建築業界から海外に来て実感出来る自分の存在、その1。
ボクはイタリアに来るまで日本から出たことが無かった。漫画、アニメの見過ぎで外国が本当にあるのかさえ心の底から信じていなかった。田舎に住んでいた事もあって外国人と見る機会もほとんど無かったと言っていい。全ては画面の向こうの話だった。
しかし大学生の時にたまたまボクをお世話してくれた教授達がイタリアに留学経験があってイタリアで彫刻を勉強する事はボクにとって通過点の一つとして人生の中にセットされていた。そこから教授の言う事をそのまま真に受けるのがシャクだのといつまで経っても反抗心