メモの恐るべき効果
メモを取りましょう
誰もが一度はいわれたことがあるはずだ。
学生時代、新入社員時代など、何かを教えてもらうという状況にある人は良く聞く言葉のひとつである。
ここでひとつ質問がある。
『何のためにメモを取るのだろう?』
少し理由を考えてみてほしい。
自分の答えをもってから、この先を読み進めていただきたい。
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いかがだろうか?
恐らく、多くの方がこう考えたのではないか。
『忘れないようにするために、決まってるじゃん』
はい、正解。
ただし、もうひとつ非常に大きな意味がある。
2つ答えることができて正解とする。
もう少し考えてみよう。
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いかがだろうか?
忘れないようにするため、というのは当然の如く頭に浮かぶ。
もちろんこれは非常に重要な理由でもある。
しかし、それと同等か、それ以上に重要なメモの役割をここでもうひとつお伝えしておきたい。
それは、
『相手から見たとき、一生懸命に話を聞いているように見える』
これだ。
人は、基本的には相手の話に興味がない。
だから、それとなく聞く姿勢にも『興味がない』という雰囲気がにじみ出てしまう。
これに気づかれると、非常によろしくない。
『せっかく指導しているのに、聞く姿勢が悪い』
『もう教えてあげるのは止めよう』
このような、悪い評価や、誰にとってもメリットがない方向に話が進んでしまう可能性がある。
また、一生懸命聞いているにもかかわらず、表情によって勘違いされやすい人もいるだろう。
可哀そうではあるが、印象は相手が感じるものなので仕方がない。
相手から、
『こんなに熱心に話を聞くのであれば、もっといい情報を教えてあげたい』
と思われるような聞き方。
聞き方の達人への第一歩。
その答えが、
メモを取ること
に他ならないのである。
メモを取る恐るべき効果に気づいてしまった以上、使わない手はない。
是非、明日から早速『メモ魔』としての活動を開始していただきたいと思う。
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