も、変わった人も。

 すべて、私の記憶や感覚に吸収されていく。私の糧になっていく。


 私はなにも持っていないからこそ、

「周囲の人の良い所を盗み、悪い所を見て学ぶ」

「ただまっすぐに仕事をして、その最中に人を観察する」

 を繰り返すのです。

 あとは「同じ失敗をしないように、注意されたことには重々、気を付ける」ですかね。


 長くなりましたが、これが「私らしい働き方」かな。


 あ、あとは「自分の価値観・考え方の合わない人とは一緒に仕事をしない」でした(;'∀')相手にも自分にもデメリットしかなかったので……。無理してお互いに仕事関係を維持するのは無駄でした。



 さいごに。

 これは才能もスキルも資格もない、凡人の生き方・考え方です。

 何も持っていないことをネガティブに捉えず、「とりあえずやってみるか」というような、少しだけ前を向いて歩く感じですかね。


 最初から上手にできるわけがないのだから、少しずつでいい。

 ただ、その「少しずつ」の中身が大切なのです。

人を変えることはできないけれど、誰かの心に刺さるように、私はこれからも続けていきます。いつかこの道で前に進めるように。(_ _)