婚活がうまくいかない理由vol.20【価値観が合いません】
「価値観が合わない」という言葉は、とても便利ですよね。
婚活に限らず、「価値観が合わない」と感じる場面は、日常でもあるのではないでしょうか。
「この価値観が合わない」についての婚活以外の場面でのお話は、また別で書きたいなと思っていますが、まず、婚活で聞かれる「価値観が合いません」について、今日は、お話できればいいなと思います。
ちょっと長くなりますが、ご興味のある方はお付き合いください。
１．価値観の違いを感じるのは、どんな時？
カップルの場合、価値観が合わないと感じる理由はなんでしょうか？
「金銭感覚がちがいます」
「仕事や働き方対する考え方が、全くちがいます」
「結婚や将来に関する考えが合いません」
「相手の趣味が理解できません」
などが、あげられるでしょう。
実際にご相談いただく内容も、この手のお話は多いですね。
ちなみに、私と夫の場合も果てしなくあります。笑
共通点の方が少なくて、価値観が違うところの方が多いかもしれません。
細かいことを言えばきりがありませんが、例えば
夫は、旅行嫌いで、運動大好き。
私は、旅行大好き、運動嫌い。
夫は、新しい、流行の物好き
私は、古いもの、歴史あるものが好き
夫は、細かくて片付け大好き
私は、おおざっぱで片付けが苦手
夫は、デザイン重視
私は、機能性重視
こんな感じですから、旅行に無理やり夫を連れて行っても、
行く場所も、やりたいことも、全く合いません。
ちなみに先月も、サーキュレーター1個買うだけで、
２週間近くもやり合いました。笑
夫は、見た目がカッコよくて、威力のある大きいサーキュレーターをほしがっていたのですが、当然高額です。
一方、私はというと、涼しくて、収納しやすいコンパクトのもので良かったので、安いもので充分だと考えていました。収納時に幅とらないですし、1年で何回使うのかという点で、安くて十分だ！という話だけで、２週間平行線。
その間、ヤマダ電機に２人で２回いって、店頭でも話し合いましたが、どちらも決められず、無駄足に終わりました。
結局、今年は私の言う安いのを買って、来年は夫が好きなものを買う！ということで、3回目のヤマダ電機で決着がつきました。笑
すみません、私の話が長くなってしまいましたが、つまり、こう言いたいのです。
結婚してからだって、価値観の違いに気づくのです。
婚活中の数カ月の間だけで、その人のすべての価値観を理解することなんて、当然できないのです。
２．婚活でおさえるべき価値観
とはいうものの、どんな価値観を持った人かもわからず、結婚することはできませんよね。
婚活中に、最低限、自分とお相手の価値観を比べるための、結婚における価値観チェックポイントをお伝えします。
超重要です。
結婚における価値観チェックポイント
❶結婚後、どんな家庭にしたいか
❷将来に対する考え方（子供や住環境など）
❸自分とお相手の家族に対する考え方
❹結婚後の働き方
❺食生活
❻金銭感覚
❼趣味
❽健康
最低限ここを押さえておきましょう。
▶❶「結婚後、どんな家庭にしたいか」と「将来に対する考え方」は似ていますが、「結婚後、どんな家庭にしたいか」これについては、ざっくりとで構いません。「笑顔があふれる楽しい家庭」とか「二人で支え合って楽しく過ごせる家庭」とかそんな感じ。
家庭のイメージの共有ができているか、まずはじめに確認しましょう
▶❷「将来に対する考え方」は、それよりも具体的なことです。
例えば
・子供は何人ほしい
・ペットを飼いたい
・自給自足に憧れている
・海の見える場所に暮らしたい
・将来は実家を継ぎたいと考えている
・将来は親と同居したい
・将来は海外で暮らしたい
細かくなれば、もっと細かく色々でるでしょう。その人の大切にしていることが見えてくるはずです。
ただし、これらの質問は、親密な関係になってから、するようにしましょう。早すぎる場合は、良い方向に転びません。タイミングに注意です。
▶❸「自分とお相手の家族に対する考え方」は、お相手と家族との距離感を知ることが大事です。
家族想いの人と、家族を顧みない人では、結婚後に、ご自身の両親を大切にしてもらえないことによる、夫婦間の亀裂も十分にありえます。
また、子供ができたときの子育てのサポート体制も、実家を巻き込むか、そうでないか、それぞれの家庭の考え方によっては、夫婦間で意見の衝突に発展する場合もあるでしょう。
ここでは、お相手やあなたに両親や兄弟がいる、いないに関わらず、家族と「どういった距離感」で、「家族に対して、どう思っているのか」を知ることが大事です。
▶❹「結婚後の働き方」は、男性にも女性にも言えることです。
例えば、男性の場合は、今はサラリーマンだけれども、ゆくゆくは独立したい場合もあるでしょうし、女性の場合は、今は働いているけど専業主婦になりたい場合や、結婚しても働きたい場合などがあるでしょう。
お互いがしっかり納得して結婚できていれば、不要な価値観の相違とはなりません。
また、あなたのご実家もお相手の働き方に理解を示してくれているかどうかも、重要ですね。
女性の実家の場合は、娘を託せる男性なのか？そういう視点で見られますので、きちんと誠実に、ご説明すればわかっていただけると信じて、お話をしておきましょう。
男性の場合も、お相手の女性が結婚後も働く場合は、ご家族にお伝えし、サポートをお願いするぐらいが、優しさと言えるでしょう。
▶❺「食生活」によるすれ違いは、意外にも多いもの。
