マキノスミヨ

NPOなどの非営利活動や地域活動、広報やデジタル支援に興味のある和歌山県在住のフリーラ…

マキノスミヨ

NPOなどの非営利活動や地域活動、広報やデジタル支援に興味のある和歌山県在住のフリーランスです。 和歌山市の断水を機に、まちとしての防災・減災に興味のある人とつながりたいと思いました。よろしくお願いします。 https://www.m-architect.net/

最近の記事

非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水7日目

約3カ月前、ある地方で大規模断水が起こりました。そのとき行政はインターネット広報でどんな発信をし、それにTwitterなどではどんな反応があったのか…をまとめてみます。行政の危機管理室の担当者さんなどの目に留まると嬉しいです。 (この記事の意図と断水1日目のレポートはこちらをご確認ください。) 前回:断水6日目のレポートはこちら 断水7日目①蛇口や元栓確認のお知らせ断水7日目の朝6時半ごろ、Twitterでは給水開始を前に蛇口や元栓確認のお願いがなされます。 大事なお知

    • 非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水6日目

      約1カ月前、ある地方で大規模断水が起こりました。そのとき行政はインターネット広報でどんな発信をし、それにTwitterなどではどんな反応があったのか…をまとめてみます。行政の危機管理室の担当者さんなどの目に留まると嬉しいです。 (この記事の意図と断水1日目のレポートはこちらをご確認ください。) 前回:断水5日目のレポートはこちら 断水6日目①妊婦さんに配慮した対応が案内される 断水6日目の昼過ぎ、妊婦さんのいる家庭1世帯当たり、生活用水20L程度(5Lの給水袋4袋相当)

      • 非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水5日目

        約1カ月前、ある地方で大規模断水が起こりました。そのとき行政はインターネット広報でどんな発信をし、それにTwitterなどではどんな反応があったのか…をまとめてみます。行政の危機管理室の担当者さんなどの目に留まると嬉しいです。 (この記事の意図と断水1日目のレポートはこちらをご確認ください。) 前回:断水4日目のレポートはこちら 断水5日目①断水エリア外の民間店舗のトイレ利用が案内される 断水5日目の朝9時過ぎ、断水エリア外の民間店舗のトイレ利用が案内されました。 もち

        • 非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水4日目

          約1カ月前、ある地方で大規模断水が起こりました。そのとき行政はインターネット広報でどんな発信をし、それにTwitterなどではどんな反応があったのか…をまとめてみます。行政の危機管理室の担当者さんなどの目に留まると嬉しいです。 (この記事の意図と断水1日目のレポートはこちらをご確認ください。) 前回:断水3日目のレポートはこちら 断水4日目①近隣の民間施設による入浴無料サービスの案内断水4日目の朝9時過ぎになって、初めて入浴・シャワーについての案内がありました。これは断水

        非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水7日目

          非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水3日目

          約1カ月前、ある地方で大規模断水が起こりました。そのとき行政はインターネット広報でどんな発信をし、それにTwitterなどではどんな反応があったのか…をまとめてみます。行政の危機管理室の担当者さんなどの目に留まると嬉しいです。 (この記事の意図と断水1日目のレポートはこちらをご確認ください。) 前回:断水2日目のレポートはこちら 断水3日目①中学校に応急給水所が追加される1断水3日目の15時15分に、中学校へ応急給水所が追加される案内がありました。文字数の都合かもしれませ

          非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水3日目

          非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水2日目

          1カ月前、ある地方で大規模断水が起こりました。そのとき行政はインターネット広報でどんな発信をし、それにTwitterなどではどんな反応があったのか…をまとめてみます。行政の危機管理室の担当者さんなどの目に留まると嬉しいです。 (この記事の意図と断水1日目のレポートはこちらをご確認ください。) 断水2日目①応急給水所第一弾が開設される断水翌日の朝4時に、市の企業局から「準備しています」の発信。 本当に大変な様子が伝わってきます…。 【令和3年10月3日(日)午後に発生した*

          非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水2日目

          非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水1日目

          1か月前、ある地方で(地震でも台風でもないのに)突然水道橋が崩落し、10万人以上が影響する大規模断水が発生しました。 行政の広報…。平時はそこまで意識しないのですが、非常時には内容によって混乱を招いたり、時には悔恨を残したりもします。 そこで今回の断水では、行政のインターネット広報に対して該当エリアの市民であろう人たちからTwitterなどでどんな反応があったのかをまとめ、振り返ってみます。 ※この記事の意図 この記事は今回の市役所の対応を「非難」する意図は毛頭ありません。

