結婚相手は高年収じゃないとダメですか?
結婚相手に求める条件を聞いたとき、ほとんどの女性が「年収」を挙げます。「年収」フィルターは本当に必要なのでしょうか?「年収」フィルターを通すことで、本当に幸せな結婚相手と出会えるのでしょうか?例をもとに、一緒に考えてみましょう!
年収だけで選ぶと痛い目に合う
合コンに年収が高い男性がいたり、アプリで年収が高い男性とマッチングしたりすると、心の中でガッツポーズしちゃいますよね。でも年収が高いからと結婚を決めた知り合いの2人は、離婚してしまいました。
地元の友だちのA子は、大のお医者様好き。理由は年収が高いから。A子は、お医者様がいる合コンに行きまくり、無事に、年収2,000万円でデート代も全て出してくれるお医者様と結婚しました。しかし、結婚後、旦那さんの浪費癖が発覚。とにかく見栄を張る人で、ブランド品にお金を使ったり、女の子に奢ったり…給料をほとんど使ってしまっていたので、お金に関する揉め事が絶えず、離婚しました。
知人のS美さんは、マッチングアプリでたまたま出会った彼が、会社社長の息子だと知り猛アプローチ。念願かなって結婚し、しばらくセレブ生活を楽しんでいましたが、結婚したその年にお義父さんの会社が倒産。その影響で、贅沢な生活ができなくなり、夫婦関係にも亀裂が入って離婚しました。
このふたつの例から言えることは、「高年収=豊かな生活」ではないし、お金持ちが一生続くとは限らない、ということです。
愛があればお金はいらない
上の例とは対照的に、お金はないけど幸せな結婚生活を送っている人もいます。
親戚のH菜さんは、幼馴染の男性と結婚しました。当時旦那さんは、農家を始めたばかりで、会社員時代の貯蓄を切り崩している状態。結婚後はぎりぎりの生活を続けていました。しかし、ふたりは特別なことをしなくても、畑で一緒に草取りをしながら語り合ったり、自分たちで育てた野菜を一緒に食べたりして幸せに暮らしていました。その後、農業が軌道に乗りはじめ、現在は家族で海外旅行を楽しめるくらい豊かな生活を送っています。
年収フィルターはいらない
わたしは決して「お金は必要ない」とは思いません。生活していくために、お金は絶対に必要です。しかし、自立している大人同士が結婚するのであれば「年収」フィルターは不要だと思っています。ひとりで生きる力がある者同士が結婚し、協力して生きていけば、生活がより充実することはあっても、生活が苦しくなることはないからです。
「年収」フィルターが悪いとは言いません。しかし、そのフィルターをかけることで、運命の相手と出会うチャンスを逃している可能性があるのは事実です。もし、年収フィルターを設定していて、婚活がうまくいっていないのであれば、年収フィルターを一度外してみてはどうでしょうか?違うな、と思ったら、低めの年収フィルターを設定して、その後少しずつ額を上げてみてください。
それと同時に、身近な幸せ探しをしてみてください。今日は青空がきれいだな、友だちと電話して楽しかったな、花屋さんのお花がきれいだったな。そんな日常の幸せを感じるようになったら、「高い年収は必要ないかもしれない」と気づくかもしれません。
大好きな人と一緒にご飯を食べる、仕事の愚痴を聞いてもらう、うれしいことがあったときに一緒にお祝いする。――好きな人といれば、些細なことでも幸せを感じられるものだとわたしは思います。
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