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2枚でどうだ〜山下達郎『山下達郎CM全集』

 部屋の掃除を延々とやっていることはずっと書いてますが、なかなか終わらない最大の理由は雑誌だったり、書籍だったり、CDだったりはこれまた延々と買い続けてしまうからでして。
私は割と分類癖というか、分析癖みたいなものが強力にありまして、ケースに収納する時に延々と考えてしまうわけなんですよ。
店員生活が無駄に長かったこともありまして、並べ方について無駄にこだわってしまうわけなんです。
山下達郎さんや大滝詠一さんの発掘ものとか、その辺が発売される3月には頭を悩ませる時期だということでした。
じゃ、行ってみよー。

・山下達郎『山下達郎CM全集 vol.1』(WCD-8002/Wild Honey)

 山下達郎さんのCM作品をCD化したもので、ライヴ会場やファンクラブ通販で現在も入手可能なCDです。送料も安いので、ネット通販サイトなどで高額で扱っているものには手を出さない方がよろしいかと思います。

 こちらは山下さんがCMを手掛けるようになった1974年から1983年の作品が収録されてますが、山下さんのそれほど熱心なファンではない(一応はファンだと思う)私にも耳馴染みがある楽曲多いですねー。
大滝詠一さんのこれまた熱心ではないファン(これまた一応はファンだと思う)私にとってはCM作品の意味が大きいからなんですよ。
そーなると「三ツ矢サイダー」シリーズの存在の大きさについては触れなければいかんでしょう。
子どもの頃からテレビ好きだった私が日曜に必ず見ていた「スター誕生」で流れでいたのは「三ツ矢サイダー」のCMでしたから、知らず知らずのうちにナイアガラのCMに触れていたということになります。
勿論、リアルタイムでは大滝さんと山下さんの区別はつかなかったのですが。
そして、もうひとつこのCDに収録されている楽曲で印象的だったのは「コカコーラ‘79」ですかね。
CMとして流れる量の凄さと山下さんの大ブレーク前夜ということでメチャメチャ印象的ですよ。
山下さんの声とアカペラ(この言葉を一般に広めたのは間違いなく山下さんだと確信してます)による仕上がりは衝撃的でした。
アルバム『ムーングロウ』購入したのはほぼリアルタイムだった私です。
次、行ってみよー。

・山下達郎『山下達郎CM全集 vol.2』(WCD-8003/Wild Honey)

 こちらも前作と同じくライヴ会場やファンクラブ通販で現在も入手可能です。
ちなみに前半は前作から漏れたCM作品が収録されていて、後半は山下さん大ブレークのきっかけとなった1980年の「RIDE ON TIME」以降の1999年「LOVE CAN GO THE DISTANCE」までの主要なCM楽曲が収録されています。
特に後に少年隊が取り上げた「湾岸スキーヤー」のオリジナルも入っていることは特筆すべきでしょうね。
付け加えますと、前作『山下達郎CM全集 vol.1』の現行盤のジャケットはこちらのジャケットに合わせたものでして、オリジナル盤から変更されたのでした。個人的にはオリジナル盤の方が好みです。

 このシリーズは参加メンバーのクレジット、山下さん自身による解説、丁寧なリマスタリングで至高の仕上がりとなっていますので、興味深い作品となってますから、ひたすらおすすめですよー。
2枚同時に゙いかがでしょうか?

 ではまたー。

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