高校1年生から3年間筋トレにフルコミットした理由とその結果
サムです。
どうもどうも。
今回は、僕が自分自身を語るのに一番重要な「高校1年生からの筋トレに全力を注いだ3年間」について話したいと思います。
⚠️3年間の身体の変化はYouTubeにて3分くらいの動画を載せてるので、先にそっちを見てもらえればイメージがしやすいと思います。⚠️
僕にとってその3年間は、僕の人生において一番濃密な時間でした。
なので、この記事で全てを語れるかと言われたら正直言って無理なんです。
その3年間では、筋トレ以外に食事、睡眠、生活習慣、サプリメント等、身体作りに欠かせない要素を、リサーチ&実践のトライアルアンドエラーで勉強してきました。
なので、初心者の頃に知っておきたかったコツや知識、実践を重ねて編み出した裏技なども他の記事やYouTubeで小分けにして発信していきます。
なので今のうちにフォローしておいてくれると、僕の3年間の経験を短時間で吸収できると思います。
そしてさらに、僕は知識ゼロからスタートしてこの結果でした。
なので僕がこれから発信する情報(あまり知られていない裏技やコツ)を抑えておけば、皆さんなら最短1〜2年くらいで僕の3年間の様に体を変えられるはずです。
今回の記事は結構ストーリー性なので、長くなってしまいますが、短編小説みたいな感覚で見てもらえればいいと思います。(クソ長い自己紹介)
もちろん、自分を変えたいと思ってる人の背中を押してあげられるような、モチベーション要素はたっぷり盛り込んであるのでやる気を上げたい人も読むと面白いと思います。
今頑張っているけど成果がなかなか出ず、やる気が出ない人にも是非読んで欲しいです。(やる気が無くなった度に読みに来てくれるのもおすすめします。)
飽きないように写真付きです。(特に後半写真多め)
それでは本編をどうぞ。
筋トレを始める前の僕
先に言っておきます。
筋トレを始める前はどん底でした。
今回は敢えて、高校1年生→中学生時代→小学生時代の順に話していきます。(その方が僕の本質的な性格が見えやすいと思ったからです。)
〜高校1年生の頃〜
高校1年生の頃、僕は比較的高身長でありながらびっくりするほどのガリガリでした。
身長178cmに対して、体重は脅威の46kg!!!
すごいでしょ。
どんな生活送ってたらこうなるんでしょうね。
普通に過ごしてただけなんですけどね。
〜中学生の頃〜
中学一年生の時は背が低く、背の順ではいつも前から1~2番目でした。
ただ、中学2年生から超急激に身長が伸びはじめ、中学3年生では背の順で一番後ろになってました。
でもよく考えればおかしい事じゃないんです。
僕のお父さんが185cmあるので、伸びてもおかしくは無かったんです。
ただ、チビ&ガリガリだった僕が、急激に身長が伸びた事で栄養が全部身長に持っていかれました。
すでにガリガリなのに、さらにガリガリになりましたからね。
ガリガリガリくらいです。(?)
横には伸びず縦に引き伸ばされた僕は、周りから見たらかなり目立ったと思います。
同じ学年の特定のやつに会うたびに腹パンされ、サンドバッグ状態でした。(今考えると、どんだけ頼りないサンドバッグだよって思います。)
中学の頃の僕は、クラス内で秘密裏に集計されていた「絶対に付き合いたくない人ランキング男子部門」で、堂々の一位を取ってたみたいです。
僕は存在すら知らなかったので勿論投票してないですが。
体力測定で50m走が9.3秒だったのも、当時の僕ですら衝撃でした。
元々人見知りなのもあり、友達も数えるなら片手で足りてました。
僕と仲良くしてくれてた人には感謝してもしきれません。
教室内でなにかヒソヒソ言われてることも気づいてました。(あれ結構言われてる本人には聞こえてるんですよ。)
遊ぶ友達も居なかったので、学校以外は家に篭ってひたすらパソコンを触ってブラウザゲームやネットサーフィン、たまにマインクラフトを遊んでいました。
