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作り手の思いを共有することで消費者も含めたコミュニティをつくる〜株式会社サノ・高嶋、インターン生・三政

「杉の雫から辿る」と題して、6名の皆さんと行った対談もこちらが最終回です。今回は、実際に皆さんと対談をした株式会社サノの高嶋と、対談に同行した学生インターンの三政が二人で感想を語り合います。

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対談した皆さんが持つ「こだわり」と「哲学」

三政
「今回、6名の皆さんとの対談を終えてみて、率直な感想があれば聞かせてください」

高嶋
「改めてこういう機会を与えてくれた三政さんには感謝しています。そして、対談を受けてくださった皆さんも快く『良いですよ』と言ってくださったのが嬉しかったですね。それぞれの皆さんいろんなことを考えていらっしゃるなと思いましたね。共通しているのは、みなさん『こだわり』を持っていらっしゃることでした。例えば、秋田食品研究センターの進藤場長のお話です。今までバイオエタノールなどの研究をなさっていたので、環境問題に興味があるんだろうな、とは思っていましたが、その背景に学生時代の勉強があったことを初めて知りましたね。改めて、皆さんが様々な背景やこだわりを持って今のお仕事をされていて、杉の雫に関わってくださっているんだということがわかりました」

三政
「そうですよね。私が6名の皆さんとの対談を通して思ったのは、それぞれに『哲学』があるなという点です。皆さんが持っている思いや哲学の現れ方は、それぞれ研究者やお菓子屋さんなど形や方法は違えど、強い哲学が基礎にあることは一緒だなあ、と。私もカメラマンとして現場にいながら、そう感じていましたね」

高嶋
「こういう方々とお仕事ができて良かったなと思います」

三政
「対談の中で、特に高嶋さんの印象に残ったお話はありましたか」

高嶋
「改めて、林業とは何かという部分に触れてみて、知らない職業もたくさんあるなと思いました。お話の中で、今植えた苗が伐採できるようになるのは60年後で、今伐採できる木が植えられたのは60年前なんだ、というのがありましたよね。そういう過去と未来をつなぐ職業ってあまりないなと思いました。そういう頑張っている方のお話を伺って、刺激を受けましたし、尊敬しましたね。私たちも若い世代にバトンを渡すという部分をしっかりやっていかないといけないと思いました」

作り手の「思いが見える」商品を発信する

高嶋
「今回、杉の雫をめぐる対談を提案してくれたのは三政さんでしたね」

三政
「そうですね。商品開発を通じて、一人一人の皆さんの思いやプロの皆さんの技術に触れていく中で、普段こういうところを目にすることもないし、表には出てこない部分じゃないかなというのを感じていました。そのような皆さんの思いや技術も含めて杉の雫はできていると感じていたので、背景ごと消費者の皆さんと共有したいと思いましたね。だからこそ、今回は対談という形をとらせてもらいました」

高嶋
「ありがとうございます」

三政
「これまで『顔が見える製造過程』はあったと思うんですが、今回は顔だけじゃなくて『思いが見える』というのがいいなと個人的には思っています。それが読んでくれた人に伝わっていたら嬉しいです。押し付けがましいことは言えないし、押し付けるつもりもないですけど…それが皆さんの商品に対する信頼性につながってくれたらいいですね。

これから秋田県内の様々な企業を巻き込んだ商品開発をうちの会社として進めていく中で、巻き込まれてくださった皆さん、一緒に手をつないでくださった皆さんのことを知っていただく取り組みをしていけたらいいなと思います。それがまた他の方を巻き込むことにつながっていくかもしれないですし…」

高嶋
「秋田にはこんなに良い人たちがいっぱいいますからね。そういう考えを持った方々の思いが詰まった商品であることを感じていただきたいですね。それを文字として三政さんに起こしていただいたので、見て、読んでリアルに感じていただけるところが良いなと思っています。ぜひこの記事を読んでいただいて、自分もその場にいるような臨場感を持っていただけたら嬉しいです」

三政
商品を買っていただいた人も巻き込んで、杉の雫を通じたコミュニティを作っていけたらいいですよね」

高嶋
「買ってくださった方も、その仲間の一員という形になれたらいいなと思います」


改めまして、対談をご快諾いただいた6名の皆さん、ありがとうございました。そして、こちらの対談記事を読んでくださった皆様にも感謝申し上げます。今後とも、杉の雫をよろしくお願いいたします!

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