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人の失敗を笑うあなたを安心させたのだ。

今回は、人の失敗を笑うあなたを安心させたのだ。というテーマで書いていきます。

人の失敗を笑う人っていますよね。

もし、自分が何か失敗したことに対して笑ってくる人がいるなら正直ムカついてしまうと思います。

人の失敗を笑う人の心理は、こうです。

「自分じゃなくてよかった」

心のどこかでそのように思っているから安心して笑っているところがあります。

失敗した側としては、バタバタしたりしてて大変なので笑われると嫌な気持ちになりますが、捉え方の一つとして、その失敗によって誰かの心を安心させたというようにも考えることが出来ると思うんです。

ましてや、色んなことにどんどん挑戦してその中で失敗したことをSNSなどでさらけ出しているのなら、その姿を見ている人は応援したくなりますし、親しみを持ちやすくなる効果もあります。

人の失敗を笑う人はほっとしている。

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人の失敗を笑う人は自分じゃなくてよかったと思って安心して笑っています。

そして、もしその人がバカにするような感じで笑ってくるのなら、その人は何事にも挑戦してこなかった人です。

挑戦して来なかったから挑戦する人の気持ちがわからなくて、その失敗に共感出来ないで笑ってしまうのです。

笑ってくるその人のことが気になってしまうかもしれませんが、心の中でこちらが安心させてあげたくらいに思って、また淡々と次の挑戦をしていけばいいと思います。

失敗を笑ってくる人のことを気にする必要は何もありません。取るに足りません。きっと、人の失敗を笑うことなどでしか人生の楽しみが得られない人なのだと思います。

それから、"使えない"という表現を使ってくる人も気にしなくていいと思う派です。

失敗は隠すよりもさらけ出した方が親しまれやすい。

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失敗は人に気づかれたくないものですよね。

それこそ、笑われたり馬鹿にされたりして不快に感じる時間というのは出来るだけ少ない方がいいものです。

ただ一方で、失敗は失敗を見た他人のことを安心させると同時にその人も一人間なんだと感じてもらえて親しまれやすくなるという効果もあります。

人間、完璧になんでも出来たらいいのにと思うものですが、完璧になんでもできる人というのは無味乾燥で面白みに欠けるものです。

傷ついた分だけやさしくなるように、失敗した分だけ人間に味が出ると思うんです。

音楽を作るときもそうです。

現在はITがこれだけ普及していて、個人でパソコンを使って音楽を作れてしまう時代です。ITは人間よりも正確に単調な仕事をこなすのが得意なので、音楽のリズムも正確に刻むことが出来ます。

ところが、正確すぎるリズムというのは音楽を聞く人に機械的な印象を与えてしまって心が動かされないのです。

ライブでも演奏者によるリズムが人間的に微細に揺れているからこそ、音楽に心が動かされます。

年齢を重ねるほど年下の人が増えていって、ちゃんとしていなきゃと思いがちですが、実は失敗を見てもらった方が人間的に親しみを覚えてもらいやすくなります。

上司でも、先輩でも、失敗するんだ。ほっ。みたいに思ってもらえるのです。

挑戦に伴う失敗は、みんなに応援されていく。

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何かに前向きに挑戦して、その過程で失敗して落ち込んで、少しずつ目標や夢に向かって進んでいく様子は人の心を動かします。

健気に頑張っている人の失敗を見ると、がんばれー!って思うものです。

ブログ記事やyoutubeの動画でも、失敗しました。系の失敗を打ち明けるコンテンツは視聴回数が多く、人気コンテンツです。

前途したように、「自分が失敗しなくて良かった」と安心して見る人がいると思いますし、上手くいっている様子が面白くなくて、失敗した様子を見てそれ見たことか!と思いながら見ている人もいると思います。

それ見たことか!と思う、いわゆるアンチの人たちも、取りようによっては、その人のことに関心がある応援者であると言えると思います。

愛の反対は無関心だとマザーテレサが言いましたが、アンチの人もその人に関心があるからこそ、ブログや動画を見てしまうのだと思います。

ちょっと歪んだ形かもしれませんが、アンチも愛情の形の一つかもしれないと僕は思う派です。

挑戦する側としては、どんどん挑戦しては失敗して、応援者を増やすのと同時に、アンチ含めた応援者を安心させていっちゃいましょうかー!くらいのマインドでいるのがいいのではないかと考えます。

ちなみに僕の20代は失敗の連続で苦しかったです。

おわりに

今回は、人の失敗を笑うあなたを安心させたのだ。というテーマで書いてきました。

改めて、失敗は人を安心させることがあります。

なぜこのnoteを書こうと思ったかというと、バンドの東京事変のことを思い出したからです。

僕は東京事変が大好きで、東京事変のベーシストは椎名林檎、スピッツ、GLAY、いきものがかり、JUJUなど様々なアーティストのプロデュース・編曲などを行っている亀田誠治さんです。

亀田さんのインタビューなどで話しているところを見ていると、雰囲気が穏やかで人柄がよく、僕はそんな亀田さんのことも大好きです。

亀田さんは東京事変の中でも最年長なのですが、東京事変関連のインタビューで亀田さんが言っていたんです。「年上の失敗って、人の心をホッとさせるところがある」と。

東京事変をやっていて失敗した時に、「あちゃー」という感じでお茶目に失敗をさらけ出してきたのだと思います。

そのような親しみやすい人柄でないと、ここまで幅広いアーティストの楽曲編曲・プロデュースに携われないのではないでしょうか。

これから僕も歳を重ねていきますが、仕事は頑張りすぎない中でプロフェッショナルにこなす絶妙なバランス感覚を持ちながら、失敗した時はその失敗をお茶目にさらけ出す亀田さんのような魅力的な人なりたいと思っています。

失敗を笑ってくる人を、失敗によって安心させながら。

それではー。

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