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仕事でのつながりは意外に脆い

以前研修で50代向けのシニア向けのライフキャリア研修を企画運営したときのことです。講師の先生は人生経験豊富な方ということで個人事業主をされているエネルギッシュな70歳の方にお願いしました。かつては大企業で本部長を務め、役職定年で部長補佐的なポジションについたそうです。

役職定年になった当日デスクは部門とは離れた離れ小島。昨日まで部下だった新部長からは腫れ物に触れるように扱われ、遠回しに「座っていていただければいい」と言われ、とても居心地が悪かったそうです。

そして決局、数年で独立のために依願退職するそうなのですが、ほとんど社内社外含め連絡をくれた人はいないそうです。仕事でのつながりは予想以上に希薄な関係であると悟ったそうです。

退職以降は地元やFacebookのコミュニティを広げるところから始めて独立から1年でやっと収入になるようになり、今では休みがないほど仕事が回ってくるけど楽しくて仕方がないとおっしゃっていました。

仕事の関係を履き違える人が多い

「指示をする人」と「される人」
「評価をする人」と「される人」
「お金を払う人」と「貰う人」

それぞれは役割の違うだけのはずなのに、いつの間にか『「偉い人」と「偉くない人」』や『「強い人」と「弱い人」』にすげ変わっていることが多い。

仕事関係は相手を「パートナー」だと思えるかから始めよう

仕事の関係は、相手が誰であれ家族やパートナーと思い仕事をしなければ、本音で語り合うことも、成果を分かち合うことも、相手とケンカすることもできないのではないかと思います。

私ももうしばらくサラリーマン人生が続く予定ですが、しっかりと『人』としてのつながりを大事にしていこうと思います。

それがSNSをはじめた理由の一つでもあります。今はネット上のつながりかもしれませんが、いつかお会いできる日を想いながら、SNSを通して多くの方と『人』としてのつながりを増やしていきたいと思います。

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