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長男が教えてくれた事

昨日、8歳の長男がSwitchのゲーム「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」をクリアしました。

数ヶ月前に前の作品である「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」もクリアしてるので、今年に入ってSwitchのゼルダの伝説は両方共クリアした事になります。

このゲームは、アクションRPGです。
ボスを倒すために体力を増やしたり、体力を回復させる料理を作ったり、武器を作ったり、乗り物を作ったり、ダンジョンの仕掛け・謎解きをやったりと大人がやっても凄く楽しいし、やる事ややれる事が沢山あって、でも自由度が高いのでクリアしていく順番があまり決められてないゲームになってます。

長男は文字が読めません。
平仮名は読めますが、読めるだけで文章を見てもちゃんと理解はしてません。
会話のムービーもありますが、映像として楽しんでいるだけで何を話しているのかまでは理解出来ません。(セリフを真似たりは出来ますが)
つまり、チュートリアルがどれだけ丁寧に作られていても、彼には読んだだけでは理解出来ません。
とりあえず操作をして、トライ&エラーを繰り返しながら理解するんです。

武器を作るのも、料理を作るのも、謎解きも、次どこ行くのかも、敵の倒し方も、全てが「とりあえずやってみて」を繰り返します。

最初、体力ゲージが3しか無い状態でスタートするのですが、ダンジョンを1つクリアする等クエストをクリアする毎に1つ体力が増えます。
MAXは40。彼は30まで増やしていました。
つまり20近くのダンジョンで謎解きをクリアした事になります。
ヒントが理解出来て、その通りにやるってだけでもそこそこの難しさがあるゲームです。
それを、彼は文字や言葉によるヒントに頼らずにやってる訳です。

行きたい方に行き、出来なかったらある程度で諦めて違う場所に行き、再挑戦したくなったらまた戻り、山を越え、崖から飛び降り、空を飛び、川を泳ぎ、狩をし、漁をし、料理を作り、武器を作り、敵を倒し…全て、やり方がわからない状態、一切の説明を聞く事なく、ただただトライ&エラーを繰り返して、ボスを倒したんです。

これは、言葉が通用しない異国や異星で、目的を達成するのと同意だと思いました。

たかがゲームですが、私だったら彼のやり方でこのゲームをクリア出来ると思えません。

外国語バージョンでゲームをするって、結構なストレスです。
ストーリーもわからない、説明もわからない、武器の強さも戦い方もわからない、正解がわからない、効率がいい方法がわからない。

ゲームなのに、ついつい正解や効率を求めてしまいます。

でも、彼は違います。
わからないも含めて、全てが楽しいんです。
だから、全部やります。
そして、その中で「こうすればいい」を見つけていったんです。

自分がいかに理屈に拘っているか、失敗を恐れているか、効率を求めているか、がよくわかりました。

極端な話し、前もって検索して…ってしないと、電車にも乗りません。
来たやつに乗れば着くのに、調べてから乗ります。情報に頼り過ぎてますよね。

子供は「自由」の先生ですね。
いやぁ…我が子ながら、ホントに凄いと思いました。
私の課題と思っていた教材が、まさかこんな近くにあったとは。

私もまだまだ、成長出来そうです。


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すけじろう

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