2022ファジアーノ岡山にフォーカス10J2:第4節:A:FC町田ゼルビア vs ファジアーノ岡山「継続か転換か無数の選択肢」

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フォーカスポイント
①4-3-3の再現性
②明確な課題
③梅田式と金山式
④反攻の引き出し
⑤無数の方向性

1、戦評

 3節終了時点で、2位と3位の直接対決。試合を動かしたのは町田で、ここまで抜群の安定感のある26本山 遥への16河野 諒祐のパスをカットされて、ショートカウンターと個人技のドリブルで、5柳 育崇と23ヨルディ・バイスの股を抜かれて、中に折り返された所で、37平河 悠に押し込まれて、Jリーグ初ゴールを許した。直後に27河井 陽介のクロスに14田中 雄大のヘッドというシーンは、42福井 光輝の好セーブに阻まれ、前半終了間際には、1梅田 透吾が、負傷交代するというアクシデントもあった。それでも、個の力で、10宮崎 幾笑の抜け出しからの惜しいシーンを作るも追いつけず、1-0の町田のリードで折り返す。

 後半頭から22佐野 航大が入り、IHの位置につく。27河井 陽介をアンカーにシフトし、26本山 遥も左SBにシフト。よりポゼッションに力を入れて、反撃を試みるも、立て続けに失点。流れを変えたい岡山は、8ステファン・ムークが、IHで来日してから初出場でJリーグデビュー。それに伴い22佐野 航大が右のSBに移る。しかし、8ステファン・ムークが退場して苦しくなる。20川本 梨誉を入れ、3バックに変更して、反撃に試みるも20川本 梨誉のゴールの1点返すに留まり、そのまま3-1で試合終了。完勝の町田は、2位に浮上。上位対決に破れ今季初の敗戦を喫した岡山は、5位に後退した。

2、4-3-3の再現性

 似たようなシーンがあるということは、チームとして狙っているということである。いくつか、紹介していく。これから挙げる形の練度を高めることと、形を増やしていくことで、昇格が近づける。

①右に詰めて、左で仕留める

(前半4分、前半21分40秒など)

 徳島戦の7チアゴ・アウベスのゴール。この形を明確に狙っている。この試合の前半の4分辺りでも、早速みることができた。その後に、何度か似た形があり、細かい違いこそあるもののチームの守り方として、右の奥にプレスを集中させて、岡山から見て左サイドに逃げたところを仕留める

 現状は、再現性が高いとまでは行かないものの、このメンバーで望んだ時には、狙っている形である。今後も現状の4-3-3を継続していくことで、多くのレビューアーによって、細部まで分析されていくパターンとなることは間違いない。

 対戦チームにも研究され、対策されてくることも考えられるが、右に追い詰めた形になった時には、意識して見ることをお勧めする。ロングパスを蹴るのか、個人で打開するのか、細かく繋いで無理やり離脱するのか、この辺りで、対戦チームのスタイルを推し測ることが可能となる。

②豪華な囮とギャップ

(前半22分)

 基本的には、15ミッチェル・デュークの高さや強さを活かした攻撃の形や、7チアゴ・アウベスの高い個人技での得点を狙っています。ただ、この二人が、降りてきたり、近くでプレーすることで、マークを分散させる。もしくは、形式的に囮になる形が一つの狙っている形の一つである。

 前半22分の14田中 雄大のヘディングシュートは、その狙っている形の一つの形で、前線の3人で完結した攻撃の形を狙っている一方で、隙があれば、IHが飛び込む。

 全ての局面で、一対一で勝てるのが理想ではあるが、そうならない中で、条件が揃ったときに、飛び込むことで、岡山のピッチの選手の中で、一番低い14田中 雄大でも決定機を頭で作れる。

 「なんでそこに?」、「なんでその選手が?」こういった本来そういったプレーすべき選手が目立つことで、そのギャップをつきやすくなる。そういったプレーが増えてくれば、チームとして上手く機能していると言えそうで、開幕から木山 隆史監督が目指していると公言している。

③前線の3人で崩す

(前半45分)

一連の流れ
14田中 雄大(ボール奪取)
7チアゴ・アウベス(浮き球のパス)
15ミッチェル・デューク(浮田のスルーパス)
10宮崎 幾笑(抜け出しからのシュート)

