スジャータ

美術史と社会学が好き。 趣味は存在しない物語を生み出すこと。 最近は香水沼に浸かりつつ…

スジャータ

美術史と社会学が好き。 趣味は存在しない物語を生み出すこと。 最近は香水沼に浸かりつつある。 平日はIT企業でプロマネのまねごとをしてます。 ヘッダー等のイラストは「お絵描きばりぐっとくん」を使用して生成しています。

マガジン

  • 香水まとめ

    スジャータの香水記事をまとめました。国内フレグランスブランドに関する記事多めです。 (香水マンガの記事は抜いてあります)

最近の記事

<香水診断>国内ニッチフレグランスブランドの選び方

香水ライフ、満喫してますか? 私は、3年くらい前から香水にハマり、特に国内のニッチブランドフレグランスを中心に集めています。こちらの記事にもまとめましたが、国内ニッチブランドの香水は、日本の気候にマッチし、海外のニッチに比べれば比較的お値段も抑え目で、手を出しやすいものが多いかと思います。 とはいえ、国内に限って結構色んなブランドがあって、どれを選んでも良いかわからないというのも事実。 ということで、どの国内ニッチフレグランスブランドを選んだら良いか、私の独断と偏見でま

    • リベルタ フルオーダーで「高原の朝」をイメージした夏香水を作った話

      気がつけばネットでもリアルでもリベルタパフュームとパルファンサトリの回し者のようになっているスジャータです、こんにちは。去年は義実家にリベルタを布教したので、今年はサトリを布教しようと目論んでいます。 さて、今更ですが昨年5月に阪急メンズ東京で体験したリベルタパフュームのフルオーダーをレポします。 フルオーダーは今回で二回目。前回はほとんどオプション香料が無かったのでベースだけで作りましたが、今回はオプションも入れましたよ! フルオーダーの概要はこちら。 前回のオーダー

      • ホラーの皮を被ったヒューマンドラマ 洋画4選

        私、ホラー映画は苦手なんです。 でも、困ったことに、「ホラー映画だと思って最初は嫌だったけど、最後まで見たらすごく良い話だった。」というのが好きです。「怪物だと思っていたものは、周囲の大人が不適切な現実を覆い隠した何かだった。少年少女は大人になるために、それと向き合わねばならない」みたいな。 でも、こういうのって、DVDパッケージやAmazonプライムの説明読んだってわからないんですよね。どう探せばいいの? ということで、他にも同じ悩みを持ってる方がいらっしゃるかと思い、

        • メンタル不調に効く 森林系香水4選

          みなさん、メンタル、元気してますか? 私はそこそこ元気です。 そこそこというのは、ちょっと無理をすると喉が痛いの鼻がズルズルするのと体調を崩す程度には、メンタル崩しがちです。 体調不調には初動が大事。ということで、喉の痛みを感じたらすぐに飲めるようハチミツ生姜湯を常備しているように、メンタルに効きそうな香りも見つけたら即ゲットして常備しております。 私の場合、ストレスを感じると過度に緊張して呼吸が浅くなりがちなので、深呼吸できるような森林の香りが必須。在宅ワーク中にイラ

        <香水診断>国内ニッチフレグランスブランドの選び方

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        • 香水まとめ
          10本

        記事

          アディーレ代理戦争

          私、夫と基本的には仲良しなんですけど、 たまに互いの理屈っぽいところが暴走して、謎の喧嘩になるんですよね。 で、最近、本当に意味のない喧嘩だったな、としみじみ思うのは アディーレ代理戦争 です。 きっかけは、私がこの記事を読んだこと。 感想は単純に「すごいな」です。 弁護士資格持ってて、ビジネスで成功しているのに、さらに医師免許とって、美容医療でも天下を取ろうとしているのは単純にすごいな、と。 まあ、アディーレのビジネスモデルには色々と思うところありますが、それ

