水素

映画、ゲームの備忘録を月毎にまとめています。 ゲームスキルやストレス耐性は低めなので、…

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映画、ゲームの備忘録を月毎にまとめています。 ゲームスキルやストレス耐性は低めなので、難易度が高くなく、最高におもしろいゲームを探しています。

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2024/7 ゲームまとめ

ゲーム ・Call of Cthulhu  クトゥルフ神話が元々好きな人のための雰囲気重視のアドベンチャーゲーム。探偵として、「画家サラ・ホーキンスが起こしたとされている、火事による一家心中の真相を突き止めてほしい」という依頼に応じてダークウォーターという港町へ向かう。  元々TRPGのCoCが好きなので、シナリオをフルカラーの映像とともにプレイしている感覚でかなり楽しかった。暗く不気味な町、陰鬱でどこか敵対的な人々、調査を進めるにつれて徐々に明らかになっていく事実。良い。

    • Steamサマーセールで買ったもの

       Steamサマーセール、悪魔の催し。 今回はあんまり買わないつもりだったのに大量に買ってしまった。その懺悔と絶対プレイするぞというケツ叩きを含めて買ったものを公開します。  プレイするであろう順に並べておく。 ・神無迷路  雰囲気よさげなテキストメインのADV。ホラーっぽいけどなんか情緒があって気になった。 ・Chants of Sennaar  言語解読ゲーム。難しそうだけど7days to end with you好きなのでやってみる。 ・OneShot  

      • 2024/6 映画・ゲームまとめ

        映画 ・最後まで行く(2015)  飲酒運転で人を撥ねるという失敗をしたあと隠蔽してしまって、それがバレるかバレないかの瀬戸際を走り続ける映画。いや〜な緊張感が漂い続けるから、結構観るのしんどかった。ただ主人公に不屈の精神があり、カーチェイスや暴力が洗練されているのでおもしろかった。日本であんだけ汚職とか違法風俗店経営してる警官をフィクションで出すとリアリティ無いと言われそうだけど、韓国だとあれは有り得るラインなんだろうか。だとしたら、警官の権力すごいな。本当になめらかに暴

        • 2024/5 映画・ゲームまとめ

          映画 ・メメント  おもしろかった…!レナードの記憶障害を観客へ本当に体験させて、「自分は一体何をしたんだ?」「目の前の男は何者なんだ?」でグイグイ展開を引っ張っていく。10分ずつシーンが遡っていくことで、映画=動画だから過去から未来の方向にしかいかない媒体で未来から過去へ時間を流している。時間って逆方向に流せるんだ……すごいな。めちゃくちゃおもしろかったな…… ↓以下ネタバレ 「彼の嘘を信じるな」がいつ書かれたのかずっと気になってたから、答え合わせされたとき「っか〜〜〜

        2024/7 ゲームまとめ

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        • 映画
          40本

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          2024/4 映画・ゲームまとめ

          映画 ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート 勢いのある映画だった。セックスとドラッグと金が濁流のようにあふれてくる。でも見終わった後には空虚感が残る。悪い意味ではなく。おそらくそう感じるように狙って作られ、そして成功している。  後から振り返っておもしろかったという感慨は無いけれど、間違いなく鮮烈な記憶として残るし、観ている時は夢中だった。スケールが大きくて煌びやかで刺激的。  ジョーダンのスピーチは本当に上手かった。人の心を否応なく動かしてしまう。  映画の時間的にはち

          2024/4 映画・ゲームまとめ

          2024/3 ゲームまとめ

          ゲーム ・アッシュと魔法の筆 おすすめ度★★★☆☆ 難易度★☆☆☆☆ 出来が良い。壁に綺麗な絵を描きたい人向け。パルクール要素もあって結構好き。絵心なくても描きたいものを選んで塗っていけば綺麗に描けるからうれしい。普通に楽しいゲームという感じ。 ・CARTO おすすめ度★★★★★ 難易度★★★☆☆ 良いゲームだった……好奇心、探究心がくすぐられる。地図の欠片を組み合わせて進んでいくんだけど、会話上のヒントから考えて地図の配置を工夫すると新しいピースがポコンっと出てくる

          2024/3 ゲームまとめ

          2024/2 映画・ゲームまとめ

          映画 ・返校 言葉が消えた日 背景美術への気合いの入り方がすごい。単に怖がらせるための背景ではない。暗くて打ち棄てられているけれど、なぜか美しい。原作ゲームリスペクトの構図を効果的に使っていた。 確かに脚本は原作を意訳している部分が大きいけれど、伝えたいメッセージはブレてないと思う。映画にするにあたってより分かりやすく、作品のコアが伝わりやすいように脚色したという感じ。言論弾圧と暴力と密告が猛威をふるっていなかったら、ファン・レイシンの嫉妬や意地悪心は青春のほろ苦い一ページ

          2024/2 映画・ゲームまとめ

          2024/1 ゲーム

          映画 ・笑いのカイブツ 爽快さはなく、ひたすらつらく永劫に続くような苦しさがあった。ツチヤタカユキのあの「人間関係不得意」は完璧主義の表れなのかなと思った。人はどうでもいい会話・つまらないくだらないやり取りを何度も繰り返して、時々人を誤って傷つけてしまったり、関係を修復したり、逆に偶然面白い会話になったりしながら対人スキルを育てていく。でも、ツチヤタカユキは「おもろさ」に物凄くこだわりがあって、たぶん「おもろないことをしゃべるぐらいなら、いっそ何も言わん方がましや」ってか

