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体調不良と付き合いながら、会社に行くには?│#4

どんなに身体が重くても、うつっぽくても、毎日朝はやってくる。
症状が比較的軽いうちは、「まだまだがんばれる!」とおもってしまうものですし、責任感が強い人であれば反射的に「会社に行かなければ」と考えますよね。

この記事では、体調不良と付き合いながら出社していたときのことを、「すこしでも楽になるアドバイス」を交えながらご紹介します。


まずは直属の上司に相談する

体調不良ではじめて会社を休んだ翌日(前回の記事を参照)、保健師さんが職場まで来てくださり、対面で現状報告することになりました。

直属の上司には保健師さん経由で話がいくことになり、また月に数回本社にくる医師との面談をすすめられました(福利厚生で健康相談ができたのです)。

予約カレンダーを開くと、どの時間帯も枠が埋まっていて。

みなさんそつなく仕事をこなしているように見えるけれど
それぞれのご事情を抱えながら、ぎりぎりの状態でがんばっていらっしゃるんだな……。

と改めて感じました。

わたしが在籍していた会社は、従業員数が多くヘルスケアに力を入れていたので、このような形を取ることができましたが

他の会社に勤めていた友人は、メンターやチーム長など、まずは身近な先輩に体調不良の相談をしていたようです。


職場に近いメンタルクリニックを選ぶ

病院探しに苦戦していたものの、職場から徒歩圏内にあるメンタルクリニックの予約を取ることができました。

もちろん「会社の人に見られたくない」という方もいらっしゃるとおもいますが、困ったら近くに駆け込める場所があるという安心感を持てたのはよかったです。
(調子が悪いときは、朝一で診察を受けて、遅れて出社させてもらっていました)

そのクリニックには医院長の男性が1人と、受付に柔らかい雰囲気の女性が2人ほど居ました。

待合室はとても綺麗で、他の患者さんと距離を置きたい人のために、顔が隠れるような配慮もされていましたし
都心だからか、病院とは思えないようなスタイリッシュで落ち着いた空間でした(どこかのラウンジのような感じ)。

ときどき涙をこぼしている患者さんもいらっしゃいましたが、「精神科=よく分からない、怖い場所」という雰囲気は全くなかったです。


通勤時間帯を工夫する

体調が悪いとき、満員電車に乗るのってほんとうにしんどいですよね。

わたしはかなりのストレスを感じていたので、出社時間を1時間早めて空いている電車に乗ったり
もしくは車庫につながっている駅でいったん降りて、そこから始発の電車に乗ったりしていました。

帰りは、混雑ピークの時間帯を避けたり、女性専用車両に乗ったり
また定期券外でも、時間がかかったとしても、空いていそうな路線を選んでダメージが少なくなるようにしていました。

他にも工夫はいろいろ。

・車両のなかほどに入って混雑に巻き込まれないようにする(ドア付近でぎゅうぎゅうになりそうなら1本見送る)
・少しでも体力を温存するために、荷物は足元 or 網棚の上へ
・目をつむって腹式呼吸する
・ヒーリングミュージックを聴きながら過ごす
・エチケット袋を持ち歩く
・胃薬やおなかの調子を整える薬を持ち歩く

など、片道1時間を乗り切れるように工夫していました。


いくつか例を挙げてみましたが、とにかく「自分にとってのストレス」を少しずつ減らしていくことが大切だとおもいます。

わたしは心を落ち着けるために、デスクの上に植物を置いたり、スマホの待ち受けを友だちの写真に設定して元気をもらったりしていました。

休日に外出する元気があれば、温泉に入ったり、マッサージを受けたりするのもよさそうです。

食欲がないときは、ウィダーインゼリーやカロリーメイトなどで栄養を補給してくださいね。
主治医に相談すれば、病院でビタミン剤を出してもらえることもあるので、がんばりすぎて倒れないようにだけ気をつけてください……!


いろいろと書きましたが、心と身体を休ませることが何よりの回復薬になります。

「もうダメだ」と思ったら、無理をせずに休んでください。そして、迷惑がかかるのが怖くても、周りの人に正直に打ち明けてみてください。

結果的に、わたしは休職→退職という形になってご迷惑をおかけしてしまいましたが
一時的にお休みしたことで、また同じ会社で働けるようになった人の話もたくさん聞きます。

とにかく、ぜったいにひとりで抱え込まないでくださいね。困ったらこのマガジンを覗いて、何かのヒントにしていただけたらうれしいです!

たいへん励みになります!心のなかでスキップをしつつ、チョコとアイスを美味しくいただきます!