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読書日記〜大瀧詠一「All About Niagara」

 数日前に白夜書房版の「All About Niagara」を取り上げたので、今日は久々にオリジナル版の八曜社から発売された「All About Niagara」を引っ張り出してみました。
これは割とリアルタイムに近い時期に買いましたが、手元にあるこれは立川駅近くにある某大手新古書店で買ったものですね。間違いなく。
大学に入ってから、つい最近まで延々と貧乏生活をしていました。35年間ですかね。
なもんで、高額買取をしてくれる大瀧詠一さん関連アイテムは何度も手放したり、買い直したりしています。
そんな中、某大手新古書店ではバーコードない古本は査定できるスタッフがいない場合、一番安い価格になってしまうんですよ。
つまりこれは缶ジュース一本程度の値段で手に入れたわけです。すみません。
前置きが長くなってしまったので、じゃ、行ってみよー。

・大瀧詠一「All Album Niagara」(八曜社)

 「All About Niagara」のオリジナルが初めて我が家にやってきたのは、アナログ・ボックスである『NIAGARA VOX』を兄が購入した時ですから1981年かな?
リアルタイムで購入したものでしたが、あまりにもありがたくてなかなか聴けませんでしたが。
本についても同様でしたね。

 この本を私が入手したのは1982年だったのかな?新刊として書店に並んでいたのは確かです。
『ナイアガラトライアングルVOL.2』の衝撃で購入したような。
1982年は堀江美都子さん、ムーンライダーズに開眼した時期でもあったので、かなり貧乏でした。
あ、この年から夏休みに海水浴場でアルバイトしたから、そこそこお金はあったのか。

 前にも書いた通り、ナイアガラ・レーベルについて書かれたり、大瀧詠一さんの文筆家としての仕事を収録したりと、ナイアガラーと呼ばれる方々にとってはまさにバイブルとなる内容だと思います。
音楽の聴き方や思考法についても、この本によって確立されたものが大きいと確信してます。

 YMOやナイアガラ・レーベル関係が後々まで評価され続けているのは、現在に至るまで、その影響が大きいのは明々白々です。
これは否定できないはずです。
歴史上正確さを欠いた形で評価されるのはこの辺の問題が存在しているからで、フラットな視点で振り返ることは困難というか不可能だからでは?と思います。

 ちなみにこの記事は入院前に大半が書かれまして、後半のみ(YMOやナイアガラ・レーベル以降)入院してから加筆したものです。
ひとつよしなに。

 ではまたー。
 

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