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福岡旅行で「丁寧な暮らし」について考えた

福岡に行って来た。

生まれて初めての福岡旅行。

今回はザ・観光地へ!!というよりは、薬院エリアを中心としたカフェ巡りをメインとした旅だった。


感想から言うと福岡最高。


東京ほどせかせかしていないのに、おしゃれでハイセンスなお店がたくさん。美味しいものもたくさんあるし、地下鉄も分かりやすい。


この旅のなかで、多くのカフェを訪れたが、「cafe×生活」を謳っているお店が非常に多かった。例えば、一階はコーヒーショップ、二階はポップアップストアとして各々のデザイナーの持ち寄りの品が売られていたり、服が売っているお店も少なくなかった。


(▽福岡市内のカフェ「くらすこと」。店内は服から日用のキッチン用品まで生活雑貨で溢れている。)


(▽同じく福岡市内「NO COFFEE」。店内は靴やトートバッグを含むオリジナルグッズが並べられている。)


こうした衣食住の全面デザインの展開は福岡に限らず注目されてきており、丁寧な暮らしを動画にてアップロードするyoutuberも登場し始めているくらいだ。


時間をかけて作られた健康的な食事に、オーガニックコットンで作られたワンピース。そして雰囲気のある落ち着いた可愛らしい雑貨と、それに見合う空間デザイン。シンプルなのに完璧、と言う言葉がぴったりだった。


なぜ、人は丁寧な暮らしを求めるのだろう?


丁寧な暮らしにもちろん憧れはあるが、実際に自分が送るとなるとちょっとめんどくさい。しかも丁寧な暮らしの継続にはそれなりにお金も時間も必要となる。だから、衣食住と向き合うことよりも、楽さを選んでしまったり、ついつい自分の時間を優先してしまう。


それくらい、丁寧な暮らしって実は非日常なんじゃないのか、と思ったりする。


モデルルームとか、IKEAの一角に作られた部屋のサンプルみたいなもので、程度に差はあれど、作られた暮らし。

ある意味暮らしを作ると言うことは、服がすき、とか料理をすることがすき、が全て延長戦で一緒になったものなのだから、一種の趣味にカウントされるような気もする。


そして、丁寧な暮らしは人から見られることを前提としている気がする。


インスタグラムが普及して、生活と写真が結びつけられるようになってから、丁寧な暮らしとそこで暮らす人々は現れるようになった。


見られる暮らし、見られてもいい暮らし、の在り方とも言えるかもしれない。


スキューバダイビングの体験のように、わたしは、福岡で丁寧な暮らしを体験した。そしてそれは、とてもとても楽しかったし、シンプルに心地よかった。


まあでも、体験するくらいが私には合っているのかなとか思ったり。(笑) 自分でその暮らしを作り上げて、継続できる気は全くしない。ずぼらでごめんよ……。


だから、福岡の丁寧な暮らし、ぜひまたお邪魔させていただきます。


ありがとう福岡。


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