          アディーレ代理戦争

          全てが無である父の記憶

          私の父は、全てが無だった。 朝6時 に起き、朝8時に親戚の経営する会社に出勤し、車で配送業務をし、夜5時には終えて、家に帰ってシャワーを浴びたらびっくりするほど大量の白米を食べて夜9時には就寝する。 休日はパチンコでお金を溶かすか、近所の会員制ジムで筋トレをするか、ひたすら寝る。いつもニコニコして愛想が良いので周囲からの評判は悪くない。 父は普通体型だったが、極端な早食い大食いだった。今で言う食い尽くし系というヤツだ。大皿でおかずが出ると、一瞬で食い尽くす。好物が一切れし

          全てが無である父の記憶

          [国際女性デイ]女性創業の香水ブランド

          3月8日の国際女性デイまで1ヶ月を切りましたので、女性が創設したニッチフレグランスブランドをまとめてみました。 香水ユーザーは女性の割合が多いにも関わらず、伝統的に男性社会。そんな中でクリエイションを続ける彼女たちに心から敬意を表します。 個人的なオススメのメゾンにはマークをつけました。私は軽めのフローラル、アロマティックなタイプが好きなので、かなり偏りがあるかと思いますが、似た嗜好の方は参考になさってください。 便宜上、購入可能な場所ごとにブランドを分けています。 デパ

          [国際女性デイ]女性創業の香水ブランド

          なぜ私は夫の名字にしたのか

          こんにちは。剛力彩芽です。あだ名はゴーリキー。 嘘です。でもそんな感じで珍しい名字と、名字由来のあだ名で30年生きてきました。 そんな私がなぜ結婚の際に夫側の名字に変えたのか、なぜその件を結婚ウン年経ってこの件を蒸し返しているのか、私はどうすべきだったかについてお話します。 はじめにきっかけは、夫婦別姓訴訟のニュースを見ていた時に、夫が放ったひと言です。 「この人達ってさ、何かと夫婦別姓って言うけど、そんなのしたい人だけすればいいじゃん。夫婦で同じ名字にしたいっていう人ま

          なぜ私は夫の名字にしたのか

          SLM媚薬香水の全6種レビュー

          ※微セクシーな描写と画像があります。苦手な方はスルーください。 香水は自分のために付けたい。 そう思っていたのに、「19世紀の薬局にあった媚薬のレシピを現代に甦らせた」という厨二病全開のキャッチフレーズに惹かれ、SLMというブランドの媚薬香水のサンプル6本セットを購入してしまいました。 とは言え私は結構な引きこもりでモテを狙う以前にそもそも人と会わない。唯一コミュニケーションのある夫も好みは紅茶系香水なので、買う前から不評は確定。媚薬を使う機会無し。 でも、何ていうか、

          SLM媚薬香水の全6種レビュー

          気軽に海外旅行〜ひとりディズニーシーのススメ〜

          ★この記事には、私がひとりでディズニーシーに行くようになったきっかけと、ひとりディズニーを楽しむTIPSを記載しています 一人ディズニーを始めたきっかけ元々実家が舞浜に近かったこともあり、なんだかんだ年に1回程度はディズニーランドかシーに行っていた私。 私のお気に入りは当初不人気だったディズニーシー。建物やちょっとした柱やポスターも本格的。道を歩けば路上パフォーマーがそこかしこに現れ、ゴンドラに乗ったりジャズバンドの演奏を鑑賞したり、本格的な旅行気分になれるところが好きで

          気軽に海外旅行〜ひとりディズニーシーのススメ〜

          神保町のブックホテルに泊まった話

          そうだ、ブックホテルに泊まろう。 今年度は4月からほぼフル在宅。 夫も同業でほぼフル在宅、最近はどちらも休日作業が多く、オンオフの区別がつかず、気が滅入ってきました。 よく考えたら、昔は年に一回は一人で海外旅行に出掛けていましたが、仕事が忙しくなったり、結婚したり、そしてこのコロナ禍で、色々とままならず。 とは言え、1日くらい休みをとって、ビジネスホテルにこもって本でも読みたいな。移動に時間がかかるのは疲れるから首都圏近郊で。 そう思っていたら、ドンピシャのものを見つけ

