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いらいらアピールは依存心のあらわれ

バン!と強くドアを閉める人。
チッ!と大げさに舌打ちする人。
指をカツカツ、机を叩いて鳴らす人。
はぁーーと大きなため息をつく人。
↑あなたが近くにいるのにこういう行動を繰り返す人はね、口が達者で色々言い訳をするだろうけど、ほとんどの場合、わざとそれをしているんだよ。あなたがそうすることで不快になったり、焦ったりするのを無意識に計算してわざとしているんだよ。どんな人とつき合うか、自由に選べる人間関係で被害者側にならないためにね、大前提としてそれは覚えておいて欲しいの。
帰宅が遅くなった夫がリビングに入るなり、じゅうたんの隅のほこりを見つけて大げさな動作で拾う。テレビ台のほこりを指先でなぞり、パラパラとごみ箱に捨てる。「あれ、掃除した?」「汚れてない?」なんて言うならまだマシだよ。あからさまに嫌みだからね。だけど、陰湿な男はね(男と限らないけど)、それを無言でやるんだよ。そしてこっちが気づかって「ごめーん、汚れてた?」なんて言うと無言でため息をつくんだよ。ここで反応せず会話を切れば相手は傷つく。不快になる。それを知りながら身近な人に平気でする人がいることを、悲しいけど覚えておいて欲しいのね。
人間には感情があるからね、誰だって虫の居所が悪くていらいらしちゃう時もあるだろうよ。理不尽に怒鳴られたり、自分のせいにされたり、嫌みを言われて腹の立つこともあるさ。だけど、そのイライラを何の関係もない他人にぶつけるのは違うよね。ましてや、本来ならば1番優しく愛情を持って接するべき家族や大切な人に自分の機嫌をぶつけてるなんて、最低だよね。この人には八つ当たりしていいんだと、一方的に決めているんだからね。
優しい人はね、ずるい人の感情の捌け口にされやすいの。ずるい人が、個人的な問題でため込んだストレスや不満をぶつけるサンドバッグになりやすいの。優しい人が恋人やパートナー選びに何度も失敗しやすいのも、最初は甘い言葉で恋愛対象になっても、同じ屋根の下で暮らし始めると、いらいらを発散する対象にされてしまうからなのね。
では、ずるい人は何でそこまでずるいのか。近くにいる人にイライラをぶつけて不快にしても反省1つしないのか。それはね、依存心がもの凄く強いからなのね。相手に対して、何をしてもいいんだなと開き直れるのは、柔らかい言い方をしてあげるなら幼い子どものお母さんに対する態度と似てるの。だけど、現実はそんな可愛い話ではなく、依存されたほうは精神をズタボロにされて、心身を壊してしまうのは決まって依存されたほうなんだよね。
「私はあなたの話を何でも聞いてくれるお母さんではありません」・・・そう言って男と別れた女性を知っているけど。きっとそういう人は、ずっと我慢し続けていたんだと思うのね。気分がいい時は自慢話や昔の武勇伝を延々と聞かされて、仕事や自分の問題が上手くいっていない時は、小さな間違いをねちねちと指摘される。思い出したくない過去の話を何度も蒸し返される。「あのときおまえはこう言っていたのに今はこう言ってる。おかしいじゃないか」だの「だからおまえはダメなんだ」だの、説教めいた口調で絡まれる。その繰り返しを大きな心で、大人の対応で耐えていたんだと思うのね。だからね、あなたにいつもいらいらをぶつける人は、あなたをなめてるんだよ。心に余裕が無くて、他人の不快感にまで想像が及ばないのもある。けれど、もしそうなら、わざわざ嫌みな態度を取ることはないからね。それが無意識的に習慣化しているとしても、そこまで心が余裕が無いなら、気づいたほうが距離を置くのが賢明な対応だと思うのね。酒造りの難しさを知っているならアルコール依存になんかならないからね。対象に対して尊敬があったら、雑な扱いはできない。依存し過ぎて相手も自分も滅ぼすような愚かな行為はできないんだよ。完璧な人なんかいないし、私もいらいらしちゃうことはよくあったの。そして、近くにいる人を傷つけてしまったりもした。依存もあったんだろうね。だけどだんだん気づいたのね。言い方や態度が刺々しくなってしまいそうだなっていうときは、先に離れておこうと。それを見せないように、ぶつけなくて済むように、独りの時間と空間を持つようにしようと決めたのね。そうしたら、いつのまにか感情は、穏やかにというか、自分でコントロールできるようになったのね。まだまだ未熟だけど。
失礼な態度は過剰な依存心が作り出す。あなたに気分や感情をぶつけて不快にしても平気でいるような人とは、自分から距離を置くようにするんだよ。のっぴきならない事情があって、どうしても今すぐ距離を置くことができないなら、せめて精神的に距離を置くようにして欲しいなと願っています。

私を必要としてくださる方にもっと近くで言葉をおくれないか、寄り添えないかと考えてnoteを始めました。これからも心を軽く出来ますように、心をこめて発信していきたいと思っております。時には期待に応えられないような内容もあるかもしれませんが、どうか温かく見守っていただけたら嬉しいです