          2024/1 ゲーム

          2023/12 映画・ゲーム

          映画 ・ハッピー・デス・デイ  誕生日の夜に殺されるが、ループして朝目が覚める。誰が犯人か?を突き止めるミステリー要素もある。主人公トリーは傍若無人で恨みをたくさん買ってそうでお世辞にも性格がいいとは言えない人なんだけど、ハキハキ自分の言いたいことを言うし、めちゃくちゃ行動力があっておもしろい。途中ではっちゃけて全裸で歩くのは一回やってみたかった的なアレ?? ・ウォレスとグルミット 傑作選  これ粘土で作ってるの??すごすぎる。ペンギンが最初はウォレスにすり寄ってグルミ

          2023/12 映画・ゲーム

          2023/11 映画など

          映画 ・ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド  「兄弟以上夫婦未満の相棒」っていいね……落ち目になったリックがすごくしんどそうなのとは対照的に同じく仕事にあぶれているクリフが普通の顔して特に落ち込みもせず生きてるのがおもしろかった。「自分が役立たずだと受け入れるのがつらいんだ」と泣いて8歳の子役に慰められていたリック、覚えたはずの台詞が飛んでしまって自分を激しく責めたリックが、その後切り替えて悪役として職務を全うするのが本当にえらいなと思った。ちゃんと見ていてくれる

          2023/11 映画など

          2023/10 映画など

          映画 ・メン・イン・ブラック ・メン・イン・ブラック2 ・メン・イン・ブラック3  おもしろかった〜続編もちゃんとおもしろくてよかった。無印の途中で昔観たことをぼんやり思い出した。セリフやカメラの動きの緩急がバッチリ決まっていてカッコよくて、それでいてコミカル。高速会話キャッチボールの後にピタッと無音と真顔の数秒が挟まると、それだけなのに可笑しくてふふっと笑ってしまう。「間」で笑わせるのに弱くて予測可能・回避不可能の笑いだ。  無印は昆虫、2は蛇、3は甲殻類(アニマル・ボリ

          2023/10 映画など

          2023/9 映画など

          映画 ・ルームロンダリング  いい映画だった…2018年公開 「事故物件に住んで告知義務を消すバイト」という題材だけど、なんかほのぼのしていて色彩が明るい。御子の服装が緑と赤という絶対合わないだろという色の組み合わせなのに、何故かこの映画の中で御子が着てると似合ってて不思議だった。溶け込めなさを表してるのだと思う。ラストでも緑と赤を着てて、なんだか安心した。個性が消えたわけじゃないとわかったから。  パンク歌手の「消えてしまいたくなる夜は時々あって、でもそれを引き留める

          2023/9 映画など

          2023/8 映画など

          映画 ・ウィジャ・シャーク  初めて観たサメ映画がこれで良かったのか……?サメ映画ってこんな感じなんだ……退屈すぎて気が遠くなったけど、ギリギリで耐え切った。家庭用ビデオカメラで撮ってるように見えるのは段々慣れてくるんだけど、その後やってくるこの主人公は一体何がしたいんだ?などの疑問が置いてけぼりにされながらストーリーは強引に進んでいく、し、そのストーリーも別に面白くはない。封じたウィジャ盤を破壊したらまた出てくるのでは?実は「ウィジャ盤で封印した」は誤訳で「ウィジャ盤は門

          2023/8 映画など

          2023/7 映画など

          映画 ・君たちはどう生きるか  ストーリーとしてはめちゃくちゃ王道。現実世界での自己の解決すべき成長課題→異世界へ入って課題に関連する試練をくぐりぬける→現実への帰還という異世界ファンタジーの典型。 なんだけど、場面の転換や描写になんとなく安部公房とかカミュっぽさを感じた。不条理劇の色彩 新しい母を母と受け入れられないのに、誰も気がついてくれないから眞人は石で自分の頭を殴って「転んだだけだ」と言い張る。下手に「◯◯にやられた」って言うより、より一層誰かにやられたけど強がっ

          2023/7 映画など

          2023/6 映画

          映画 ・銀河鉄道の父  私の生来的な趣味嗜好には全く合致しないけど良い映画でしたね。国語の時間に永訣の朝をやってうるうるしていたので、としが亡くなって火葬して、明るくて悲しい朝の風景で泣いてしまった。  物語を書き始めるまでの半生は、うまく人生に馴染めなくてはみ出してしまう苦しみが強かった。善良なんだけど見通しが甘いというか根本のところで甘えがある。思いついた時は固い意思を見せるのに、ちょっとつまづくとすぐに挫けてしまう。質屋の仕事を知ったような口で批判したり、日蓮宗に傾倒

          2023/6 映画

          2023/5 映画など

          映画 ・ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー  そうか、スーパーマリオ「ブラザーズ」だもんな。ルイージの「センスのいいやつなら(兄さんに)惚れるさ」ってセリフが好き。クッパに生殺与奪の権を握られながらこれを言えるんだなー怯えながら足が震えながらマンホールの蓋持ってクッパの炎の前に飛び出してくるところも良かった。  ルマリーの闇っぷりはなんか元ネタがあるのかな?転生して星になるのが希望だから、牢獄に囚われている限りそれは叶えられない。だから死を望んでいるということか。作中檻

          2023/5 映画など