当時の僕は「PDRさん」というYouTuberに憧れて、外国人みたいに英語を喋れるようになりたいと思っていたので、気付いたらオンラインサーバーで外国人とチャットをする様になり、英語の読み書きがある程度できるようになっていました。
今になって気付いたのは、その英語力が無ければ3年間で劇的な成長は見込めなかったなという事です。
〜小学生の頃〜
小学生の時はチビ+ガリガリ+ADHD+自閉症スペクトラム(「視覚的思考の優位性」という特性で夢と現実の区別がつかない)の四点セットで友達なんてほとんどいる訳もなく、学校でいじめられて(ほとんどが女子)お母さんに泣きついていました。
何をやっても人より劣っていて、学校では「なんでできないの?」「病気なの?」って言われてました。
両親にも恥ずかしくて言えず、一人でシャワーを浴びながら泣いていたのを思い出します。
長男という事もあって、プライドが以上に高いのも相まって勝手に苦しんでました。
弱いくせに「ベジータかよ」ってくらいプライドの塊でしたね。
そんなこんなで気付いたらコミュ症、女性不信、長身ガリガリ、低成績といういい感じの雑魚が出来上がってたんですよね。
お父さんには、「五千円でも一万円でもやるから外に出て遊んでこい」と言われるくらいでした。
親には相当心配をさせていました。
そんなどん底だった僕でも、友達は欲しいと思いましたし、いつかは彼女も欲しいと思っていました。
「でも自分にできる訳ない…」
そう考えるのは、僕の中で当たり前になっていました。
でも中学から高校に上がるタイミングなら、自分と同じで友達がいない事で悩んでる人もいるはず!という半ば無理矢理な理論を信じる事にしました。
僕は人前で恥をかく事も当たり前でしたし、「友達作りに失敗しても死なないし別に良いや」という気まぐれな考えに身を任せる事にしました。(今考えると、「死ななきゃいいや」って考える俺かっこいいとかちょっと思っていました。すいませんでした。)
まあそんな感じで、友達を作ろうと思い始めて行動してみたんです。
手に汗とお小遣いを握り、人生初のヘアワックスを買いに行きました。(当時の僕はコンビニで買い物することすら過度に緊張するほどのコミュ症だったので、相当な覚悟をしてました。)
今思うとこれが人生初の自己投資でした。
入学後の学力テストがありますが、好スタートを切るためにみんなが勉強してる間に僕は、持ち前のググり力で「友達の作り方」「人前で緊張しない方法」「モテる方法」などを、入学までの1ヶ月間で本気で調べ尽くしました。
〜そして入学当日〜
僕は入学まで本気で調べ上げてきた友達を作るノウハウを元に声を震わせて緊張で目の奥をドクドク言わせながら、
「あっ初めまして。あのっ〇〇です。えっと、仲良k…よ、これからよろしくっ…」
という教科書通りの声掛けをする事に成功しました。(あ、コミュ症の教科書です。)
相手から返ってきた返事は以外なものでした。
「〇〇君ね!よろしく!あ、こいつ俺の友達の△△だから気軽に話しかけてね!」
と言われたんです。
本当にもう、脊髄に雷が落ちたような衝撃を受けました。
(えっっっ…!僕にも友達が…?!)
その成功体験から僕は覚醒しました。
その勢いでクラス中のいろんな人に話しかけまくったんです。
今思うとナンパ師みたいな事してたかもしれないです。
そして極め付けは、僕の席の斜め後ろの人。
なんと、僕が小学2年生の時に同じクラスで、唯一仲良くしてくれた人が座ってたんです。
僕は咄嗟に言いました。
「あれ?◇◇じゃん。」
しかし、僕は無視されてしまったのです。
そう、僕の声が小さすぎたのです。
気を取り直して震えた声で
「あれ?◇◇じゃん。」
内心は(なんだよこのわざとらしさマックスのテイク2は…)と思ってました。
すると、
「あ、〇〇!」
と返ってきました。
そう、実はこの男(この先はA君と呼ぶ事にします)が、僕の人生を一変させるなんてこの時は知る由もなかったです。
筋トレに出会い「変わろう」と決意したキッカケ
