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PMPを取得するメリット!意味ある?ない?

今回はPMPを取得するメリットについて記事にします。これからPMPを取得する予定の方、取得しようか悩んでいる方に向けた記事です。

PMPの取得はオススメできる?

PMPの取得メリット

結論から言うと私はPMPの取得をオススメします。受験条件を満たしているなら取得したほうが良いと思います。

しかし、それなりに勉強が必要であること&受験するまでの手続きが非常に手間です(”非常に”をさらに強調したいくらい手間がかかります)。

「こんなに面倒なことまでして取得しても意味がないなら受けたくないなあ」と二の足を踏んでしまう気持ちはすごく分かります。私は取得しないといけない立場だったので取り組みましたが、任意であれば取り組んでいたか微妙です(笑)

とはいえ、後になってから取得して良かったなと思うことが沢山ありますので、私はPMPの取得を推奨します。具体的に良かった点(メリット)を次の章からご紹介します。

特に手間がかかるプロジェクト経験の提出については、別の記事で紹介していますので、よければ合わせてご覧ください。

PMPを取得するメリット3つ

以下のようなメリットがあります。メリットの大きさ順に上から並べています。

1.プロジェクトや日々の業務で役立つ
2.ステークホルダーから信頼を得られる
3.転職に役立つ

1.プロジェクトや日々の業務で役立つ

PMPの取得メリット

PMPに合格するということは、PMBOKを理解しているということです。勉強を通じて知識がつくのはもちろんですが、理解ができるとプロジェクトマネジメントの原理原則や場面に応じた対応方法が考えられるようになります。

PMBOKは、プロジェクトマネジメントに関するナレッジ集であり、世界のデファクトスタンダードになります。22年5月時点では第7版まで出版されています。

特に第6版はプロセスベースで体系立てられており、計画偏重のプロジェクトマネジメントを行ううえで有用なプラクティスばかりです。

これを理解していると、あらゆる場面において対応方法や考え方が頭の中で組み立てられるようになります。

これはプロジェクトに限った話ではなく、定常業務や日常生活にも当てはまります。なにか計画をたてるときに知識エリアとプロセスのマトリクス表が頭の中に広がります。

PMBOKを使いこなすイメージは、”お掃除のプロ”に近いです。お掃除のプロは、どんな汚れにも対応できます。ケースバイケースで対応方法を変えてお掃除グッズを駆使しながら汚れを落とすわけです。

この汚れがプロジェクトで起きる様々な問題であり、対応方法とお掃除グッズというのがPMBOKにあたります。プロジェクトで問題が起きてもPMBOKというナレッジ集から適切な対応方法とツールで解決方法を考えることができます。

PMBOKを勉強をしていると当たり前のことが書いてあったりします。しかし、それらを知ったうえで行うのと知らないので行うのでは雲泥の差があります(根拠をもって実行に移せます)。

プロジェクトマネジメント行う立場として、アドバイスをする立場として、レベルを底上げできるように思います。

昨今は、アジャイルのような”正解”がない状況で物事を進めることが多くなりました。そのような状況下でも、どのように進めていくべきか、マインドセットを含めて方法論が分かります。

これがPMPを取得する(PMBOKを勉強する)うえで1番のメリットだと思います。

2.ステークホルダーから信頼を得られる

PMPの取得メリット

これはプロジェクトのメンバー、上司、お客様などのステークホルダーから一定の信頼を得られます。

特に取得前後で感じるのは、初対面におけるお客様の姿勢です。取得後は良い意味で構えてきます。(「あ、こいつPMPだ」的な)

とはいえ、こういった効果は最初だけです。見当違いなことを提案していると次第に相手にされなくなりますが、少なくとも最初はきちんと聞いてくれるようになったと実感します。

これは私の中で地味に大きい変化でした。私は組織の中で若手に属します。一応役職はありますが、たいそうなものではありません。

こんな私の話を最初から「この人の話はちゃんと聞かなきゃ!」とはならないわけで、時間をかけて徐々に信頼を得た結果、やっと聞いてくれるようになります。

PMPのパワーを借りると、最初からそれなりに耳を傾けてくれるようになりました。これは私の中で大きいわけです(信頼を得る期間を大幅に短縮できる)。

私のような若手の方でお客様から信頼を得ないといけないような方は、1つの武器になるかもしれません。

3.転職に役立つ

PMPは国際資格です。履歴書に記載することで一定のプラス評価にはなるかと思います。

業界と職種にもよりますが、IT系の求人であれば「プロジェクトマネジメント資格あれば尚良」といった記載が多い印象です。

個人的にコンサル系企業は、資格を重視する印象があります。なので、コンサル系を目指す方にとっては、メリットを強く感じるかもしれません。特に外資系企業でのウケが良いようです(知人から聞いた話ですが)

4.その他

これは些細なメリットですが、名刺にPMP保持者であることを記載できます。心なしか名刺がカッコよく見えます(時間が経つと、どうでも良くなりますが…)

とはいえ、最初は嬉しかったですね。頑張って勉強した束の間のご褒美くらいの感じです。

一定期間、心の健康に良いのと面倒な資格勉強を頑張ったという自信には繋がります。PMPを取得する本質は、ここではないのでオプションくらいに思っていただければと思います。

どのように名刺に記載できるかは別の記事で紹介しています。

PMPを取得するメリットまとめ

私はPMPの取得をオススメしています。理由は以下の3つです。

1.プロジェクトや日々の業務で役立つ
2.ステークホルダーから信頼を得られる
3.転職に役立つ

PMPはそれなりに取得が大変ですが、メリットが沢山ある資格だと思います。

今回の記事が、取得しようか悩んでいる方、気が乗らない方の背中を少しでも押せたらと思います。すでに取得にむけて取り組み始めている方はさらにモチベをあげていただければ幸いです。

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※本記事の内容は個人の見解であり、私が所属する組織とは一切関係ありません。


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