2023/12 映画・ゲーム

映画
・ハッピー・デス・デイ

 誕生日の夜に殺されるが、ループして朝目が覚める。誰が犯人か?を突き止めるミステリー要素もある。主人公トリーは傍若無人で恨みをたくさん買ってそうでお世辞にも性格がいいとは言えない人なんだけど、ハキハキ自分の言いたいことを言うし、めちゃくちゃ行動力があっておもしろい。途中ではっちゃけて全裸で歩くのは一回やってみたかった的なアレ??

・ウォレスとグルミット 傑作選

 これ粘土で作ってるの??すごすぎる。ペンギンが最初はウォレスにすり寄ってグルミットを排除して、その後ウォレスを利用するのがめちゃくちゃリアルで怖かった。家出グルミットが何度も後ろを振り返るのが可愛い。ペンギンが銃をグルミットにチャキッと向ける画像は見覚えがあった。
 羊泥棒の話はショーンがぷるぷる震えているのと、グルミットが冤罪で終身刑になったことを知ったウォレスと羊達が涙目になるところ、ジグソーパズルを差し入れしてもらったグルミットが突っ伏して泣くところが可愛かった。バイクに羊達が団子になってるところ、バランスを取れ!で組体操みたいにピシッと整列してショーンが運転してるところは笑った。

・ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

 グルミットはしゃべらないけれど眉?と視線だけでウォレスを心配する気持ちとか決意とかが伝わってくる。ストーリーも起承転転転転結みたいな感じでおもしろい。

ゲーム
・ドラゴンクエスト11s

 初めてドラクエのナンバリング作品を遊んだ。とても良かった……ファーリス王子の話では周りの期待に応えられなくて苦しくて卑怯なことをしてしまったけれど、シルビアが背中を押したこともあって土壇場で勇気を出したところ、周りもその後等身大の王子を見ていなかったことを省みてありのままの王子を受け入れてくれたところで、自分事のように嬉しかった。期待されるのは嬉しいことだけれど、その期待に応えられなくてがっかりさせるのが怖い、そして見捨てられるのが怖い。そこで「よし頑張るぞ」と自分を奮い立たせられる人ばかりではない。ファーリス王子は悪い人ではなく、弱い人だ。そして、その弱さはとても自分に馴染みのある弱さだった。頑張ったからって全部が上手くいくわけではないけれど、でもやってみなくちゃ始まらないよと優しく励ましてもらった気がする。
 人魚のロミアのいつまでもキナイを信じて待ち続ける愛も、キナイの寿命の全てをかける愛も切実で美しかった。ロミアが「最後にもう一度キナイに会えてよかった」と言って泡になって消えていくところが本当に悲しくてつらいけれど、綺麗だった。
 システム的にもユーザーフレンドリーで、不便を感じることがほとんどなかった。特にすごいと思ったのは不思議な鍛治で材料を鍛冶の画面で買えるところ。めちゃくちゃ便利だった。
 こんなにすごく楽しいゲームなんだけど、自分の性質的に大体どんなゲームも60時間ぐらいで飽きてきてしまうので表ラスボス近くは駆け足になってしまった。一回離れてみてやる気になったら過去に戻ってみようかな。

・ASTRO's PLAYROOM

 作り込みがすごい。モーションも可愛くてこれがあらかじめ本体に入ってるのお得だ…軽くプレイできるやつがやりたいな〜と思って始めたから「求めていたもの」ドンピシャだった。難易度もちょうどよくて、基本サクサク進めていけるけど所々難所があって、でも何度も繰り返していけば通り抜けられるぐらいだった。いろんな作品の小ネタがあって、ホライゾンゼロドーンのアーロイがいてテンション上がった。メタルギアのだと段ボールに隠れる動作がめっちゃ可愛かった。

・8番出口

 サクッとプレイできる。通路が明るいからホラーが苦手でもとっつきやすい。怖がりな人は異変があったらすぐに引き返すからそれ以上脅かす演出は出なくて、怖がらずに近づく人に対しては追いかけてきたり瞬間移動でびっくりさせる演出が追加されるのが、調整上手だなあと思った。

・デビルメイクライ5

 アクション苦手民に優しいオートアクション機能付き。クリアできたのは完全にこれと難易度ヒューマンとVのおかげです。Vが攻撃も回避も、なんなら走るのも使い魔頼りなのがとてもグッと来た。弱々しく、風が吹くだけで倒れそうなのに意志の強い男が好き。ボロボロ体が崩れながら魔界樹の下へ下へ降りていくのがとても良かった。
 結局は兄弟喧嘩だし、どっちもどっちだし、傍迷惑やで他所でやってくれやと思ったら、本当に他所(魔界)で一生喧嘩するエンドだった。

・OMNO

 PSカタログから外れるらしいので。言葉の説明は最小限なんだけど、次にどこへ行けばいいのか、どうすればいいのかの地形的誘導がとても親切!そこの設計がフィンチ家ぐらい親切。だから、次は何をしたらいいですか?という戸惑いがほぼ無かった。あのオーブどうやって取ればいいんだろうって最初わからなくても、よく観察すればわかるバランスが自分にはちょうど良かった。攻略情報を参照する必要のないゲームってだけで没入感が増すんだなあ。
 群れと一緒に空を飛べるところが、なんだか安心感があった。

・inscryption

おすすめ度★★★★★
・不穏な雰囲気が好きな人
・メタが好きな人
・考察が好きな人
難易度★★★⭐︎⭐︎
カードゲーム自体もおもしろいし、メタ構造もおもしろい。最初ニューゲームが選べず、コンティニューのみな時点で「やってんなぁ!(歓喜)」ってなった。その後も不穏さがじわじわあって最高。
ACT3の発電所試合が本当に絶対無理だと思ったけど、カードの強化などでなんとか突破できたときは嬉しかった。

・東方紅輝心

おすすめ度★★⭐︎⭐︎⭐︎
・ボタンを無心で押したい人
難易度★★⭐︎⭐︎⭐︎
 サクサク戦闘が進むアクションRPG。ボス戦は弾幕避けも必要で、無闇に戦闘してると死ぬけどちゃんと見てしっかり避ければ勝てるぐらいのちょうど良い難易度。ただ、ボスまでのマップがめっちゃ長くてややダレる。ボリュームの嵩増し…?レミリア編の紅魔館ぐらいでやめた。無心でボタンが押したくなったら再開します。

実況で観た
・ウツロマユ

 間取りが複雑で敵が目も耳も良いので、自分でやってたら多分まともにプレイできなかっただろうな…ガッチマンのやつを観た。設定がよくできていて、恐いけれど哀しい物語だった。さりげないミスリードが効いていてよかった。

・Last of us

 友達に擬似親子が好きならおすすめ!と言われていたやつ。ストリーミングでは家の通信環境的に無理でした。難易度も難しそうだしね……
 最初、反発しあってたジョエルとエリーが徐々に心の距離を縮めていく過程が微笑ましく、それをしっかり描いているからこそのあのラストかなと思った。人類の存続という点ではジョエルの決断は褒められたものではないけれど、あれだけ情が湧いていて自分の命を必死に助けてくれたエリーを見捨てることは、一度娘を失ったジョエルには絶対できない。エリーも多分ジョエルの嘘をわかっていて、それでも「真実だったと誓って(誓ってくれたらそれを真実だということにして私は生きていく)」と言ったんだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?