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LibertaPerfuume4周年イベントレポ 2024/6/29

LibertaPerfume4周年記念イベントに行ってまいりました。

オーダーした香水を持ち寄って話すという、恐ろしく濃いイベント。ほとんどが複数持ちという、ガチ度の窺える布陣でした。
情報量が多くて整理しきれないのですが、特に印象に残った香りをまとめました。

なお、その中で発表された、7月より発売になるベース・オプション香料の紹介はこちらになります。


①推しが私にくれたもの

「好きな人(推しキャラ)が自分をイメージして贈ってくれた香水」という、妄想度の高すぎるコンセプトでみんなの度肝を抜いたあしおんさん。推し香水にそんなパターンがあったとは・・・
肝心の香りは、ホワイトフローラルを基調とした甘くて優しいフローラル。
が、本当の衝撃はここから。
「こちらは、推しの部屋をイメージして作った香水です」
・・・
うん、みんな頭抱えた。
良い香りなんですよ。ウッディで、古い書籍インクの香り(パチュリ)がする、センスの良い香り。間接照明が見える。話してて楽しいんだろうな。すごいわかる。でも絶対に手に負えないから。わかりやすい例で言うと、凪のお暇のゴン(中村倫也)をインテリにした感じというか・・・
「『あの男』はやめとけ」
全員で言いましたよ。あんな香りの部屋に住みながら、女の子にあんな香水くれるんだ。悪い男だな。

なお、その日の夜に具現化された「あの男」が夢に出てきて、「週末ギリシャに行くんだけど、それまでに渡したいものがあるから今週ウチ来れる?」と言ってきたので、は?何だそれ?意味わかんない、てか先に言えよ、とイラつきながら日程調整してました。
ダメじゃん。自分がハマってるじゃん。

悪い男というと、にあぽんさんの、KinkiKids「硝子の少年」に出てくる「ぼくの知らないコロン」をイメージした香水も良かったです。こちらは大人っぽいフゼア。あ、俺だと太刀打ちできないんだろうな、という絶望感がすごい。

②梅四景

開催時期の絡みもあり、私を含め、3人が梅ベース(2024/2−2024/4限定)を使った香水を持ってきたのですが、それぞれニュアンスが違って面白かったです。

私はホワイトベルベットとイリスを入れた、パウダリーで肌馴染みの良いタイプ。デパートで取り扱ってそうな感触。
四季さんは、柑橘系とフローラルを入れたという、フルーティが際立ったキュートな香り。
しーなさんは、お酒(吟醸)を加えて、大人っぽく、ちょっと色っぽい香り。
他の香りも嗅がせてもらいましたが、四季さんは甘やかで優しい香り、しーなさんは大人っぽく上品セクシーな香りで、ご本人の雰囲気に合っていて素敵でした。
しーなさんはベース香料を指定して「これを使って大人っぽいかんじでヨロシク」で組み合わせを提案してもらうスタイルとのこと。なるほど、そういうのもあるのか。

梅が3種類続いたので、リベルタさんの梅ベース香水も急遽紹介。こちらは檜と丁子(クローブ)を加えているということで、グッと梅の枝ぶりが見えてくる写実的なタイプ。うっすら和を感じます。

梅ベースは本当に良かったので、来年も復活させて欲しい。

③ガチ勢現る

まあコンセプトからしてガチ勢は多いんだろうな、と思っていたのですが、予想以上にメンツが濃かった。特に濃かったのは有出ハイドさん。他の方の香水を嗅いで「これはスイートウッディを使ってますね」と一発で当てるのは序の口、途中から香料に関する専門的な解説も始まったので、冗談抜きで社員さんでした。ってかハイドさんって何されてる方?香料会社勤務??
そんなハイドさん、5本持って来られましたが、個人的に好きだったのは「スペースカウボーイ」です。とんがったネーミングですが、シトラス、アロマティックの、かっこいい、清涼感のある香り。夏にぴったり。

ガチ勢といえば、Twitterでもnoteでもフォローさせて頂いているふゆさんは、エスプレッソの問題作を持って登場。ハロウィンをイメージしたというコニャックオイル、ジンジャーをトッピングした香りはまさに「不穏」。こういう攻めた香りは8mlならではという感じですね。

攻めた香りと言えば、にあぽんさんは、担々麺をイメージしたというピーナッツとクミン(だったかな?)の香りも持ってくる予定だったそう。何それ。意味わからない。超嗅ぎたい。

⑤私的ベスト

色々嗅いだんですが、個人的に一番好きだったのは、「原生林の奥で紅茶を飲む」というコンセプトの香りです。シダーウッドをベースに、紅茶はベルガモットで表現。
最初は苔むした土と木の香りの野生的な感じなんですけど、そこから徐々に紅茶が香ってきて、気がつくと上品な空間になっているという。。。好き。帰ってから何度もムエット嗅いでる。

まとめ

情報量が多すぎて、全ての出来事を書き留められなかったんですが、ともかく楽しかったです!今までSNS上でお見かけした方とお話しできましたし、オーダー香水作りには色々な軸があるんだな、と改めて思いました。
正直香りの好き嫌いは激しい方ですが、色々嗅いだ中に、不快な香りが全くなかったのは凄かったです。
思いの丈を吐き出すケースもあれば、「ベースだけ決めて、残りは方向性だけ指示してほぼお任せ」というケースもある。みんな違ってみんないい。
私も次はジンジャーで夏向きの香水作るか、それともピーナッツ香料でチーバくんイメージの香水もありかな、とか色々考えちゃいました。
皆さんも、このレポで少しでもオーダー香水に興味を持っていただければ幸いです。
それでは!

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