 GKのファインセーブに防がれたものの、10宮崎 幾笑は、股下の間を狙っていて惜しかった。町田の10平戸 大貴のプレーでは、2つの股下を抜いた。勝負を分けるのは、僅かな差の積み重ね。

 とはいえ、GKに防がれた以外は、町田側(守備側)には、ノーチャンスであった。正確な上にシュートに至るまでが速く、理想的な形であった。こういった形を増やしていくことで、より得点力を高めることができることは間違いない。

3、明確な課題

 同じ形のボールロストが目立つ傾向にある。チームとして、ここが狙われてくるとカウンターリスクが高まる。チームとして、この部分をどうクリアしていくかで、序盤から中盤の勝ち点に影響がでてくる。

①DFラインの縦パス

(1分30秒、18分15秒、19分の失点シーンなど)

 DFラインから前に運ぶ場面での選択肢が少なく、そこで狙われている傾向が、この試合では見受けられた。本来であれば、WGに付けるか中盤を経由して、前に運べるかどうか。出し所を探すも見つからず、パスが引っ掛かってしまうシーンや、ロングパスを最終的に選択するシーンなど、効果的な組み立てのパスが出来ていなかったシーンが何度かあった。

 サイド攻撃を主体とした町田のサイドの厚みという壁に苦しんだ形とはなったが、41徳元 悠平と7チアゴ・アウベスの縦ラインや、16河野 諒祐と、10宮崎 幾笑のラインがなかなか通らなかったことで、7チアゴ・アウベスがいつも程の存在感を放てなかった。

 この辺りを、パスワークの部分で、引き出しを増やすことで、カウンターのリスクを下げて、攻撃機会を増やすことで、チームを安定させたい。

②積極すぎるCB

(19分の失点シーン)

 細かいシーンでも見受けられるが、ボールをあわよくは、奪ってしまおう。そういった意識が高く、相手チームの攻撃を早めてしまっている傾向にある。甲府戦での失点シーンでも多くの方が、指摘されていたが、良いところであり、悪いところである。

 26本山 遥を中心とした中盤の選手や、SBの選手がカバーできればいいが、釣り出された時に、CBも飛び出して、中が空いてしまう傾向にある。

③FKの精度

 想定した内容でのセットプレーの得点が増えていない。というよりは、ラインを割ってしまう回数があまりに多い。14田中 雄大や10宮崎 幾笑ではなく、23ヨルディ・バイスや5柳 育崇が蹴ったほうが、合わせられる可能性が高いとも感じてしまう。得点にこそ繋がっているシーンがあるが、ピンポイントで合うというシーンが少ないのは、やはり見ていてもったいなく感じる。

 サイドチェンジの軌道の美しさが光る6喜山 康平や、一発のある右足を持っている28疋田 優人といった選手たちにもチャンスも出てくるかもしれない。もしくは、夏場に向けてリストアップしている選手がいるかもしれない。それだけ、ここが良くなるかどうかで、チームは変わってくる。

4、梅田式と金山式

 アクシデントで、1梅田 透吾が負傷交代となった。次の試合で出場出来ることが理想であるが、この項では、両選手の特徴の違いを整理していく。

①ビルドアップ

 1梅田 透吾のビルドアップは、有馬ファジのDFラインのビルドアップに近い安心感がある。

 13金山 隼樹のビルドアップは、今季のCBのようにプレスを受けると不安定だが、一発のある高精度のフィードがある。

②守備スタイル

 1梅田 透吾の守備スタイルは、的確なポジショニングと、正確無比のセービング。

 16金山 隼樹の守備スタイルは、直感を重視したポジショニングやダイナミックなセーブ。

③GK交代後の変化(ビルドアップ)

 1梅田 透吾の時は、パスを繋ぐ意識が高く、23ヨルディ・バイスと5柳 育崇の不安定な部分を受けて、本来より安定しているはずのフィードの成功率がやや昨季より落ちている。

 ただ、より責任がました中で、23ヨルディ・バイスと5柳 育崇の二人が前を向きやすいように、パスの出す判断が正確で、嵌るという形を作られていないことは、流石だと感じる。

 一方で、13金山 隼樹の時は、23ヨルディ・バイス、5柳 育崇のタイプの選手が、3選手いるイメージで、昨季の有馬ファジのように細かいパスと縦パスを繋いで前に運ぶというよりは、多少成功率が落ちても長めのパスを選択する傾向にある。

