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たくさんの Feliz ハッピー循環

5月25日はアルゼンチンの五月革命記念日。
国の記念日には、Locro(ロクロ)という豆類やトウモロコシ、肉、臓物類が沢山入った煮込み料理を食べるのがアルゼンチンの習慣。

今日はレストランやデリの店の看板に “ロクロあります” の文字が踊っていて、わたしもロクロをテイクアウトしてランチに。

アルゼンチン人は何かとFeliz Día( なんとかの日おめでとう) メッセージを発信するので、今日は、SNS上に国旗画像とFeliz día de la patria 投稿がたくさん流れてくる。

そしてここにいると、Feliz Diaはやたらと多い。

国の記念日、世界共通の記念日の他、おもしろいのは職業毎の記念日も。先生の日とか、ドクターの日、ダンサーの日、アーティストの日などなど、いろいろあるのだ。
もちろんタンゴの日も、音楽家の日もあって、そんな日はネット上で、Feliz Dia メッセージをたくさん受け取ることになる。

お返しメッセージに多少忙しくなるけれど、Feliz = Happy が行き交うのは、好エネルギー循環だから、いいことに違いない。

アルゼンチンの記念日の中でも、わたしが特に気に入っているのは、7月20日の友達の日と、9月21日の春到来の日。

友達の日は、Día del Amigo.
電話やメッセージで友人同士が「Feliz día del amigo (友達の日おめでとう)」と挨拶し合い、近況報告をしあって交流を深める日。

この日アルゼンチン人と一緒にいると、メッセージ着信がピンピン鳴りっぱなし。
そうじゃなくても、友達同士の絆が深い上に、話が長いアルゼンチン人だから、一日中、なんだか町中が賑やか。
例年だと、カフェやレストランが大賑わいになるし、贈り物をし合ったりもするらしい。

日本は、友達にわざわざ愛情表現する機会ってないじゃない? 大事な友達にも「大事に思ってる」とはなかなか言わないし、言えない。

こちらの人々の温かな交流を見ていると、この友達の日って、いいなぁって思うのです。

つぎに、春到来の日。
アルゼンチンは日本同様に四季があるけれど、南半球なので時期は正反対。
季節の変わり目は21日と決まっていて、夏は12/21、秋は3/21、冬は6/21にきっちり切り替わる。そして9/21の春は特別に扱いが良い。

この日は「Feliz día de la Primavera (春到来おめでとう)」と挨拶し合うのだけど、これが会う人、会う人みんなと。
その感じは、日本人の新年の挨拶交換に近いと思う。

メッセージのやり取りはもちろんのこと、語学クラスでもタンゴを踊りに行くミロンガでも、顔を合わせるとみんなが、春が来たねー、わくわくだねぇーみたいな調子で、挨拶を交わし合う。
この何ともほのぼのする交わし合いが、とても好き。

この日に合わせてお茶会や食事会をするご婦人たちも多くて、レストランによっては、お花をプレゼントしてくれるところも。

最近はこういうサービスが減ってきたそうだけど、こんな素敵な習慣はぜひぜひ、ぜひ!残していただきたいと願っている。

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