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すぐに分かるイタリア人学生の恋愛関係。

初めまして。イタリアで彫刻をしているスギモトユニです。

今回はボクの知っている狭い範囲ですがボクが所属しているクラスの恋愛事情について書こうと思います。なぜかというと最近またボクの周りで恋人関係になった生徒達がいてあまりの変貌ぶりと共通点に気付いて面白いなと感じたからです。彼らは関係が発展すると劇的に変化します。日本人としては恥ずかしくて見ていられない笑。

◼️5つの共通点。作業中だって一緒。ずっとピッタリ。

ボクがイタリアに来て2年が経ちましたが合計で5組のカップルを見ることが出来ました。全て彫刻家の学生なので交際に発展する前の作業だけに集中していた状態から知っているので変化の振れ幅の大きさに度肝を抜かれます。

1、恋人同士、作業空間が超接近します。空間が接近というか完全に融合、2人だけの空間が形成されます。今までの2人分のスペースが合計された面積の3分の2くらいのスペースになります。

2、お互いの頭像を粘土で作り始めます。お互いの顔の距離は約30センチです。今まで頭像なんか作ってなかった生徒でさえ恋人の頭像をお互いに作ろうとします。しかしほぼ全員が3−4時間で終了して粘土の塊に戻ります。別に観察したいわけでも頭像を完成させたい訳でもない、少し病気っぽい。笑

3、大幅に生産性がダウンします。今まで真剣だった生徒も見る影もありません。「真剣に彫刻に打ち込む姿がカッコ良くて好きになったとかじゃないんだ、、、笑」って疑うくらい2人は作業が捗りません。ささやき支え合っていますが作業は一向に進む気配はありません。笑

4、抱き合いクルクル周り続ける。こうなってしまっては2人が同じ空間にいる間は正気ではありません。お互いに抱き合い額を合わせながらクルクルしている回転体をしょっちゅう見かける事でしょう。

5、いつ何時、誰がいようとキスしまくります。普通の日本人だと信じられないですよね。本当にこの瞬間こそ「外国だ。」と痛感します。周りに人間が何人いようが教授がいようがヌードのポーズ中のモデルさんがいようが彼らは止まりません。作業場には否が応でも接吻の音が耳に入ってきます。

まとめ:イタリアでは日本の常識は捨てろ。

今回は簡単に5つの事実を書いてみました。ボクは高校から男子校で大学でも格闘技に夢中だったので女子と話す機会は少なかったです。正直、異性と話すことが得意な人間でもありません。ボクが日本にいた時は格闘技していない人間に興味がなかった。

しかし彼らはボクの小さな常識を叩き壊すかの如く恋愛を謳歌しています。もはや芸術なんか彼らには価値はないと思えるほどに。

しかし彼らも本来の姿は真剣な彫刻科の学生です。熱心な姿を見てきました。しかしあそこまで崩れてしまうとオジサンのボクは心配になってしまいます。

今、ボクの許容範囲はガンガン拡張されていってるので将来、日本に帰っても色々と受け入れることが出来そうです。

ありがとう、イタリア。正直、苦手だ。

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