 加えて、足下で繋いだときには、浮足立つようにビルドアップが乱れることもあるので、事故的なボールロストが、生じる部分はどうしても出てくる不安定さがあった。

④GK交代後の変化(セーブ)

 1梅田 透吾のセーブは、消去法にあって、味方選手がシュートコースを限定してくれば、的確にその状況を把握して、しっかり備えることにある。23ヨルディ・バイスと5柳 育崇が、攻撃だけではなく、守備でも自由奔放にプレーする中で、ポジションを取り切れず、シュートセーブ出来ずに崩された形となっている。

 これは、5柳 育崇と23ヨルディ・バイスが対人守備で勝っていれば、稀に見る鉄壁になるが、そこで負けてしまえば、何もできないシュートがどうしても増えてくるのは仕方ないかなと感じる。

 一方で、13金山 隼樹に関しては、ハイボール処理やシュートへの反応は、1梅田 透吾に負けないものがある。直感的に危険なシーンを察知することで、隙が生じた守備組織の穴を突かれて絶体絶命の危機を救うというシーンが増える可能性もある。

 派手なセーブがあっても不思議ではないが、一方でポジショニングやアジリティの隙を突く崩しを受けての失点ということも考えられる。1梅田 透吾が次の試合でも出場できるのが理想ではあったが、残念ながら長期離脱となる怪我であった事が発表された。13金山 隼樹には、13金山 隼樹の良さがあるので、1梅田 透吾の長期離脱で、危機的な状況であるが、13金山 隼樹に期待したい。

⑤衝撃的な発表について

 それにしても岡山サイドとしても清水サイドにしてもダメージの大きい発表で、夏場までの契約に拘ったように、レンタルバックも選択肢の一つと考えていた清水サイドであったが、怪我での長期離脱となったことで、リハビリ期間になる可能性も出てきた状態で、レンタルバックしても出場は難しく、岡山で状態の回復を図るために期限付き移籍の延長の可能性も出てきたものの、私はかなりショック。

 1梅田 透吾のユニフォームが届く時には、リハビリ中の時期だと思うが、ピッチでその姿を今季みることが出来ないかもしれないのは辛い。色々と思うところはあるが、当事者である1梅田 透吾が一番辛いことは間違いなく、13金山 隼樹も同じGKとしてもキャプテンとしても、1梅田 透吾の分もと、より気持ちが入っているはずである。

 リザーブに入るGKにどちらの選手が入るかを含めて、今後はGKの競争は活発化していくこととなる。突然のアクシデントの中で、GK陣は、ショックと同時に、覚悟をもって、今後は準備していくこととなる。正守護神の長期離脱という痛すぎるトピックではあったが、GK陣の結束の力で、乗り越えてくれると信じたい。

5、反攻の引き出し

 3点差付いていて、一人少なくなった時間帯もあったが、得点を奪うための数々の引き出しや、修正を敢行した木山ファジ。今回は特に大きかった

①27河井のアンカー

 開幕前に、予想されていた形の1つ。41徳元 悠平にアクシデントの可能性もあったが、組み立ての安定感を高めていくという狙いがあった。

 しかし、結果の方は、バランスが崩れたことで、2失点を続けざまに喫してしまった。22佐野 航大と、14田中 雄大のポジショニングや、攻守の関わり方で巧く、バランスがとれると良いが、2失点してしまったことから、守備面でのこの並びは、現状満足の行く出来とは言えないだろう。

 ただ、パスの出し入れは、比較的落ち着いたので、守備に回った時の防波堤。本山丸のような守備強度を個で作るのか、それとも組織的に戦うことで作るのか。それは、今後の課題となる。

②22佐野の右SB

 8ステファン・ムークの投入により、慣れない右SBにIHからそちらに回されることになった。25野口 竜彦がそうであったように、SBというポジションに慣れないうちは、オーバーラップを恐れて、そのポジションに留まってしまう傾向にある。

 この試合の22佐野 航大もそういった感じであった。彼の持っている運動量や技術というのは、SBでも光るはずであり、ボールに関与したときの安心感は、今後に期待できるものであった。

 実力のある選手が揃う中で、そういった選手ではなく、若く高校を卒業したばかりのルーキーが、開幕から4試合出場している。しかも、この試合はハーフタイムから出場し、兄弟対決も実現した上にプロ初アシストも記録した。

