一緒に働きたい人は、いい人>スキルある人です。
こんにちは、すがどんです。
今回は、一緒に働きたい人は、いい人>スキルある人です。というテーマで書いていきます。
僕は一般的にセールスエンジニアと呼ばれる職種に就いていますが、顧客や他部署の方とコミュニケーションを取る機会が多いです。
僕は完全に内向型の人間なので、多数の方とコミュニケーションを取ることに喜びを感じません。特に初対面の方とコミュニケーションを取る機会があると結構億劫に感じます。
これまで外資系企業で10年間働いてきて、その中でも、一番苦手だったなと思うタイプの人が自分のスキルを誇示してくるタイプの人でした。
スキルを誇示する人と一緒に働くのは、こわい。
仕事でわからないことがあると、誰かに質問をしてわからないところをクリアにする必要があるわけですが、スキルを誇示する人に質問しなければならない場合、結構パワーが要ります。
「そんなこともわからないんですか。」
「それはそっちの仕事です。私に質問すべき内容ではありません。」
こんな感じで言われたりするので、結構こわいです。"使えない"と言われたり。言葉遣いがきつかったりするんですよね。
その人は技術の面では本当に優秀で素晴らしい能力を持っているのですが、一緒に働きたいかと言われると僕は嫌だなと感じます。
その人の態度を見ていると、そのスキルを誇示することによって人の上に立てる優越感が気持ち良かったり、自分の存在感を確かめられるような気がして安心できるので、しばしばスキルを誇示するのかなと感じていました。
周りの人も僕と同じように感じている人が結構いたようですが、人って何かが突出して良ければ、人間的にある部分が欠けていたりしておもしろいものだなと思ったりします。
スキルがあって、人間的にも素晴らしかったらいいのになかなかそうはいかないもので不思議だなと感じます。
心理的安全性があるチームはパフォーマンスがいい。
googleによる研究では、心理的安全性がチームのパフォーマンスに最も重要な影響を与えているという研究結果が出されています。離職率も低くなるそうですね。
心理的安全性、すなわち下記の定義です。
「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうか
自分が何も知らなくて能力が無いと感じても、このチームなら大丈夫かー。と安心して信じていられるかどうかということです。
そして、上記で言及したようなスキルを誇示してくる人がこの心理的安全性の観点で及ぼす影響は、最悪です。
気になること、疑問点があっても気軽に聞けない。何をやってきたんだ。そんなこともわからないのか。と言われたら安心してそのチームにいられないですよね。
その結果、部署異動や退職を考える人が増えることになります。
僕は実際にgoogleのオフィスにお邪魔したこともあり、人事の方と面談したこともありますが、本当に技術力が高い人が集まっていると言っていました。
技術力の高さと心理的安全性が両立された組織なら、ここまでgoogleが巨大に成長したことも頷けます。
ちなみに、アメリカのスタバは従業員のメンタルのケアに力を入れていたりします。下記の記事でも書いています。
スキルある人が一緒のチームにいると良いこともある。
一方で、スキルある人が一緒のチームにいるともちろんいいこともあります。
・問題発生時に、トラブルシューティングをスムーズに行ってくれます。
・妥当な質問をすれば、的確な答えが返ってきます。
・説明をすれば、すぐに理解して話し合うことが出来ます。
あの人に聞いておけば間違いないと思わせてくれます。
こわさはあるのですが、一方で技術的に頼りになる面も多大にあるわけです。
僕も何度も助けられたことがありましたし、他の人も技術的な面でたくさん助けられていたと思います。
でも、一緒に働きたいとは思えない。
よく疑問に思っていました。組織にとって、スキルを誇示しがちな人はプラマイプラスなのかマイナスなのかって。
僕はどちらかと言うと、プラマイマイナスなのではないかと思う派です。
スキルある人は、誇り高い孤高な人でもあるんですかね。
おわりに
今回は、一緒に働きたい人は、いい人>スキルある人です。というテーマで書いてきました。
書いてて思いましたが、スキルある人はもしかしたらフリーランスで業務委託のような形で稼いでいくのが一番良いのではないかなと感じます。
プロジェクト毎に人間関係に区切りがあるので、委託する側としてもされる側としても何か合わないようなことがあれば関係を切りやすいです。
加えて、業務委託の場合、基本的に希望する成果が期日までに上がってくればいいわけです。
スキルが高い人なら会社員以上の収入も見込めますし、会社員よりも自由な働き方が出来ます。
一方で、いい人は会社員の方が働きやすいかもしれません。
いい人であるということは、目には見えにくいですが何かの資格を持っているということよりも大変貴重な能力の一つです。
この人と一緒に働きたいと思ってもらえたら、雇われて食べていくことが出来ます。
よく「いい人だよね」などと言われる人は、大体本当にいい人です。
スキルが多少なくて、スキルある人から凹む一言を言われたとしても、ぜひいい人として自信を持ち続けてほしいなと思います。
スキルある人よりも重宝される、いい人という能力を持っているのですから。
それではー。
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