天皇とは何か?
吾が常の御食 千代見草
世の苦菜より 百倍苦し
苦菜の御食に 永らえて
民豊かにと 国治む
わがつねのみけ ちよみぐさ
よのにがなより ももにがし
にがなのみけに ながらえて
たみゆたかにと くにおさむ
天照らします大御神、
君が常にお召し上がりになられていた千代見草は、通常の薬草より百倍苦く、常人ではとても口にすることができないほど苦かったと伝えられています。
古代の皇(すめらぎ)は、小食そして菜食を尊ばれておられました。節制をして天と結び、長寿を保って世を安定させるためです。民よりも質素な食事をお召し上がりになられ、民の生活を気遣って頻繁に御幸あそばされます。末々の民の声までも聞し召されるそのお姿は、天皇と日本の指導者にもとめられる理想像です。
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