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春風駘蕩
2024年8月2日 09:07
オイラが最も好きな五重塔です。国宝羽黒山五重塔(写真)平安時代に平将門が建立したと伝えられる東北の守り神。出羽三山神社の参道脇になんの囲いもなくソンソンとそそり立つ古代杉に囲まれまるで地面から生えてきた巨木のようにズッシッと静かに鎮座している様を初めて見た時は言葉を失いました。こんな五重塔が世の中にあるのか?と驚愕したのを覚えています。やたらきれいに整備し囲
2024年8月4日 08:00
⚠️18章以後、日本海側を南下し琵琶湖経由で最終到着地大垣迄向かったのですが、この期間の日記を紛失。最終稿だけ見つかりましたのでご了承下さい。🙇当初の予想通りですが結局、芭蕉翁の唱えられた『不易流行』の意味も『かるみ』のなんたるかも全く分からずグダグダになって途中でおしまいです。ごめんなさい。まっ、暇つぶしに旅に出ただけだと、うそぶいてはいましたが正直なところやっぱ
2024年7月24日 08:04
ここの話はちょっとややこしいその昔、中央から派遣された源融ってプリンスが身分を隠し村娘に手を出し、ねんごろになったが「また来るわ!」と言って帰って行っちゃたわけ待てど暮らせど来るわけないわなあで、この地方には昔から石に模様刻んで布を当てその上から草花をこすって染める技法(文字摺り)っていうのがありその石をながめて、さめざめ泣いていたら石の表面に愛しい融ちゃんの顔が映ったという
2024年7月22日 08:06
僕の細道(本編)⑥ 雲巌寺鬱蒼と左右からのしかかる杉木立の影に道路が薄暗い全く気づかずに通り過ぎてしまったことにカーナビの反応で気づく表道からではわからないそのくらいひっそりと控えている駐車場だと思われる道向かいのだだっ広い空地に車を止め杉木立の間を分け入ると表からは想像出来ない空間が静かに広がっていました。この寺の仏頂和尚は芭蕉の禅の師匠「縦横の 五尺にたらぬ
2024年7月20日 07:55
461号線を一路東へ、雲巌寺へと向かう気がついたら2時を過ぎている、腹が減った。田舎の国道なので全国チェーン店は見当たらない一軒、こんな時間にもかかわらず駐車場が詰まっているラーメン屋がある入ることにバリバリの地元民の地元民による地元民の為の店ですムード全開です中に入ると全員がこっちをジロ見、よそもんじゃんって感じお前は西部劇の見過ぎだ!ただ中はすごい熱気?一応エアコン入っ
2024年7月21日 06:48
二荒山神社から車で10分、駐車場から歩いて10分芭蕉が訪れた滝がある。「うらみの滝」鬱蒼とした山道を登って行くとやがて碧い水が岩間を抜ける渓流が左手下に見え、ざーっ、という音が聞こえ始める。音に誘われしばらく行くといくぶん開けた空間奥までいくと顔前が岩の壁に覆われた行き止まりに、そして複数の滝が周りの空気は一気に緊張し冷気が体を包みますなんという清浄で張り詰めた空気なんでし
2024年7月19日 06:14
早朝より蜩(ひぐらし)の声と鳥のさえずりに目を覚ます。ご存じかもしれませんが、蜩はそのネーミングから夕方4ー6時に鳴くイメージが強いですが実は早朝の同時刻にも鳴くのです。夏山のキャンプの朝の目覚ましの順番は蜩、小鳥、カラスそして朝日ですね午前8時、もうすでに真夏の直射日光下で30度は越えている汗だくになりながら、ゆっくりとテントを片付け二荒山(ふたらさん)神社へ向かう日光三山を
2024年7月18日 06:20
『行春や 鳥啼(なき)魚の 目は涙』 芭蕉本来なら隅田川沿い千住辺りから上記の句を噛み締めながら旅立ちであるが都内は渋滞が、、、っで、自宅から一気に都内を通り抜け4号線を北上し日光へ向かうことに「魚の目にも涙」?、現代人のオイラにはピンとこない比喩だがやはり当時は陸奥への旅は命懸けであったことを想像させる句でもある。下道をトロトロ走る。原則、高速は使わない。春日部を過
2024年7月17日 13:01
『古池や 蛙飛びこむ 水のおと』 芭蕉芭蕉が奥の細道に旅に出る三年前に詠んだそうです。ほとんどの日本人なら知っている芭蕉の最も有名な俳句この句は「蕉風開眼」の句とも言われている実はこの句は「蛙飛びこむ水の音」が先に浮かんで後に推敲を重ね「古池や」としたと、どこかに書いているそうです。と言うことは、この句は風景描写をしたのではなく心象風景を映し出し、哲学的な広がりを与えた句というこ
2024年7月11日 21:12
『月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也・・・予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず・・・』松尾芭蕉 奥の細道より五百円玉貯金箱が一杯になった。貯金箱をひっくり返し、中身を数えたら何と、200枚を超えていた。10万円じゃん!プータローたまにフリーターのオイラにっとってこれは大臨時ボーナスである。何に使うか1週間以上悩んだが正直、これっと言って欲しいも