見出し画像

獲物の分け前・1月上京編final〜「MUSIC MAGAZINE増刊 パンタ/頭脳警察」

 とりあえず1月末に上京した際に購入したCDや本については今回で終了です。
今回はまー多くもなく、少なくもなくといった感じでしょうか。買い忘れたものも若干あるのが悔しいところです。
というわけで、これまた中学生の頃からの憧れのロックンローラーPANTAさんの追悼本についてです。
PANTAさんの音楽に入れ込むようになったのは江口寿史さんのコミックス「ひのまる劇場」だったかな?にライヴ・アルバム『TKO NIGHT LIGHT』が絶賛されて紹介されていたんですよ。
で、アルバム『マラッカ』か『1980X』を買った、と(多分『1980X』を先に買ったような)。
じゃ、行ってみよー。

・「MUSIC MAGAZINE増刊 パンタ/頭脳警察 反骨のメッセージと叙情が交差するロック詩人の航跡」(ミュージック・マガジン)

 PANTAさんと「ミュージック・マガジン」といえば、平岡正明さんによる「パンタ、もとにもどれ」がとにかく印象に残っでいます。
軽く説明しますと、PANTA&HAL解散後にリリースした1981年発売のアルバム『KISS』が全編ラヴ・ソングということや曲調の問題もあって、熱心なファンの間で非売運動が起こるくらいだったのです。
ちなみに私が初めてリアルタイムで触れたアルバムが『KISS』だったので、特別に印象に残っているんですよね。ハイ。
平岡正明さんとPANTAさんは『KISS』について対談もしていて、その対談も掲載されています。
なかなか興味深い内容です。
「ミュージック・マガジン」を立ち読み(すみません、でも中学生でしたから、貧乏だったんです)しながら、興奮したことをハッキリ覚えてます。
ちなみにに『KISS』の次のアルバム『唇にスパーク』はシングル「レーザーショック」が収録されていたこともあって大好きでしたが。殆ど雑誌などからは無視されたのでした。悲しい。。

 この本を買ってよかったと思ったのは、平岡正明さんとのやり取りを再び読めたことでした。
そしてPANTA&HAL時代についても追加取材されて、かなり詳細に書かれているのが素晴らしいです。

 水道橋博士がツイキャスで好きな音楽を流しながら語る内容で配信を始めた時、『マラッカ』はかなり聴いたと話していました。
これは博士ファンでもあり、PANTAファンでもある私には嬉しいことだったわけですね。

 PANTAさんと鈴木慶一さんによるP.K.O.が作品を発表して、多分アルバムも近いうちに発表されるんじゃないか?と期待していた時期にPANTAさんの悲しい知らせが届いたのでした。。
その知らせはあまりにも唐突に思えたし、そもそもライヴやったばかりじゃないか?と思った私でした。

 PANTAさんとは会話したことがなかったものの、頭脳警察や悪たれ小僧のライヴ含めて何度もライヴ観てましたからシンパシーがあったアーティストでしたからね。
まー、でも距離があった分、悲しいけど悲しい知らせにリアリティがなかったりもします。
だって、頭脳警察の新譜が発売されて、PANTAさんの未発表のコメントまで見ることになっているわけですから。
気取った言い方をするとしたら、PANTAさんは私の中でずっと生き続けているわけなんです。そうとしか思えない、と。

 複雑な気分で買ったこの本、今では楽しく読むことができています。強がりではなくて。そんな感じです。

 ではまたー。

この記事が参加している募集

思い出の曲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?