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日本の聖典 ホツマツタヱを紹介しています。 偽書と貶められているヲシテ文字の和歌、一万…

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日本の聖典 ホツマツタヱを紹介しています。 偽書と貶められているヲシテ文字の和歌、一万七百行からなる大叙事詩をわが国の誇る大聖典として掲げ、再評価していきます。和歌に歌われる日本建国の真実を分かち合いましょう!

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美しきホツマの世界 

ついに シワカミ ホツマ なる 群れ来たり  湖堀土を 峰に上げ   八英ばかりと 天に応え   中の地もがな ウツロヰが  淡海攫え 三尾の土と  ひと荷ない来て 朝の間に   中峰なせば 神の名も   稜威浅間峰 むれきたり うみほりつちを みねにあげ やふさばかりと あにこたえ なかのわもがな うつろヰが あわうみさらえ みおのわと ひとにないきて あさのまに なかみねなせば かみのなも いずあさまみね  皇孫ニニキネを慕う新治の民は、湖を広げるために掘った土を

    • ホツマ最高の名場面「ソサノヲの悔悛」

      出雲道(いずもぢ)の   道(みち)に佇(たたず)む 下民(しただみ)や    笠蓑剣(かさみのつるぎ) 投(なげ)げ捨(す)てて  何宣(なにの)りこちの 大眼(おおまなこ)    涙(なんだ)は滝(たき)の 落(お)ち降(くだ)る   時(とき)の姿(すがた)や 八年(やとせ)ぶり   思(おも)い思(おも)えば ハタレとは       驕(おご)る心(こころ)の 吾(われ)からと     やや知(し)る今(いま)の ソサノヲが       悔(

      • 「新治宮建設と皇孫ニニキネのお人柄」

        土竜あり    鼹鼠に似て 炎吐き     民ら恐れて これ告げる   物主問えば 答え言ふ     加具土竜を 埴安に     万子生ませど 竜ならず    穴に憂ふる 願わくは    人なし給え をごろあり もちうごににて ほのほはき たみらおそれて これつげる ものぬしとえば こたえいふ かぐつちたつを はにやすに よろこうませと たつならず あなにうれふる ねがわくは ひとなしたまえ 【現代語訳】 さて、宮が建てられるより前にこの宮場にはヲゴロという生き物が住んで

        • 「鳥居はなぜ赤いのか?」

          (御機二十一 新治宮法定む紋より) これ神の  皇子に教ゑて 労わりを  知らねば神は 鳥居ぬぞ  ホツマを甞めて 鳥居なりける これかみの みこにをしゑて いたわりを しらねばかみは とりいぬぞ ほつまをなめて とりゐなりける 【現代語訳】 これは神が皇子にお教えになったことですが、民への労わりを知らねば神は、鳥居からいなくなってしまうであろう、ということでございました。  神を祀り、また民を労わる。代の末々まで穂末栄える道を歩むことは、人の真の誉れであります。君主

        美しきホツマの世界 

          『常世の国に矛要らず』23紋4

          国常立の   世にはまだ 法を守れば  矛要らず 心意気直く  神の世は くにとこたちの  よにはまだ のりをまもれば  ほこいらず こころいきすく  かみのよは 【大意】 初代国常立の時代、人々の性質素直にして、よく法を守った故、裁きの矛も必要とされなかった。これは、民の心が真っ直ぐで穢れなく透き通っていた神世のことである。 オモタルの  民利き勝れ もの奪ふ   これに斧もて 斬り治む   利き者斬れば  世嗣ぎ無し おもたるの  たみときすぐれ ものうばふ  

          『常世の国に矛要らず』23紋4

          本当の禊祓いの言葉『イサナギ尊 導きの歌』

          イサナギ尊 御歌『導きの歌』                   ホ5紋巻末より抜粋 引きて明るき 葦原の    歌も覚れよ  真瓊道の   徹らぬ前の  足曳きの   枕詞は    歌の種          ひきてあかるき あしはらの うたもさとれよ まとみちの とほらぬまえの あしひきの まくらことばは うたのたね 【現代語訳】  湿地の葦を引き国を明かす大和の道の原理は、和歌の道にもまた通ずるものと覚えておけよ。例えば、「足曳き」の枕詞とは、誠の道

