スキー

詩とか、諸々書きます。最近は短歌。24歳 勤め人。生き物と絵が好き。

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詩とか、諸々書きます。最近は短歌。24歳 勤め人。生き物と絵が好き。

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  • 自分のことについて/おすすめしたいもの

    詩以外の記事、自分のことについて書いた記事をまとめます。

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生活

‪生活にあこがれる‬ ‪食器をぬらしながら思う‬ ‪私の なかみを 私がえらんで‬ ‪私の かざりを 私がえらんで‬ ‪愛する人を えらぶ 手をつなぐ‬ ‪大人のい…

スキー
3年前
72

残り日

ピアスが貫通するカレンダーの穴に 間違いは無かったよ 飛び越える、春、夏

スキー
9か月前
3

おもちゃじゃないから

「こんなのが付いてきた」「ちゃんと食べてる?」あ、照り焼きになるよ、3・2・1・0

スキー
1年前
2

クリーミー

きみが食べられているのを聴く✴︎黄色、とろりと落ちて目が離せない

スキー
1年前
4

小宇宙

単純なことばを放つビッグバン お前のサイズによれば小宇宙

スキー
1年前
8

体系化と単純比較の狭間で

論文執筆と娯楽に追われて、ご無沙汰していました。 早いもので、自身の修士取得まであと数ヶ月になりました。とっくに社会人になっている大学同期の話を聞いて、「ついて…

スキー
1年前
9

雑草

「雑草はないよ。名前があるから」と言いつつメールを間引く夕暮

スキー
1年前
5

短歌三つ【海】

波が来た 蝉が来た 私が行けば、正三角に近い夏のきりぬき 「事故の音量がずっとして怖いよ」と 知らぬ花咲く窓に訴え もう何処に行っても同じだ 顎紐を舐められない…

スキー
1年前
5

側溝

花飽きて雲へ潜りにいく 途中、休憩所にて仰向けで歌

スキー
1年前
4

【就職試験 合格発表前のもやもやを吐き出すだけ】

家の近くで、オオスカシバというちょっとだけレアな蛾に久々に会えて、涙ぐむ。 私はこの虫たちに、こうして偶然出会いたいから生きているんだなあ。そういう場所を守りた…

スキー
2年前
8

低温火傷

レンジに入らないから、トンネルでおでこの熱とか加えればいいかな

スキー
2年前
4

短歌2つ【日々】

甘く硬いラスクへ自由に光る水しみて ふやけた穴と日々 駅の端と屋根にサンドされとろける陽があとの日をぜんぶ侵すの

スキー
2年前
7

二重線

大事か消去かわからない二重線 芯が折れた跡に新芽は

スキー
2年前
5

赤と灰まぜたら肌と欲 玉ねぎみたいな奴はミンチとまぜる?

スキー
2年前
4

ほうせき

居酒屋の吐いた鋭角のかがやきが あけた穴から世界を見るんだ

スキー
2年前
7

あまくとがった

奥歯の重心を突く角砂糖が言う「いつか終わるし大丈夫だよ」

スキー
2年前
8
生活

生活

‪生活にあこがれる‬
‪食器をぬらしながら思う‬
‪私の なかみを 私がえらんで‬
‪私の かざりを 私がえらんで‬
‪愛する人を えらぶ 手をつなぐ‬
‪大人のいきものには 当たり前な時間‬

‪早く生活がやりたい‬
‪そうして、‬
‪生活がめんどうになりたい‬

残り日

残り日

ピアスが貫通するカレンダーの穴に 間違いは無かったよ 飛び越える、春、夏

おもちゃじゃないから

おもちゃじゃないから

「こんなのが付いてきた」「ちゃんと食べてる?」あ、照り焼きになるよ、3・2・1・0

クリーミー

クリーミー

きみが食べられているのを聴く✴︎黄色、とろりと落ちて目が離せない

小宇宙

小宇宙

単純なことばを放つビッグバン お前のサイズによれば小宇宙

体系化と単純比較の狭間で

体系化と単純比較の狭間で

論文執筆と娯楽に追われて、ご無沙汰していました。
早いもので、自身の修士取得まであと数ヶ月になりました。とっくに社会人になっている大学同期の話を聞いて、「ついていけないことが寂しい」半分、「聞けば聞くほど楽しみになる」半分。ブラック企業とか、少し頭のおかしい顧客らが彼らを蝕むような話を耳にしても、それを実体験として語ることができる社会人への憧れは、強くなるばかりです。ゆっくり沈む船だとしても、そこ

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雑草

雑草

「雑草はないよ。名前があるから」と言いつつメールを間引く夕暮

短歌三つ【海】

短歌三つ【海】

波が来た 蝉が来た 私が行けば、正三角に近い夏のきりぬき

「事故の音量がずっとして怖いよ」と 知らぬ花咲く窓に訴え

もう何処に行っても同じだ 顎紐を舐められない僕は深呼吸を

側溝

側溝

花飽きて雲へ潜りにいく 途中、休憩所にて仰向けで歌

【就職試験 合格発表前のもやもやを吐き出すだけ】

【就職試験 合格発表前のもやもやを吐き出すだけ】

家の近くで、オオスカシバというちょっとだけレアな蛾に久々に会えて、涙ぐむ。
私はこの虫たちに、こうして偶然出会いたいから生きているんだなあ。そういう場所を守りたいんだ。そういう自分のエゴが、社会貢献に繋がる道を、色々と誤魔化しながらも探してきた就職活動。

もうすぐ終わる。
就職先が決まった後だと、今のぐちゃぐちゃの感情を、その結果に合わせてまとめようとするはずなので、いま書いておきたいのです。

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低温火傷

低温火傷

レンジに入らないから、トンネルでおでこの熱とか加えればいいかな

短歌2つ【日々】

短歌2つ【日々】

甘く硬いラスクへ自由に光る水しみて ふやけた穴と日々

駅の端と屋根にサンドされとろける陽があとの日をぜんぶ侵すの

二重線

二重線

大事か消去かわからない二重線 芯が折れた跡に新芽は

肌

赤と灰まぜたら肌と欲 玉ねぎみたいな奴はミンチとまぜる?

ほうせき

ほうせき

居酒屋の吐いた鋭角のかがやきが あけた穴から世界を見るんだ

あまくとがった

あまくとがった

奥歯の重心を突く角砂糖が言う「いつか終わるし大丈夫だよ」