一緒に食べる回数も多いですし、大切な記念日など、お祝いの場面でも食事はでてきますよね。食生活は、どんな人も母親（父親）に影響されている部分が大きいので、実は根深い問題でもあります。
お相手の食の好み（偏食等）や、食事への考え方（食べなくてもいい/飲んでいればよい/手料理じゃなきゃ嫌だなど…）などが、自分と合うかどうか、チェックしましょう。
食事は、日常に直接影響するからこそ、ストレスになりやすいものです。デートで食事のタイミングもあるでしょうから、きっちりはお話の中で、チェックしましょう。
▶❻「金銭感覚」は、結婚するとなったら大事ですよね。
・この人は、何にお金をよく使うのか？
・どんな時にお金をだすのか？
・お金に対してどう思っているのか？
・お金を貯められる人か？（運用も同様）
など、金銭感覚に対する考え方を、普段の言動や働き方などから、推測し、真剣交際の時には、恥ずかしがったり、失礼かな？と思わず、きちんとお話するようにしましょう。
恋人同士、であれば金銭感覚については、チェックの必要はありませんが、結婚すれば、どんなお金も「2人」のもの。共有財産です。何に、どれぐらいお金を使って、どんな収入なのか、話し合うことは、結婚する時に必要になります。
▶❼「趣味」は、金銭感覚につながる部分です。
お相手の趣味を、あなたが受け入れられるか、それによってすべてか決まります。例えば
・ アニメ/フィギュア収集
・ アイドルのおっかけ
・ ゲーム漬け
・ ギャンブル
・ 釣りやゴルフ
・ スポーツ観戦
これらは、普通の趣味であれば問題ないですが、どれくらいの「ハマり具合か？」その度合によって、あなたが許容できるかどうかが変わりますよね。
「そんなことにお金を使って、なんで私といるときに使えないのか？！」「そんなにアイドルが大事か？！」とならないように、見極めましょう。
▶❽「健康」は、忘れられがちですが、全ての基本です。健康でなければ、趣味も、働くことも、食べることもできませんから。
そして、結婚する上ではこの「健康に対する考え方」が重要です。
・健康診断に全くいかない人
・病院嫌いな人
・タバコやお酒の量を守れない人
こういう人と結婚した場合、本当に苦労します。こういった人は、独り身であればよいのですが、結婚したら、今まで以上にお相手のために自分を戒め、大事にしなければなりません。あなたの健康が損なって、涙を流す人が増えたからです。
よく「夫が子供が出来たのに、タバコをやめてくれません、どうしたらいいでしょうか？」というお話を聞きます。
これは、健康に対する価値観がそもそも違うからです。
「子供や妻のために、自分を大事にしなければ」と思えば、辞められるでしょうし、「そうは思っていても、好きなものをやめられない」という場合もあるでしょう。逆に、子供が生まれて責任感が増して、タバコを辞められる方もいるのです。
「健康」でいることは、自分のためであるようで、結婚したら、相手や家族のため「健康」なのです。忘れないでください。
３．価値観が違う場合でも、乗り越えられるもの
これだけの、価値観のチェックポイントの全てが埋められない場合、全てが〇でない場合があっても、当然です。
全ての価値観が一緒の人なんていないのです。
しかし、それでも乗り越えられる唯一のものがあります。
それは
「愛」
ですよね。
愛していさえすれば、お互いを思いやっていさえすれば、すべての価値観が、あなたと同じ必要はありません。
「愛」はベースにあって、だから、違う価値観であっても「この人のことが大切だから、今回は譲ってあげよう」「仕方ないな」と許せるのです。
そう考えると、やはり「愛」というのは偉大ですね。婚活だって、条件だけで結婚する人はいませんから、最後はやはり「愛」ですよね。
４．価値観は、埋められる
今お話ししたように、そもそも、価値観なんて違くて、当たり前です。育った環境や関わってきた人間が全く違うもの同士が、結婚するのです。国際結婚しているカップルなんかは、日本人同士の結婚の比ではないでしょう。
それでも一緒にいられるのは、「愛」があるから。
そして、その人のために「歩み寄れる」からですよね。
「価値観が違うのは当たり前である」ことを理解し、それを埋めるための努力や思いやりを持っている人、そういう人と一緒にいられることが、あなたの幸せにつながるのです。
価値観は、歩み寄りによって埋められるのです。
価値観が違うと言って切り離すのではなく、歩み寄り、埋めていく、その作業が共にできる人と結婚しましょう。
そうすることで、婚活中にはわからない、結婚してわかったその人の価値観であっても、コミュニケーション、歩み寄りの努力によって、埋めることができるのです。
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色々お話しましたが、婚活する上ではおそらく、全てではないにしろ「価値観のポイント」をしっかり押さえられた人に、好意を抱きやすくなります。
「同じ感覚だ！」「同じような考え方だ！」ということで親近感がわき、もっと知りたいと思うからです。「愛」は重要ですが、婚活は恋愛ではないので、結婚する上では、やはりある程度の「価値観のポイント」は押さえる必要があります。
あなたの婚活のお役に立てれば嬉しく思います。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
千葉県流山市のsummer hope 結婚相談所
婚活トレーナー 小川 夏希
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