          本当の禊祓いの言葉『イサナギ尊 導きの歌』

          まことの道

          裏無くて  天知る木々の 花も実も  我が身の道と 知らざらめ 犯し隠すも 天が知る うらなくて あめしるきぎの はなもみも わがみのみちと しらざらめ おかしかくすも あめがしる。 大意 裏の無い誠実な生き方とは、天の心を知る木々のようなものです。木々は人が見ていようが、見ていまいがそんなことには脇目もふらず、天が花を咲かせるとき、実を付ける時を待ち、信じて今を務めています。そのような生き方をわが身の道と知っておきたいものです。犯した罪も隠している悩みでさ

          まことの道

          天皇とは何か?

          吾が常の御食 千代見草       世の苦菜より 百倍苦し       苦菜の御食に 永らえて       民豊かにと  国治む  わがつねのみけ ちよみぐさ よのにがなより ももにがし にがなのみけに ながらえて たみゆたかにと くにおさむ 天照らします大御神、 君が常にお召し上がりになられていた千代見草は、通常の薬草より百倍苦く、常人ではとても口にすることができないほど苦かったと伝えられています。 古代の皇(すめらぎ)は、小食そして菜食を尊ばれておられ

          天皇とは何か?

          皇室の紋章はなぜ菊なのか?

          これ菊花の   時待ちて       枯るる匂いも 人の身も  清糧食みて 万穂得て       枯るる匂いも 菊花ぞ    これここなしの ときまちて かるるにほひも ひとのみも はじかみはみて よろほえて かるるにほいも ここなしぞ 天寿を全うして天に上がる時、人は神にまみえる楽しみの中、安らかに見罷ることができる。これを『ココナシ(菊の花)の時待ちて枯るる』と云う。 清糧(清らかな食物)を食して天寿を全うし、枯れていく者は死に際に菊花の芳香を放つ。

          皇室の紋章はなぜ菊なのか?

          ハタレの語源とは?

          ホツマファンなら誰もが知っているハタレについて ハタレとはホツマツタヱ8紋で登場します。妖術で民を苦しめ、天下のまつりごとに反乱を起こし、国を争乱に巻き込む魔に取りつかれたモノです。 ハタレの語原については 故高畠氏が発見されており、未発表でありましたが神戸清藤先生の教室で教わりましたのでシェアいたします。 天法を   民一組が    乱れても  筬巡らねば   機織れず  故治むるは   機の道かな   あまのりを たみひとくみが みだれても おさめぐらね

          ハタレの語源とは?

          『ワカ姫の恋歌』

          きしいこそ つまをみきわに  ことのねの とこにわきみを まつそこいしき 紀志伊去年 夫を身際に 琴の音の  とこに吾君を 待つぞ恋しき 【大意】 紀志伊で去年、ひと目お会いしたその日から貴方をお傍に感じています。貴方を想いながら弾く琴の音に、常しえに結ばれたいと想いは募るばかり、一人寝の床で貴方が次にお見えになる日はいつだろうかと心待ちにしております。恋しい人よ。 【解説】 上から読んでも、下から読んでも同じ読みになる廻り歌として有名なワカ姫の恋歌を翻訳し

          『ワカ姫の恋歌』

          『お姉さま、和歌はなぜ五七に綴るのですか?』

          花杵は    五七に綴るを 姉に問ふ   姉は答へて 天地の節   また問う祓い 三十二なり  今三十一とぞ はなきねは ヰなにつづるを あねにとふ あねはこたへて あわのふし またとふはらい みそふなり いまみそひとわ ある時のこと、弟の花杵(ソサノヲ)が姉のワカ姫に尋ねました。「お姉様、和歌はどうして五七に綴られるのですか。」  姉は簡潔に「天地の節に擬えてのことですよ。」と答えました。 ソサノヲ尊は幼いころに母イザナミを亡くし、姉を母のように慕ってお

          『お姉さま、和歌はなぜ五七に綴るのですか?』