高校に入学した数日はとても楽しかったです。
コミュ症は相変わらず治ってませんでしたが、中学の時とは違い、1日に少なくとも数回は友達と話す機会があったので、家に帰っても(学校に言ったら何を話そうかな)とか一人で悶々と考えていました。
ただ、いい事ばかりではありませんでした。
僕にとって学校生活史上一番嫌いなイベントがあるんです。
しかもそれは休んでも避けては通れない、
身体測定です。
身体測定って本当ひどいです。
上半身裸で体重計に乗るのを待ってなきゃいけないんですよ。
ガリガリを極めた僕にとっては本当に精神的ストレスが半端なかったです。
体育の前の着替えで一瞬脱ぐくらいだったら何とかなるんですけど、上裸で並びながら待つとか公開処刑以外の何者でもないんですよ。
しかも後ろで並んでる人に体重丸見えなんです。
終わった…。
と思いましたね。
そして僕の嫌な予感は的中しました。
後ろの奴「え、やば、〇〇軽すぎじゃね?www」
僕「言わなくてもいいだろー!!!」
と叫んでやりましたよ。
心の中でね。
言い返すなんてもちろんできないので、愛想笑いで誤魔化してました。
教室に帰る途中で、悔しくて泣きそうになりました。
というか喪失感で涙なんか出ませんでした。
そして、友達はできても「自分はガリガリである」という事実を見ないフリしてた自分に気がつきました。
そして教室に入るといつも通りクラスメイトがワイワイと楽しそうにしていました。
なんならいつもより騒がしかったんです。
なんだろう?と教室に入ってみると、
腹筋がバキバキに割れた逆三角形の身体をした男が、腕相撲何人抜きみたいなのをやってました。
そう、A君でした。
僕は驚きました。
(身体凄すぎるだろ…。)と。
普段はワイシャツを着てたし小柄だったから尚更気がつかなかったんです。
そしてめちゃくちゃ嫉妬しました。
「マッチョ」「筋肉お化け」とか言われながらチヤホヤされてるA君に激しく嫉妬しました。
腕相撲が強いだけで周りに人が集まってくるし、教室にいた女子は「A君すごくない?」「こんな体だなんて気づかなかった」とか言ってました。
僕は勝手に(負けた…)と思いました。(プライドの高さが如実に出てますね。)
(僕もこんなマッチョで腕相撲が強ければ…!)と。
そんな思いは放課後になっても消えませんでした。
帰り道で、その日言われた事やA君の筋肉が脳内でリピート再生されてました。
家に帰って鞄を下ろし、コーヒーを飲みながらため息をついていました。
その時、ふとテレビ台の下に目をやると、
見てしまったんです。
そこに錆びついた5kgのダンベルが2個置いてある事に。
僕は考える間もなく、そのダンベルを持っていました。
持つので精一杯、無反動でダンベルカールなんて一回もできませんでした。
でも思ったんです。
(これならA君を越えられる…)と。
根拠はなかったんです。
でも僕には、「死に物狂いで声をかけたら友達ができた」という成功体験がありました。
死に物狂いで筋トレすれば、A君だって越えられるはずという考えがふと浮かびました。
僕はその日に初めての筋トレをしました。
方法なんてもうめちゃくちゃです。
その日のメニューは正確に覚えています。
それは、
当日僕がハマっていた、アリアナグランデの曲が一曲終わるまで休まずアームカール、一曲終わったら二曲目が終わるまで休まずショルダープレス。
これを六曲分続けるといった内容でした。
もちろん当初の僕は、自分がやっている動作に「アームカール」や「ショルダープレス」等の名前がついてる事なんて知りません。
自分が思いついた筋トレっぽい動きをやったんです。
しかももっと酷いのは、反動を使いすぎてもはや別の種目になってるという事です。
さらに極め付けは、握力が持たなかったので長いタオルでダンベルと手を縛り付けてやりました。(パワーグリップ的な原理です。)
つまり、
「僕は自分の部屋でアリアナを流しながら手に括り付けた錆びたダンベルを振り回してる。」
