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読書日記~監修・萩原朔美「ビックリハウス 驚愕大全」編。

 先月末に大滝詠一さん『NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK』を入手したのと、大滝さん関連の配信番組を見てから、「ビックリハウス音頭」が私の中で大きな存在に返り咲いています。
そうなると、雑誌「ビックリハウス」についての分厚い本を引っ張り出したくなる私です。

・監修・萩原朔美「ビックリハウス 驚愕大全」(NTT出版)

 「ビックリハウス音頭」のレコーディング・レポートが掲載されているのは1979年9月号。
プロデューサーの大瀧詠一さんは勿論、歌唱指導を担当した鈴木慶一さんと佐藤奈々子さん、お囃指導の白井良明さんの姿がハッキリ紹介されています。
佐藤奈々子さんとムーンライダーズの発掘音源がリリースされたこともあって、なかなか興味深い顔ぶれです。
誌面では紹介されていませんが、この曲にはあがた森魚さんも参加していることを付け加えておきますね。

 この分厚い本にはYMOやザ・ビートニクスの今となっては貴重な記事や写真が載っていて、その後を考えると非常に興味深いです。
この雑誌で参加者を募った(鈴木慶一さんプロデュースの)『ビックリ水族館』の記事も素晴らしいですね。
蛭子能収さんが最前列に写っているから参加していることはずっと記憶に残っていたんですけど、このアルバムには杉作J太郎さん(当時・杉作獣太郎)さんも参加していたのでした。うーむ。。

 他にも鮫肌文殊さん、原田治さん、みうらじゅんさんに安西水丸さん、鴨沢祐仁さんの作品も載っていますからね。
こうして見ると、カルチャー面でも「ビックリハウス」が私に与えた影響は大きいです。

 そして、とんねるずの記事までもが(!)。
『NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK』についての予言書かと、突っ込みたくなるような内容ですね。

 あがた森魚さんは『乗物図鑑』関連のライヴをやったり、ヴァージンVSの発掘音源がリリースされる予定があります。
そして、ムーンライダーズはインプロな新作をリリースしたり、ライヴの予定があったりします。

 1980年前後のムーンライダーズや(ヴァージンVSを含む)あがた森魚さんの重要さについて、もっともっと語られるべきではないでしょうか?
特にあがたさんの表面に出にくい活動については、あがたさんの単行本に載らなかった話も聞いてみたいです。どうかひとつよろしく。

  ではまたー。

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