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英語ができると人生が変わる(その弐)!

前回の「英語ができると人生が変わる(その壱)!」にて、高校サッカー部先輩(人生を変える5つの魔法①人)と偏差値50から早慶を突破する法(人生を変える5つの魔法②本)との出会いにより、慶應義塾体育会ソッカー部を目指すことになった背景を説明しました。

高校サッカー部先輩と受験界のカリスマ精神科医・和田秀樹さん著「偏差値50から早慶突破本」が異口同音に唱えていた「英語ができれば慶應に入れる」を自分なりにリサーチした結果、その通りだということが分かったので、高校3年生春の新学期から、徹底的に英語を勉強にすることにしました。

なにごとも戦略が欠かせませんので、下記の感じで取組みました。

慶應合格への「戦略分析」

英語ができれば慶應に入れる

②湘南藤沢キャンパス(SFC)2学部は、英語と小論文だけなので、英語に加えて小論文だけできればいい

③日本の受験は、基本、試験一発で、高校時代の内申点はほぼ関係ない

④ベースとなる単語と文法も大事だが、試験の肝は長文読解

⑤文章の後ろから訳していく日本的な和訳学習法では、大量の長文読解を早くこなせないので、英文を書かれている通り前から読んでいく必要がある

上記の分析をもとに、下記の対策を練りました。

慶應合格への「戦略立案」

ひたすら徹底的に英語をやる。試験対策勉強はクリアで塾など必要ないので独学で英語一点集中勉強

②小論文対策もやるが、「偏差値50からの早慶突破本」にあった参考書とやり方だけの最低限にとどめ、勉強時間のほぼ100%を英語に費やす

高校3年の授業は全部捨てて、授業中は耳栓つけてひたすら英語の内職。中間や期末試験対策も一切しない。万が一、赤点で卒業できないような事態になった場合だけ、なんらかの対策を施す

④春学期の授業中の完全内職で、暗記モノ(要は、必要なのは時間)であり長文読解のベースとなる単語と文法を済ませて、なるべく早く、高得点に繋がる長文読解の精読・多読に移る

⑤長文読解の精読を終えて、分からない単語や文法を全部覚えたら、あとはひたすら音読。長文読解試験に必要とされるスピードを身につけるため、日本英語の後ろから訳していく悪習をUnlearn!

受験英語からの学び

結果として、高校3年当初は偏差値30~40くらいだった私は慶應に合格して、慶應義塾体育会ソッカー部に入ったので、プラン通り成功です。

note書きながら、いま改めて振り返ると、2つの気づきがあります。

①戦略分析&立案の大切さ

学年で30人くらいが早慶に入る感じの高校でしたが、一学年300人強の学生がいたとすると、トップ「約10%」です。

しかし、高校卒業時の私は、完全内職のせいもありますが、文系コースで「学年ビリ2番」でした。学年ビリ2番で、ふだんの素行を決してよくなかった私が慶應合格したのですから、先生たちもビックリです。「岡部が慶應受かるくらいだから、誰でもやればできるんだな!」と、褒められているのかけなされているのか分からないコメントを貰いました(笑)!

ここで質問が頭をよぎります…

「90%の同級生が受からない慶應に私が受かったのは、彼らより頭がよかったのか?」

そう思いたいですが、そうではないのです。

多くの同級生はみな真面目なので、私大受験の場合は3科目国立大受験の場合は5科目7教科をまんべんなく勉強。さらに、学校の授業もさぼらずに真面目に勉強

もし私とみなの頭脳が同レベルだとすると、「慶應に受かるために、慶應に受かるための英語のみを、朝から晩まで勉強をした」私と、「受験全科目をまんべんなく勉強&朝から午後遅くまで学校の授業もマジメに受けた」同級生で、どちらが慶應合格への確率が高いかは自明かと思います。

これは、なにも受験勉強に限らず、マジメな性質の人が多い日本では多々見られる傾向です。「本質」というか、「本当に大事なこと」を、自ら考えて判断することなく、周りのみんながやっているからなんとなく同じようにマジメにとりあへずやる。

「成果=努力の質✖量」

ですので、天才はいざ知らず、いわゆる凡人の我々の多くは、とりあへず周りのみなと同じようにやっちゃう前に、自ら考えて、戦略分析&立案が欠かせません。

どうすれば、自分の望む成果を出せるのか、戦略分析(徹底リサーチ)と戦略立案(実際の対策方法を練る)する必要があるのです。

ちなみに、この慶應受験時に学んだ徹底的な一点集中突破法は、その後のMBA受験、TEAMマーケティング(スイスにある欧州サッカー協会専属マーケティング代理店)入社時などでも有効でしたので、ぜひ試してみてください!