という構図です。
そうです、ダンベルブンブンなんです。
もちろんですが、初心者の方にこんなめちゃくちゃなトレーニングは絶対にお勧めしません。
怪我します。
無知でやる気だけあるクソガキにダンベルを持たせるとこうなるよ。っていう反面教師だと思ってください。
その次の日から約1週間、筋肉痛なのかも分からない痛みが続きました。
腕が全然上がらず筋トレもできませんでした。
三日坊主なんてレベルじゃ無いですよ。
まあ、やる気というか野望はあったので精神的に折れる事はありませんでした。
そして後でお父さんにダンベルについて聞いたら、お父さんが高校生くらいの時に使ってた物だと聞いて、なんか謎のモチベーションが湧いてきたのも覚えています。
ちなみに僕のお父さんは元柔道部で力が強く首も太く、身長185cm体重100kgくらいの巨漢でした。
当日の僕にとっては越えられない高い壁的な存在でしたね。
筋トレを始めて三ヶ月間の内容と変化
めちゃくちゃなトレーニングをして痛い目を見たので、次からはネットで調べた内容でやろうと思いました。
そして「初心者 筋トレ」とググってみました。
しかし、当時は日本であまり筋トレの文化が根付いていなく、今と比べて情報がかなり少なかったんです。
「初心者は自重トレーニングから始めましょう。」とか「10回x3セットの腕立てを毎日しましょう。」とかその程度の情報がほとんどでした。
間違ってると批判するつもりはありませんが、今考えるとアバウト過ぎだなと思います。
YouTubeで筋トレを調べても今ほど情報はありませんでした。
当時のYouTubeでは、フィッシャーズのシルクさんやサイヤマングレートさん(その当時はグレートサイヤマンと名乗っていた)がそのジャンルのトップ層でしたね。
ただ、誰よりも有益な情報が欲しい僕は、英語でググってみる事にしました。
すると
「めっちゃ出てくるやん。」
筋トレの先進国アメリカを中心にありとあらゆる筋トレの情報が転がっていたんです。
そこで僕は気が付きます。
「英語で調べて手に入れた情報なら、A君を筆頭にした他の男を脅威的なスピードで追い越せるんじゃないか。」と。
調べに調べた結果辿り着いたのは、「Calisthenics」(体操・美容体操)というスタイルの筋トレでした。
ダンベルなどの重りは使わず、自分の体重のみで筋肉に負荷をかけていくという、自重トレーニングを基本とした筋トレです。
当時の僕のリサーチでは、
「Calisthenicsは初心者にちょうど良い負荷で鍛える事ができ、同時に関節やグリップ力の強化もできる。なのでこれをマスターすると、他のスタイルのトレーニングでも総合的に強い力を発揮できる。」
というものでした。
しかもYouTubeに上がっているCalisthenicsの動画には度肝を抜かれました。
逆立ちしながら腕立てをしてる人や、左右2本ずつの指でプランシェ(足を浮かせた腕立て)をしている動画を目にしました。
彼らは完全に重力という概念から解放されていました。
(これやべえぞ…)
感動しました。
そして僕はこのCalisthenicsを三ヶ月続ける事を決意しました。
⚠️トレーニング内容については別の記事で話そうと思うので、ここでは詳しくは触れない事にします。⚠️
ざっくり言うと膝付き腕立てから始める事にしました。
もちろん腕立てなんて一回もできないので。
さて、三ヶ月で僕の身体は変わったのでしょうか。
結論、
変わりました。
でも、それでもガリガリな事に変わりはないですし、全然一般人よりも細いです。
ただ、僕にとってはとても大きな変化でした。
鏡で体を見て気付いたんです。
(あれ?なんか胸筋と腹筋の間に線がある…)
そうです。
胸筋とは無縁だった僕の胸にうっすらと線が入ってたんです。
ちなみに腹筋に関しては元々ガリガリ過ぎて肋骨と一緒に浮き出ていたので目立った変化は感じられませんでした。
僕は喜びに打ち震えました。
(このまま続ければいける…!)
