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You're wonderful! Stay just the way you are!

度重なる芸能人の不幸なニュースや、某ホリエモンともめた餃子屋さんが誹謗中傷にまいって休業など、残念または世知辛いニュースが多い今日この頃に感じます。

人生の半分を海外で暮らしてきた外人な私からすると、不思議な現象に感じます。なぜならば、個人的な体験から言うと、日本は世界的に見ても、礼儀正しく親切な人で溢れている国だからです。

そんな日本で、なぜ、残念そして世知辛いニュースが相次ぐのか・・・?

出る杭は打たれる「みんな一緒」の同調同意社会

ニュースになっている件は、それぞれ、さまざまな理由があるのだと思います。仕事のプレッシャー。SNSなどによる誹謗中傷。人生へのストレスや絶望などなど。

ただ、いずれのケース(思い悩む人も誹謗中傷する人も)も、出る杭は打たれ「周りのみんなと一緒」を強制される同調同意社会の日本で生きるプレッシャーやストレスが、起因になっているように思います。

日本では、幼いころから、そして大人になっても、家庭・学校・会社・仲間内、日本社会で、「いい子」、「いい生徒」、「いい社員」、「いい仲間」、「いい日本人」でいることを、周りから期待されます。

同調同意社会の日本ですので、周りに忖度して、知らず知らずのうちに、この世にあたかも一つしかないがごとくのその幻の理想像を、「あるべき自分」として思いこみ生きているのではないでしょうか?

ここに欠けているのは、本来の自分です。世界に唯一無二の自分です。

We are all different!

人生や仕事に思い悩む人と、SNSなどで誹謗中傷をする人は、まったく違うように見えて、根っこは同じところでつながっているのではないでしょうか?

「こうあるべき」、「かくあるべき」と意識が強いはずです。「自分は自分、人は人」と思えるのであれば、そもそも、思い悩むことや誹謗中傷することもないはずです。

そこで、あらためて今一度、「世界に唯一無二の自分」というものを思い出して欲しいのです。社会で望ましいとされてきた自分ではなく、「本来の自分」です。

私は、元々、自分の個性を大事にして生きてきたタイプですが、3人の子供に恵まれて子育てしてきた経験から、その想いがいっそう強くなりました。

人間は、生まれついた時点から、同じ家族であろうと、姿形も性格も異なります。まさに、生まれた時から、We are all different!です。日本で刷り込まれる「周りのみんなと一緒」なんてものは、自然の摂理に反していますし、最初から存在しない幻想です。

人間、とくに慣れ親しんだ自分の国の人間を見れば、一人一人姿かたちがみんな異なるのはわかるかと思います。同様に、モノの見方・考え方・信じ方、人生の生き方、仕事のしかたなども、とうぜん異なるはずです。

これを、いつの間にか、世界にオンリーワンの貴重な自分自身のモノサシを忘れ、「周りのみんなと一緒」から派生する「幻のあるべく自分」に囚われるから、思い悩んだり、人を誹謗中傷したりすることになるのではないでしょうか・・・?

Stay healthy!  Stay positive!

Withコロナ時代で、なかなか「外」にも出られず、ストレスをため込む人もいるでしょう。しかし、本当に大事なのは、「外」ではなく「内」です。

コロナのこんな時だからこそ、「内なる声」に耳を傾けるいい機会です。生まれた時点ですでに、この世に二つとない素晴らしい自分なのですから、「本来の自分」と向き合って、「人は人、自分は自分」と思えた時、大きな変化がおこると思います。

自分に優しくなれるのはもちろん、周りの人たちにも優しくなるはずです。唯一無二の自分を理解すれば、自分自身が異質ですから、異質に寛容になれますし、多様性を尊ぶはずです。そのような、オープンでしなやかだけど根っこのしっかりした人間が増えれば、日本社会も次第に変わっていくはずです。

You're wonderful!  Stay just the way you are! 

Go Global - 岡部恭英グローバル人材育成アカデミー

私の主宰する上記のコミュニティー向けにこのnoteを書きました。上記に述べた考え方が、海外で生きる、世界の舞台で活躍するために、日本人にとって大事だからです。

海外で活躍したいという日本の人によく聞かれる質問があります。

「日本人の強みはなんですか?」

「日本人の長所短所はなんですか?」

いかにもありがちな質問ですが、実は、日本人特有の質問です。同様な質問を、中国人、インド人、韓国人、イギリス人、アメリカ人、スペイン人、スイス人など、相談にのってきた国の人間から受けたことはありません。

彼らは、中国人、インド人、韓国人、イギリス人、アメリカ人、スペイン人、スイス人である前に、王さん、Gupta、李さん、Charlie、Bob、Xavi、Thomas(仮名)という一個人なのです。

似たような理由で、スタンダードな「グローバル人材」というものは存在しません。あるのは、個人(私の場合、岡部恭英)が、グローバル化することだけです。

「世界のどこに行こうと、自分らしくふるまえ、自分本来の力100%を発揮できる」

これこそが「グローバル人材」というもののあるべき姿かと。

それを目指すためには、「周りのみんなと一緒」の幻想で創りあげた自分ではなく、まず「世界に唯一無二の自分」と真剣に向き合って生きる必要があります。

You're wonderful!  

ありのままのあなたで素敵です!

Stay just the way you are! 



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