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僕の細道(本編) 最終

⚠️18章以後、日本海側を南下し琵琶湖経由で最終到着地大垣迄向かったのですが、この期間の日記を紛失。
最終稿だけ見つかりましたのでご了承下さい。🙇


当初の予想通りですが

結局、芭蕉翁の唱えられた

『不易流行』の意味も『かるみ』のなんたるかも全く分からず

グダグダになって途中でおしまいです。

ごめんなさい。

まっ、暇つぶしに旅に出ただけだと、うそぶいてはいましたが

正直なところやっぱりちょっと以前とは違う感傷がある。

はからずも還暦が視野に入る齢となり

思うところが多少あるから旅に出たのだと、今になって思う。

世の不条理と理不尽をかいくぐり多少の辛酸を舐めてきたつもりで一段落し

落ち着いた素振りをしてきたが、どうも先はまだまだ長そうだ

瀬戸内寂聴女史は70歳から6年かけて念願であった源氏物語を翻訳したとか

そして今年、原発反対を掲げ知事選に立候補した細川76歳(with小泉72歳)元総理の

応援に奔走している姿も見かけた。

女史は御年92才のバリバリの現役である。

オイラそこまでまだ35年以上ある!

そういえば昨晩観てきた宇崎竜童氏も

アコギ1本一人だけで最後まで全くヘタることなく大声で3時間歌い続けていた

68歳って言ってたっけ。

人生50年と高をくくり、後は余生と思ってきたが

どうも先は長い、後半の戦略を変更せざるを得ないようである。

どう変えたらよいかは全くわからないけど

現役となれば「歳だから」という言い訳は通用しないわな

生来の怠け癖が抜けないオイラが変わるとは思えないが

今更、おっとり刀で戦場に向かうのも疲れるしなあ~

でも心のどこかで「この刀まだ切れる」と過信している自分もいる

とりあえずボロボロに錆びた刀を鞘から抜いて磨くところから始めるかね

でっ、刀どこやったっけ? 、、、(笑)


今はまだまだ 人生を語らず
目の前にも まだ道はなし
越えるものは すべて手探りの中で
見知らぬ旅人に 夢よ多かれ
越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

「今はまだ人生を語らず」 (よしだたくろう)


最後にもう一度、芭蕉辞世の句

『旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる』

そんな人生でありたい

終わり。


長い間お付き合いありがとうございました。🙇

⚠️この日記は10年前に書いたモノです

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