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獲物の分け前~松田奈緒子「重版出来! 20」編


 長期連載の作品って、途中で飽きてしまったりして、途中で単行本を買うの止めてしまうこっよくあるんですよ。すみません。。
この「重版出来!」は連載が月刊誌(「月刊ビッグコミックスピリッツ」)だったこともありまして、なんとか完走できましたよ。
ま、途中からは実家に戻ったこともあって、娯楽が少なくないなったことも要因ですね。
じゃ、行ってみよー。。

・松田奈緒子「重版出来! 20」(小学舘)

 出版界だったり、漫画誌の編集部ものはこれまでもかなり存在していて、土田世紀さんの「編集王」辺りはかなり好きでしたし、ノンフィクションに近い「まんが道」とかもその中に入るかもしれません。
この作品が好きなのは、やっぱりこれまで取り上げられなかった書店だったり、出版社の色々なセクションを知ることができたからですね。
この作品に入れ込んだ理由のひとつには、ライヴの物販をスポットではなく、レギュラーでやるようになってから、試行錯誤しながら色々とやり始めたことがあったからでした。。
ミュージシャンの方々とのコミュニケーションはしんどかったけど、楽しいものでした。
コミュニケーションすること自体メチャクチャ苦手だった私がよく頑張ったな、と。
この巻を読んでいて、ぼんやりとそう感じたとか思い出しました。

 ちなみに黒木華さん主演のドラマ版「重版出来!」はテレビが見ることできない時期だったし、レンタルして見る機会もなかったのでした。。なんでやろ?
黒木華さんはメチャクチャ好きな女優さんなんですけどね。

 あ、カリスマ書店員の河さんのモデルになった書店員さんは行き着けの本屋さんに在籍していたので、モデルだったことを知ってやっぱり!と思いました。
筆文字のボッフと、売場の展開や色々なチョイスが凄かったんですよ。
その本屋さんは色々なジャンルにカリスマ書店員さんがいたり、フリーマガジンが色々あったりとお世話になりました。
その本屋さんのフリーペーパーが、私にフリーペーパーを作らせたのは以前から時々書いてますね。
ありがとうございます。

 この作品は回収しきれなかった部分もあると思いましたが、作品としての充実感はかなり高いです。それが一番大事ですよね。

 ではまたー。


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