②受験英語は、日本人の英語のベースになり得る

「受験英語は役に立たない」

とまことしやかにに言われていますが、大学卒業後に海外に飛び出して、25年くらい大陸をまたぎ5ヶ国を渡り歩いてきた私が、断言します。

「受験英語は役に立つ」

もちろん、私がやったように正しい学習方法でなくてはいけません

生まれも育ちも日本な純ジャパの私が、25年に渡る英語を使ったビジネスマン生活から見て、役に立ったと思う受験英語は下記です。

①英単語

単語暗記を軽んじるむきもありますが、とんでもありません!

初心者でも上級者でも、単語はメチャクチャ大事です!

センテンスをしっかり作って話せない初心者も、単語さへわかり、繋げられれば、なんとか外国人と理解しあえます。上級者も、シェイクスピアまでいくと約2万語とも言われていますし、グローバル組織でのハイレベルな仕事や欧米エリートとちゃんと仕事するには、単語力はあるにこしたことはありません。最低、受験英語くらいの単語力がないと、勝負にならないのです。

日本人が気をつけるべく単語学習は、「つづりはあまり気にせず、発音をしっかりマスター」です!

つづりは、Auto-correctionなどもあり今の時代あまり問題になりません。しかし、せっかく意味やつづりが分かっていても発音があっていないと、会話で聞こえませんし、話しても通じません

もう一度言います!

「単語学習で大事なのは、発音です!」

②文法

幼少時に英語の国に移ってネイティブにでもならない限り、ドメドメな日本人の成人(高校生以上)が英語を勉強するさい、文法は便利なツールです。

めんどくさいかもしれませんが、ルールブックだと思って、徹底的に暗記してみてください。一度しっかり暗記して、長文精読・多読・音読を繰り返せば、いつか血と肉となり役に立ちます!

③音読(→暗誦)

上記の単語と文法のベースさへできれば、あとは、精読・多読・音読です。

音読する時に大事なのが、文章のテープを「精聴」して、音を全部分かったうえで、「徹底的に耳コピする音読」です。

音読を徹底的にやると、暗誦となります。

暗誦までできたら、当然ながら、英語は話せます。

うそだと思うかもしれませんが、塾や予備校や英会話スクールなど行ったことなく、純ジャパながら、上記の通りのやり方で英語を独学して、慶應義塾大学、ケンブリッジ大学院、英国プレミアリーグ所属プロサッカークラブ、外資系企業スイス本社などで、学び働いてきた私が保証します。

受験英語以降はさぼってしまい、大学時代は、六本木の夜のクラブ活動で外人と話すくらいしかやっていなかった私ですが、大学卒業してすぐに移ったベトナムでビックリしました。

「偉そうにしている大企業駐在のお偉いさんたちより、俺のほうが英語ぜんぜん話せるじゃん!」

今思うと、国際的に見れば恥ずかしいレベルの英語力だったのですが、日本人は本当に英語ができない人が多いので、その人たちと比べると、受験英語+六本木クラブ英語の私の方が、はるかに英語ができたのです!

いつも言っていますが、何度でも言います。

「英語ができると人生が変わる!」

英語以外にも大事なことが人生にはあり、本当はそうあるべきではないのですが、アジア的に見ても韓国人と並んで英語ができない日本人には当てはまります。

上記に述べた私ではないですが、「英語ができると人生が変わる!」ですからやらない手はないですね!

次回は、海外に飛び出す前の、大学時代の「夜のクラブ活動@六本木武者修行編」をお送りします!

Stay tuned! 

補足:

質問ある方は、お気軽にツイッター (@yasuokabe) でご連絡ください! 

(注*:慶應は英語の点数傾斜配分が高く、SFCなら試験は英語と小論文だけ。数学か社会の試験がある学部も、400満点中の200点を英語が占める)


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