その頃の自分は気づいていませんでしたが、明らかに筋トレを始める前にはないポジティブ思考を手にしていました。
これはかなり大きい変化です。
僕が中学生の時によく言っていた言葉があります。
「吐く息全部がため息だよ。」
そんなが僕が、
「このまま続ければいける!」
とか普通にやばい変化ですよね。
そういうのって後で振り返ってようやく気づくんです。
筋トレに出会って半年の内容と変化
3ヶ月続けて、確実な変化を体感した僕はもちろん、筋トレをやめるわけもなく引き続き筋トレに励みました。
そして今度はちゃんと目標を立てる事にしました。
その目標は、
「懸垂連続10回」
です。
目標低くね?って思う方も多いと思いますが、目標を立てた当時の僕は、懸垂なんて勢いをつけて一回が限界でした。
なので、自分的にはかなり大きな目標でした。
その目標を達成するには、懸垂をする場所を確保する必要がありました。
そして、学校で懸垂できる場所なんて高鉄棒しかありません。
しかし、放課後は陸上部が鉄棒を占領しているので使えませんでした。
陸上部に言えば貸してくれますが、そんな事言う勇気がなかったんです。
さて、どうしたか。
早起きして誰よりも早く登校し、校門が開いてからすぐ鉄棒に向かい懸垂の練習を始めました。
当然、同級生や上級生からは変な視線を受けました。
ただ、トレーニングをしてる最中の僕の脳内イメージは「何がなんでも鉄棒に喰らいつくビースト(獣)」なので多少の恥ずかしさはありながらも、目の前のバーを握る事に全神経を集中させました。
そんなこんなで半年が経過…
目標の「懸垂10回」は、
達成しました。
しかも最高記録は11回。
完全に無反動の伸ばし切った懸垂かと言われれば、全くです。
伸ばし切ってないし、後半は反動も使いました。
でもいいんです。
当時の僕のルールではオッケーなので。
大事なのは「人からどう見られるか」ではなく、「自分で設けたルールで目標を達成できたか」なんです。
僕はその成功体験でもっと上を目指したいと思いました。
その頃には完全にハングリー精神になっていました。
見た目の変化も大きかったです。
何もなかった背中には、厚みはありませんが明らかに凹凸ができていました。
家族には「本当に体が変わってる」「こんなに変わるんだ」と言ってもらえて嬉しかったのを覚えています。
さらに「姿勢が良くなったね」とも家族に言われました。
実はこの「姿勢の良さ」が僕の自信やハングリー精神に対してとても大きな効果をもたらしていた事は後で知りました。(詳しくは別の記事で話します。)
ジムとの出会い
「〇〇、今日俺とジム行かない?」
そう誘ってくれたのは同じクラスの学級委員でした。
僕は咄嗟に、
「え、行ってみたい。」
と言いました。
実は筋トレを始めて半年くらいになる頃には、僕が筋トレを頑張っている事が結構知られてたみたいなんです。
まあ、それはそうですよね。
朝登校してきて鉄棒でヒョロッヒョロのやつがぴょんぴょんしてたら嫌でも印象に残りますよね。
なので半年経った頃には、よく人に話しかけられていたので、コミュニケーション力がちょっと上がっていたんです。
場数を踏むと嫌でも慣れるんですよね。
そんなこんなで思い切ってジムに行ってみる事にしました。
僕が友達と向かったのは市役所の隣にある市営のジムです。
ジムの講習を受けて、胸を躍らせながらジムに入りました。
しかしイメージと違ったんです。
(おじいちゃんおばあちゃんしか居ない…)
しかもみんなランニングマシンで歩いたり、マッサージ器具の周りで雑談してたり、筋トレガチ勢が一人もいなかったんです。
僕の緊張は解れ、ここなら伸び伸びとトレーニングできると思いました。
友達にその心境を伝えると、
「あ、夜の時間帯はヤバい人沢山いるよ!この間は倒立しながら腕立てしてる人をみたよ!」
と言っていました。
僕は一瞬動揺しましたが、それと同時にワクワクしました。
(今度夜に一人で行ってみようかな…)
なんて僕らしくない考えが頭を巡っていました。
その日のトレーニングは一言で言って、楽しかったです。
ベンチプレスをしたり、バーベルを担いでみたり、マシンを一通り使ってみたり。
小学校の頃に行ったディズニーランド以上にワクワクして楽しかったです。
そんな感じでその日は解散しました。
そして次の日…
僕はついに作戦を決行します。
「夜のジム」に行ってみたんです。
すると、入り口に入った瞬間にタンクトップを着たマッチョのお兄さんが目の前を通り過ぎて行きました。
(やべえ、まじじゃん…!)