          神保町のブックホテルに泊まった話

          EDIT(h) /エディット トライアルセットの感想

          2022年サロパで入手した、日本発の香水メゾンであるエディット、1stエディッションのトライアル5本セットを1ヶ月かけて使ってみましたので、感想を投稿します。 エディットの香水は繊細なので、人によってかなり感じ方は違うと思います。 ということで、独断と偏見で順位付けしました。私はかなり軽めの香りが好きなので、その前提でお読みください。 第5位 ジャーディントーキョー 去年の裏サロパで軽く試した時のエディットの感想は「なんかきゅうりの浅漬けみたいなのあった」で、そのくらい

          EDIT(h) /エディット トライアルセットの感想

          調香師マンガ〜グラースへの道〜第三部 後編[完結]

          前回はこちら さて、存在しない調香師マンガのあらすじ、第三部 究極の香水編(@グラース)後編です。 さて、「帝王」が父ではないことを知り、失意に沈む主人公の薫ですが、気をとり直し、香水作りに戻ります。 初心に戻り、香料を一つずつ嗅ぎ直し、組み立て直す作業に。 そして、薫はある事に気が付きます。自社農園の最高級ラベンダーを使っている筈なのに、何かが足りない。この香料では「永遠の愛」はできない。 薫は、既に仲良くなっていた、自社農園のベテラン職人を訪ねます。なお職人さんは

          調香師マンガ〜グラースへの道〜第三部 後編[完結]

          調香師マンガ〜グラースへの道〜第三部 中編

          前回はこちら さて、存在しない調香師マンガのあらすじ、第三部は究極の香水編(@グラース)中編 さて、香水再現が暗礁に乗り上げた主人公の薫が目にしたのは、当時の別の香水の調香メモに残された日本語の走り書きでした。 当時ラーゲンの屋敷にいた日本人は母親だけだった筈。ただし母親は調香師やその助手ではなく単なる使用人だったに過ぎない。一体なぜ? 疑問を抱いた薫は、直接「帝王」を問いただします。「帝王」が語った物語は意外なものでした。 サユリは、風変わりな小娘だった。紹介状も持

          調香師マンガ〜グラースへの道〜第三部 中編

          調香師マンガ〜グラースへの道〜第三部 前編

          物語は終盤へ。第三部は究極の香水編(@グラース)前編です。 前回はこちらhttps://note.com/sujata/n/n95f81a835d27 先に言っておきますが、第三部は要約できなかったので長いです。存在しないマンガなのに要約できないとはこれ如何に? さて、世界最大の香水会社ラーゲン社の会長で、伝説の調香師でもある「帝王」と呼ばれる男からの直々の要請を受け、グラースを訪れた主人公の薫。 グラースは香水の街と呼ばれており、自然環境の豊かさから、様々な高級香料

          調香師マンガ〜グラースへの道〜第三部 前編

          調香師マンガ〜グラースへの道〜第二部

          存在しない調香師漫画のあらすじ、まだまだ続きます。 前回はこちら 第二部は対決編(@パリ) 世界最大の香水メゾンであるラーゲンが専属調香師を探しているという話を聞きつけパリにやってきた主人公の薫は、何とか選抜をくぐり抜け、最終選考に臨みます。 ライバルは、調香師一族のサラブレッド、スラムから成り上がった男、名門一族の御曹司である激イケメン、など個性派揃い。 もちろんフィクションですよ! 「最終選考の調香テーマは『水』だ」 「なんだ、簡単じゃん」 「そうでもないさ」

          調香師マンガ〜グラースへの道〜第二部