 今後も試合出場を続けるためには、巡ってきたチャンスを活かして、経験を力に変えていくことが求められる。プロとして、一つの何気ないプレーで相手選手のバランスを崩させるような、意外性を持っていて、泥臭く攻守で、ハードワークできる新しいファジの選手像を築き上げて欲しい。

③3バッグ(ゼロバックシステム)

 一人少なくなり、3点差開いてしまった岡山。失うものは何もないということで、同点を目指した岡山は、最終的に3バッグを採用。

 左に26本山 遥、真ん中に23ヨルディ・バイス、右に5柳 育崇の並び。本山丸と言うファジ造語の元となった26本山 遥の本職は、SB。3バッグでCBであるが、一人少ないので、SBとCBの兼任で間違いない。

 画面に全貌はなかなか映らないが、中盤の攻防に顔を出す23ヨルディ・バイスや前線に関与する5柳 育崇。守備の時には、通常のポジションに戻っている時もある。ファジ史上最も自由な反撃の形と言ってもいいだろう。

 パワープレーとは違った変幻自在のポジションチェンジを含めた流動性のある攻撃を見せた。3点差開いていたこともあるが、守備では積極的にチャレンジできる三人の並びであることで、サイドが空いても、並び上は、DFの選手が3人いることで、中央が空いてしまう回数は減った。攻守ともに、今後に可能性を感じたオプションの1つとなったと言える。

6、無数の方向性

 無数の選択肢がある。ここまで4試合消化して、チームとしての完成形が見えてこない。チームとして、組織面で満足できるほど機能していない中で、様々な戦術的な引き出しや、個の力を出していく中で、2勝できている。そういった現状にある木山ファジの方向性を考えていく。

①3バッグの採用?

 この試合を見て、そう考えた方も多かったのでは?23ヨルディ・バイスや5柳 育崇の積極性が、武器に出来る可能性もある。CBには、スピードある3阿部 海人や、50杉山 耕二といった選手もいるので、考えたい一つの選択肢ではある。3バックを採用する上で、26本山 遥もCBの一角としても対人守備に優れていて、本職のSB としては41徳元 悠平や16河野 諒祐とは違った色を持った選手で、チームのシステムの可変の中心にもなりうるかえのきかない選手の一人と言える。

②ANとSB

 27河井 陽介のANと22佐野 航大のSB、26本山 遥のSB(SB兼CB)といった明確なポジションのスライドをみせた。ゲームの流れが悪い時の打開の手段として、こういった組み合わせやポジションのチェンジは、有効な手段となる。

 この試合のように、色々と手を打っていく中で、新たな可能性やチームとしての伸びしろを高める中で、自動昇格圏を目指す原動力にできる可能性も秘めている。

 そして、4-3-3の完成度を高めていく中で、今後も試行錯誤が続けられていくだろう。8ステファン・ムークもIHとして退場してしまったが、日本のサッカーに慣れてくれば、輝く可能性は十分ある。

③2トップ

 一人少ない状態とはいえ、20川本 梨誉と15ミッチェル・デュークは、距離感が良く関係性としては悪くなかった。5柳 育崇の効果的過ぎるオーバーラップがあったとはいえ、1トップよりは、流動性があった。

 0バックシステムを含め、退場者が出た時間帯に採用した3バッグと2トップが好感触だっただけに、攻撃の手を緩めた町田との噛み合いもあるが、20川本 梨誉が、得点を決めたように悩ましい内容となった。

7、次節に向けて

 4節にて、今季初敗北を喫してしまったわけではあるが、課題と収獲のあった試合であった。岡山の試合を見たときに、個の力は凄いものがあるが、組織的にまとまっているかと問われた時に、10人に聞いて、10人が、そうでないと答える可能性すらもある。

 「4-3-3の再現性」の項で触れたように、チームとして狙っている形や目指している形こそあるものの、まだチームとしての組織力は、お世辞にも高いと言えない。それ故に伸び代は大きいと言えるが、少しでも早く、完成させていきたいところではある。

 個性豊かな選手が揃っているだけに、一筋縄ではいかない難しいミッションではあるが、木山 隆之監督であれば、チームを1つにしていく中で、その先のJ1昇格に導いてくれると信じている。

 1梅田 透吾の長期離脱となる怪我の詳細が発表されたが、戻ってきた時に、開幕戦でも緊張しなかったと言っていた1梅田 透吾が、緊張してしまうような昇格争いに絡めている順位に位置していることを信じて、少しでも早い回復と、契約延長の交渉が巧く進むと信じて、GK陣を、ファジアーノ岡山を応援していきたい。