とか思いながら更衣室に行くと、さっきのマッチョお兄さんが鏡に向かってフィジークの大会のポージングをしてました。(当時は何のポージングなのか知らなかった)
僕は初日に友達から、ジムの更衣室では会った人みんなに「お疲れ様です。」って言うのが常識になってると聞いていたので、
「お疲れ様です。」
と内心ビビりながら声をかけました。
すると、
「おぉ、おつかれ!」
とめっちゃ爽やかな挨拶が返ってきました。
お兄さんは続いて、「高校生?見ない顔だね」と話しかけてくれました。
そして僕が昨日から通い始めたことを話すと、
「そうなんだ!一緒に頑張ろ!聞いてくれればなんでも教えるから!」
「あ、あと補助が必要な時も声掛けてね!」
と言ってくれました。
僕はこう思いました。
(神かよ…!もう夜通おうかな。)と。
その日のトレーニングは、お兄さんがビッグ3やマシンの使い方、意識する筋肉の部位等を教えてくれて、最高に充実したトレーニングになりました。
しかもトレーニングルームでは、お兄さん以外の人も優しくしてくれて、他の人の補助や器具の譲り合いは当たり前になっていました。
なんと言っても「仲間感」が凄かったんです。
それから僕は筋トレ歴半年を境に、自重トレーニングからジムでのウエイトトレーニングに移行しました。
定休日以外の夜は必ずジムに行き、トレーニングをするというのが日課になりました。(たまに間違えて定休日に行って唖然とする)
いつしか僕もジム仲間の一員になっており、学校の時間よりも密度の濃い時間を過ごすことができました。(ジムの仲間というのは正式なものじゃなくて雰囲気の話です)
⚠️ジムに行くメリットは他にも数え切れないほどありますが、詳しくは他の記事で書こうと思います。⚠️
筋トレを始めて1年の成果
一日中筋肉のことを考え、授業中にこっそりトレーニングメニューを作成していた僕は、とうとう筋トレ歴1年を迎えました。
体はどうなったか。
明らかに変わっていました。
1枚目は力を入れて、2枚目は力を抜いています。
ペラペラだった胸は、大きくはないですがふっくらと少し盛り上がっていました。
この頃には自由自在に胸に力を入れることができるようになっていました。
そして胸筋のサイドにエクボができるようになりました。(分かる人にはわかる)
そして腕です。
腕は三頭筋に今までに無かった筋が入っていて、(え、こんなとこに筋できんの?!)とびっくりしました。
腹筋の見た目はあまり変わりませんでした。
ウエストが多少太くなったかな?って感じです。
僕は長身なのでウエストの変化がすごい分かりづらかったです。
ただ、体幹は多少強くなっていました。
背中は広背筋に力を入れる事ができるようになっていました。
僧帽筋も少し盛り上がって、始めた頃よりガタイがちょっとだけ良くなった気がしました。
で、問題は脚です。
僕はここに来てようやく、自分の弱点が脚だと言う事に気が付きました。
脚トレもサボってなかったので、始めた頃よりは太くなっていましたし、今までに無い筋も出てきて変化はありました。
が、どう見ても他の部位より成長が遅かったんです。
特にふくらはぎは結構な頻度で鍛えても全く太くなりませんでした。
調べてみた結果、ふくらはぎの大きさは遺伝に左右される事が大きいというものが出てきました。
でもよく考えると納得です。
僕の両親どちらともふくらはぎ細いんですよね。
でも同時に、遺伝で太くなりづらいのは悔しいけど、それなら逆に遺伝で強くなりやすい部位もあるって事だって気づいたんです。
1年やってようやく、部位によって成長の差がある事に気がついたんです。
つまり、自分に合ったトレーニング頻度やメニューというのは、始めたばかりだと分からないという事が分かりました。
⚠️その事も踏まえて、最初の1年間でやるべきトレーニング等も、他の記事で僕の経験ベースで語って行きたいと思います。⚠️
ちなみに筋トレ歴1年のビッグ3の強さを記載しておきます。
ベンチプレス : 47.5kg
スクワット : 65kg
デッドリフト : 90kg
はい、僕はデッドリフトが得意な事に気が付きました。
ただ、重量的にはようやくちょっと強い一般レベルですね。
元々が超貧弱だったので、僕にとっては急成長でしたし、何も後悔はありませんでした。
むしろ一般レベルに立てた事が超嬉しかったです。
筋トレを始めて2年の成果
1年目で学んだ事を活かし、自分に合ったトレーニングを構成して実行しました。
さらに自分の体重が55kgから全く増えない事に悩んで、食事を大幅に変えました。
といっても、スタート46kgから55kgなのでかなり体重は増えたんですけどね。
