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イタリア人学生とお昼ごはん。

初めまして。イタリアで彫刻をしている杉本ユニです。

今回は・・・というか今日の話です。留学で大学とかに入るとどうしても他の学生とご飯を食べる時間に遭遇してしまいます。

「なんか文章の表現おかしくね?」と思った方がいると思いますがボクは人とご飯を食べるのが苦手なんです。でも海外では一人で出来る事が限られているしあまり孤立し過ぎるのも印象が良くないのでイタリアでは頑張って他人とご飯を食べます。こういう時、心から思うんです。

「友達作ったりコミュニケーションが目的の留学が出来る人間だったらさぞ楽しいだろうに。」

◼️ボクのクラスはみんなで自炊。

カラーラのアカデミアには彫刻の先生が6〜8人いて各グループで特色があります。月一でバーベキューを開催するクラスもあって結構みんな楽しそうです。

ボクのクラスはみんなで自炊スタイルです。多分、唯一のクラスだと思います。理由はキッチンがあるのがうちだけだからです。(なぜだろう?)

イタリアでは基本的に13時から昼食のようで11時くらいになると一緒にお昼ごはんを食べる人間の出欠を取りにクラスの子が回ってきます。それで参加者は2〜3€を払います。この価格の変動はその人の懐具合と関係していて金持ちの子は5€払っていたりします。集金が終わると2〜3人が近くのスーパーまで材料を買いに行きます。大体、いい感じに発展してる男女が行きたがる傾向がなんか微笑ましいですね。

◼️いつもメニューが違う。

日本の学校で料理するなら当番を決めそうですがボクのクラスは完全自主性です。本当に料理する子もテーブルを準備する子も片付けも自主的に参加してます。逆に絶対に手伝わないけどメシだけは喰うっていう子もいますが誰もそれを咎める場面を見たことがありません。自分が使った食器でさえ片付けませんが誰も何も言いません。日本人のボクは最初、違和感を感じてたんですが既にました。

みんな心が広いのかなぁ・・・?

一応、制作する大事な時間なので凝った料理はしない感じですが自主的に調理を担当する子の裁量によって昼ごはんで何が食べれるか大きく変化します。基本的に茹でたパスタ+調理した子が好きなソース、生ハム各種、パン、サラダ、モッツァレラチーズ山盛り、フルーツ、ケーキ。そして食後にコーヒーです。イタリアにもヴィーガンがたくさんいるのか、ヴィーガン専用の料理も別にちゃんと用意してあります。みんな優しいね。

しかし今文章にしたらマジでいっぱい食ってるなぁ。彼らはもちろんいっぱい食べて話すので昼ごはんは15時くらいに終わります。

◼️アカデミアの闇が浮き彫りになる。

イタリア人の学生との食事は面白いです。しかし参加者の割合にアカデミアの闇が見えます。最初にボクのアカデミアのアジア圏の人口割合の状況を説明すると現在日本人はボクと含めて2人。韓国が数人。そして中国が300人強です。そして毎回、ボクのクラスの昼ごはんは15人くらい集まります。この時の各国の割合はイタリア人+白人系の国+ボクだけ。

怖いですね。ボクのクラスにも中国人学生は15人以上いますが誰も呼ばれません。ボクは最初からみんな昼ごはんに呼んでくれました。この話は別の機会に詳しく話そうと思います。覚えていれば・・・。

どうでしたか?

最後は少しネガティブな話になったのですがイタリアの食べ物が美味しいのは本当です。ボクは日本の芸大も卒業しているので比較してしまうのですがイタリア人の子らはとにかく明るい。日本の芸大だと暗くてヤバそうな子がまぁまぁいるじゃないですか。(笑)もちろんボクもダークサイドの人間でした。4年間の大学生活で格闘技関係の人間とはほとんど食事の機会を持つ事がなく学内では凄い孤立していました。

他の国の大学とかどんな学生生活を送っているのか興味あるので良かったら教えて下さい。

それでは次の投稿でお会いしましょう。

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