文章・図=杉野 雅昭
text・picture=Masaaki Sugino

【3月13日FC町田ゼルビア戦】DAZNハイライト
は、こちら(YouTube)。
URL:https://youtu.be/IskEe25ICRs

2022ファジにデータでフォーカス3
「データの対比(DFラインの高さ編)」
2022 J2第4節 町田 3-1 岡山 レビュー

は、こちら(別サイト:SPORTERIA)。
URL:https://sporteria.jp/blog/sugi8823/6910984528991358977


ファジ造語

チアゴタイム
 7チアゴ・アウベスのプレーの一つ一つにサッカーを楽しむという遊び心があり、そこに技術が伴った左足の凄さを称えて「悪魔の左足」と、呼ばれている。その左足を活かして、何処からでも何時でも狙っていて、7チアゴ・アウベスが出場している時間帯は、岡山の大きな得点源と言える。

本山丸(イメージは真田丸)
 大阪の陣で、大阪城に迫る徳川の軍勢に対して、真田丸は、大阪城の弱点を補う出城として築かれた。23ヨルディ・バイスと5柳 育崇の弱点は、釣り出されたときや、スピードであるが、26本山 遥かが主に、そういった守備対応をすることで、3選手の良さをお互い引き出すことで、守備が安定して、堅守を構築に繋がっている。

参考
2022ファジにデータでフォーカス2
「中盤の真田丸(本山丸)」
2022 J2第2節 岡山 1-1 徳島 レビュー

は、こちら(別サイト:SPORTERIA)。
URL:https://sporteria.jp/blog/sugi8823/6905499896963403777

ヤバス要塞
 語呂を意識して、5柳 育崇の「ヤ」と、23ヨルディ・バイスの「バとス」の二文字を抽出して、「ヤバス要塞」と、表現した。防衛において重要な地点の砦。砲台もある砦のことも指す。高い対人守備だけではなく、ロングパスの精度やセットプレーの得点力があり、まさしく要塞と言える。攻守で強みを発揮できる「ヤバス要塞」として、難攻不落を目指す。

梅田アウォール
 ファジの最後の壁。ファイアウォールに比喩した表現。戦術や個の力、連動性といった攻撃で、ゴールを狙ってくる様々な攻撃をシャットアウトする。そして、バックパスの受け手として、フィードや組み立てる一人として、パス交換(情報通信)。後方からの冷静なコーチング(情報の発信)。多くの情報を整理し、最的確な決断ができるGKである1梅田 透吾の良さを表現したファジ造語。

0バックシステム
 攻撃的で積極的なオーバーラップや得点力のあるCBである5柳 育崇や23ヨルディ・バイスのCBの2選手と、SBが本職である26本山 遥といった流動性のあるDFラインを形成することで、攻守において、自由に動くことで、攻守での手厚い状態を作り、数的不利になりがちな局面で、数的有利の攻撃シーンを演出したり、守備では積極的な守備で、事前にピンチの芽を摘み、流動性から生じる集中力と緊張感から、カバー&フォローで、リズムを作り出す戦術システムのファジ造語。

筆者紹介
 某ゲームから野球派からサッカー派へと移籍。当時チーム名が、ジェフユナイテッド市原であった現ジェフユナイテッド千葉に興味を持つ。オシム(監督)と阿部 勇樹(選手)を中心にJリーグと代表をチェックしてきた。2008年より地元クラブであるファジアーノ岡山のサポーターデビュー。そこから、多くのファジの試合を見てきた。忘れることのできないエピソードが年々増え、シーズンを重ねる毎に想いは強く深くなり、2021シーズンは、初めて号泣。心からサッカー好きで、戦術の奥深さや、プレーの凄さなど、サッカーの本質での攻防にフォーカスを当てて、客観性と冷静さを意識した文章を投稿している。そのレビューへと突き動かす原動力は、サッカーへの情熱。熱さと冷静さを兼ね備えたフォーカスを今後も目指して、投稿を目指していくことで、サッカーの魅力の発信と、サッカーを通じた交流による、感動の共有と縁の繋がりが、楽しみ。ただ、たまに調子に乗り過ぎて失敗する悪癖もあるので、治したいとは思っている。そんな私ですが、noteやSNS、スタジアム等で、交流できたら嬉しく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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