更に今までは飲んでこなかった、サプリを飲んでみました。
2年間で色々なサプリを、学校から帰ってはリサーチして、組合せ、飲むタイミング等も日々試行錯誤していました。
⚠️食事&サプリの内容は別の記事にて書きます。⚠️
そしてさらに、大きすぎる目標を掲げます。
それは、
ベンチプレス : 90kg
スクワット : 140kg
デッドリフト : 160kg
びっくりですよね、なんて大きな目標を掲げてしまったんだ。と今でも思います。
さあ果たして結果はどうなったのか、
2年後のビッグ3の記録です。
ベンチプレス : 90kg
スクワット : 127.5kg
デッドリフト : 162.5kg
でした。
はい、スクワットだけ更新できませんでした。
やはり目標が高すぎたんです。
でも実は、この目標って僕の中でベストだったと思うんです。
⚠️なぜそう思うかには、結構深い学びがあるので別の記事で説明します⚠️(話すと長くなっちゃう)
そして体の変化です。
2年目からに関しては、文字に起こして説明するのが難しくなってしまって、ただ文字数がかさんでしまうだけなので写真を貼り付けておきます。
1年目と比べるとこんな感じです。
ご覧の通り全体的に大きくなって、体重は67kgを突破しました。
1年で12kg増です。
これには自分もびっくりです。
そしてさらに、とんでもない事が起こってしまいます。
なんと、人生初の彼女ができました。
筋トレを始める前は女性不信で話すのが怖かった僕ですが、次第に女子からも「入学時より身体が変わった」「別人みたい」と声をかけられるようになり、精神的にも自信を持てるようになっていました。
そして筋トレをした事によるホルモン分泌も絶対関係しているなと、後になって気付きました。
そしてついに、気になってた子に恥ずかしさで死にそうになりながらも想いを伝え、初めての彼女ができました。(その後、付き合っても何をすればいいのか分からなくなり、草食系男子最終形態だった僕は1ヶ月であっさり振られる)
2年間の成長はこんな感じです。
自分で言うのもアレですが、凄まじいです。
筋トレを始めて3年の成果
そしてついに3年目です。
正直言ってこの3年間が一番成長しました。
まずは身体です。
2年目同様写真でご覧ください。
どうでしょう、言うまでもないですね。
この3年間で一番意識した事は、休養と炭水化物の量とCalisthenicsの復活です。
細かい事はこの記事では話しませんが、トレーニングの概要だけお伝えすると、
1年目と2年目の融合です。
例を紹介すると、重りをぶら下げながら懸垂をしたり、背中にプレートor人を乗せながら腕立てなどです。
自重だけのトレーニングも欠かせませんでした。
3年目には自重とウエイトのどちらの恩恵も受けれるような筋トレを試行錯誤して僕なりに編み出してみました。
次にビッグ3の記録です。
ちなみに目標はこちらでした。
ベンチプレス : 130kg
スクワット : 160kg
デッドリフト : 200kg
実はこの目標は、2年目に目標を立てた時に学んだ事を活かして作りました。
僕は2年の努力を経て、最強の目標設定方法を作り上げてしまったんです。
⚠️それについては他の記事でかなり力を入れて書こうと思ってるのでよかったらフォローして待っててください。⚠️
そして、結果はどうなったか。
こちらです。
ベンチプレス : 130kg
スクワット : 162.5kg
デッドリフト : 200kg
はい、スクワットの伸びがエグかったです。
そして全部達成できました。
ビッグ3の更新の時の様子です。
なぜかスクワットの時の動画が残ってなかったんですけど、この尻に免じて許してください。
⚠️なぜこんなにビッグ3の伸びが凄かったのかも、他の記事で書きますね。⚠️(今回はあくまで3年間を簡潔にまとめる回なので。)
そして最後に体重です。
実は体重にも目標を設定していました。
目標は75kgでした。
そして結果は…
78kgでした。
11kg増です。
もうバルクアップが止まらないって感じですね。
そして、
((僕目標を立てるプロなのかもしれない))
とか思い上がりましたが、実際そうなのかもしれないです。
さて、ここで伏線回収をしましょうか。
僕は筋トレを始める前のエピソードで、50メートル走の話をしましたね。
中学3年生の頃は9.3秒と言っていました。
本当に遅過ぎますね。
今もその記録に心をえぐられたのを覚えています。
では筋トレ歴3年の僕のタイムはどうなったでしょう。
6.0秒です。
クラスでニ位でした。