          非常時…行政の広報に、Twitterではどんな反応があったのか/大規模断水1日目

          あちこちの災害ボランティアセンターでデジタル支援をする人たちがいる(サイボウズ災害支援チーム イベント視聴レポート)

          2021年10月27日、サイボウズ災害支援チーム主催で「ICTを活用した災害ボランティアセンターの運営事例」というオンラインイベントがあったので参加してみました。試行錯誤した経緯を気前よく共有してくださる方々のお話しはとっても興味深く目がハートに。素敵なイベントだったので、どんなものだったか、参加されなかった方にもシェアできたらと思います。(動画でもアーカイブされています!) 災害ボランティアセンター(ボラセン)とは平和に暮らしているとほとんどその存在を知る機会がない“災害

          あちこちの災害ボランティアセンターでデジタル支援をする人たちがいる(サイボウズ災害支援チーム イベント視聴レポート)

          災害時の支援拠点のマップ化など、デジタル後方支援における体制作りの難しさ

          2021年10月の和歌山市北部の断水を受けて、行政と民間が提供する水にまつわる支援拠点情報を和歌山断水支援マップにボランティアとしてまとめたところ、10日間ほどで32,000回以上の参照がありました。 断水の影響があったのが約13.8万人だったことを考えると、どこの誰かもわからない一般人の発信の地図にもかかわらず、支援拠点がマッピングされた地図には結構ニーズがあったと考えられます。 これは移住者など、土地勘のない人向けを想定して作ったのですが、事後アンケートによると移住者

          災害時の支援拠点のマップ化など、デジタル後方支援における体制作りの難しさ

          災害で水道・トイレが使えなくなったときの備え(東京都の場合)

          2021年10月に和歌山市で水道橋崩落による断水がありました。 想定外の事態に6万戸13.8万人が約1週間断水の被害にあい、自衛隊や各地の給水車に応援に来てもらう事態に。10月3日の夜から断水が起こり、応急給水車は翌日朝から22の小学校に手配され、その後も中学校などに応急給水所が拡大されました。(中の人、調整などなど本当にお疲れさまでした!!まだまだ今後も大変だと思いますが…) ただ今回、初動時点では13.8万人に22の応急給水所だったので、単純計算で1つの給水所を6,2

          災害で水道・トイレが使えなくなったときの備え(東京都の場合)

          【閲覧ユーザー向け】Googleマイマップでピンやマップの詳細を表示させたいとき(iPhone版)

          断水を受けてGoogleマイマップでの支援を急遽始めた際に、「スマホだとピンをタップしても詳細(住所や注意事項、営業時間等の情報)が見られない」といった声がありました。 支援マップ作成中は、この現象について解説したページを見つけられず、また自分で説明を作る余力がなかったので、今後のために簡単な使い方を解説します。(2021/10/13時点のGoogleマイマップの仕様です。) 今後、ピンの説明が見られない!という方がいたら、この記事を参考として紹介していただけると嬉しいです。

          【閲覧ユーザー向け】Googleマイマップでピンやマップの詳細を表示させたいとき(iPhone版)

          断水時水支援マップのアンケートにご協力ください【断水の影響がある期間に利用された方へ】

          2021年10月の和歌山市断水にあわれた皆さま・関係者の皆さまへ 今回の断水の影響があった皆さま、本当に、本当に、おつかれさまでした。 市役所の水関連の支援情報や、SNSで拾った情報を収集しGoogleマイマップに水の支援マップとしてまとめた「和歌山市給水・断水時トイレ等マップ」の作者@和歌山県民です。まだ水が濁ってたりしていて、完全に元通りではない方もいらっしゃるかもしれませんが、もしよろしければ、断水マップを使った・他人に教えた・シェアした、という方に2つ、お願いがご

          断水時水支援マップのアンケートにご協力ください【断水の影響がある期間に利用された方へ】

          災害時支援拠点をGoogleマップにプロットするには?-Googleマイマップを使った被災地の後方支援

          2021年10月3日の夕方に起こった和歌山市の六十谷水道橋崩落により、約6万戸13万人が断水の被害を受けました。 市は応急給水所や災害時協力井戸、トイレの場所などをWebサイトやSNSで住民に随時発信していましたが、移住者・地域が地元ではない学生・旅行者・日本語が読めない人など、土地勘のない人には「施設名」や「住所」の羅列だけでは、どこが近い支援拠点なのかわかりづらい可能性があります。 また、土地勘のある人であっても、給水所やトイレが非常に混雑するとか、給水車の場合はタン

          災害時支援拠点をGoogleマップにプロットするには?-Googleマイマップを使った被災地の後方支援