スポーツの強豪校なわけでもないので取れた順位です(笑)
理由は脚力がかなり強靭になったからだと思っています。
脚が弱点だった事に気づいてから、脚のトレーニングの頻度をあげたのが良かったです。
そして僕は筋トレを始める前の記述で、「僕ももっとマッチョで腕相撲が強ければ」と書いていました。
実は僕の学校では、年に一回の文化祭でアームレスリング大会が行われます。
そして高校生活最後の文化祭…
なんとクラス代表の一人に選ばれたんです。
そして更に、
優勝しました。
こんなに綺麗に夢が叶った事がなかったので本当に感動しました。
まさか自分が全校生徒が集まった中心のリングで活躍できるとは夢にも思っていませんでした。
四方八方から飛び交う声援が背中を叩きつけてきて身体がビリビリしました。
もうアドレナリンが止まらなかったです。
表彰もされて僕の中では高校生活一番の思い出になりました。
いつの間にかリンゴも割れるようになってました。
1年目、2年目、3年目で並べるとこんな感じ。
僕が情報発信をする理由
最後に僕が、「変わりたい」「見返したい」と思ってる人へ伝えたい事があります。
僕がこんなに筋トレについて熱弁している理由です。
そしてそれを語るには、僕自身が3年を通して一番成長した部位について話す必要があります。
それはマインドです。
ここが僕の中で、スタート時から一番成長した部位なんじゃないかなと思っています。
詳しく説明すると、
僕は周りの人を筋トレに誘ったり、友達をジムに連れて行ったり(もちろん本人希望で)する様になったんです。
そうするうちに、僕は「筋トレ部」なるものを作るまでになってしまったんです。(学校公認ではない)
男女問わず、身体を変えたいという人から声が掛かり、筋トレや食事を教えて欲しいという人が僕の周りに集まるようになりました。
ジムや学校のウエイトルーム、鉄棒にみんなで集まり、放課後に懸垂大会を開いたりしていました。
ちなみに懸垂大会は年に数回やっていましたが、僕とA君が一位を争っている状態でした。
(実は1年目の時からA君とトレーニングをしていて、A君には鬼畜なまでにしごかれていました笑)
僕が初めてマッスルアップを成功させたときA君が容赦なく横で軽々マッスルアップした時の写真。
ちなみに最高記録は42回でした。(もちろん反動OKルールです)
家に帰っても、土日祝日問わずLINEで毎日複数人にアドバイスをしたりもしてました。
実際に目に見える体の変化を遂げた人もたくさんいました。
その頃は自分の時間を他人の食事やトレーニング内容の為にも使っていましたが、人に頼ってもらえて同じ方向を見る仲間が増えるのが楽しくて、何も苦じゃなかったんです。
しかも自分の成長にも繋がります。
それが、今僕がnote, Twitter, YouTubeで情報発信をし始めた理由です。
どん底の僕でも人生が180°変わりました。
そんな僕を見て、少しでもやる気や希望を持ってくれたら本当に嬉しいです。
最後に
最後に「変わってやる」「見返したい」と思っているガリガリorデブの皆さんに伝えたい事があります。
どうか挑戦してみて欲しいです。
増量やダイエットは並の覚悟じゃ飛躍的な結果は出ません。
「楽して」太りたい&痩せたいなんて言語道断です。
ですのでどうか、怪しいサプリや商材などに惑わされないで欲しいです。
僕はこの3年間で常に、真実を追い求めて来ました。
「このトレーニングは科学的アプローチとして正しいのか。」
「どんな人にピッタリでどんな人に適合しないのか。」
そして僕は、今変わろうとしている人が一人でも多く最短ルートで変わって欲しいと願っています。
僕の3年間をまとめると、
体重は32kg増、コミュ症や女性不信は克服しました。
「絶対に付き合いたくないランキング1位」だった僕に初めての彼女もできました。
でもこんなに変われたのは、あの日の僕が
((絶対に変わってやる))
という強い野心を持ったからです。
キッカケやチャンスは唐突に訪れますが、その時は周りの目を気にせず、自分の素直な気持ちに従って一歩踏み出してみてください。
絶対に変われます。
僕はこれからどんどん、変わりたい人に向けて僕の経験を元に情報を発信していこうと思っています。
どうかこの「変わる」機会を逃さないで欲しいです。
今後も役に立つ情報を発信していきますので、今後とも見てくれると嬉しいです。
あ、普段こんな長い記事書かないんで安心してください。
ではまた。
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