マガジンのカバー画像

変かなわたし

573
運営しているクリエイター

2019年11月の記事一覧

加害者

トラウマを抱えてしまう事は
断崖絶壁の頂点に
自ら上り詰めて行く様な
そんな苛酷な状況に追い詰められてしまう

何とも言えない
恐怖感とも虚しさとも

ただ単純に
一言 二言では言い表せない
想いが 溢れてしまうのです。

「人間は常に加害者の中から生まれる。
 被害者の中からは生まれない。
 人間が自己を最終的に加害者として承認する場所は
 人間が自己を人間として、一つの危機として認識し始める場

もっとみる

蜘蛛の巣

依存症の居る家族には

「イネーブラー」と言われる

病気によって起こる諸問題を
全部自分が引き受けてしまう人になってしまったり

自分は問題を起こさない
とても良い子になってしまったり

悪いと言われる事をして
自分を見てもらいたがったり

自分の殻に閉じこもってしまったり

自分がピエロになって
場面を変えようとしたり

自分の気持ちを隠し
偽ってしまう

そんな哀しみを
生み出してしまう危険

もっとみる

何故 これ程までに と

人の細胞の数は
それほど違わないと思うのに

何故こうも 人により
RICHであり POORであり

或る者は賢者であり
或る者は愚者であり

人生豊かに おおらかに
笑いで充たされている者と

貧しく 乏しく
悲しみに泣くばかりになる者とが

同じ地球上に
存在する様になるのでしょう。

環境の違いだと人は言い

遺伝の法則だとも人は言う。

学びの場として選んで来た と
自ら シナリオを書いて

もっとみる

こんな日は

こんな日は
と 思う日は
 
美味しいケーキを焼いてみるのが一番。

こんな日は 一度は作ってみたかった料理を
ゴージャスに挑戦してみるのが一番。

大好きな曲のテンポに乗って
踊り狂ってみるのが一番。

熱いお湯をたっぷり入れて
首まで湯船に埋まって
身も心も温めてあげるのも

素敵なお香を家中に
燻らせ 包まれ 浸るのも

こんな日にしか出来ない
自分へのご褒美を

こんな日にこそ出来る
自分

もっとみる

何時もの慣れも

慣れ 習慣化し
癖の様にもなってしまうと

何かをしながらでも
聞きながらでも

手は動いている。

身体は動いている。

と云った状況になっていたりします。

それは ひょっとすると

もう 次の段階に進んでも良いよ
更なる 新しいものに
チャレンジしても良いよ。

と云う 合図なのかも知れないと
思えて来たりします。

無意識の内にも
いつも通り

何時もの様に こなしていく事が出来る。

もっとみる

どうしようもなくて

自分の不甲斐なさに いらいらして
滅多やたらと動き回ってしまいます。

慌てて 急いで
急に 今になって

そうしたからと言って
出来る事なんて
限られているのに です。

一日は24時間しかなくて
日にちは毎日更新していって

そんな決まりきった枠の中で
もがいてみたって 始まらない。

そう判っているのに
無性に苛立ってしまうのです。

諦めの悪い性分が災いして
何度も何度も

打開策を
突破

もっとみる

自分を愛せない症候群

いつの間にか劣等感ばかりが積み重なって
自分を否定すること

認める事が出来なくなって
許せなくなって

愛せなくなってしまっている。

そんな思考回路の迷い図が
言動の習慣の様に
癖の様に

生活の隅々にまで
張り付いている。

何かに
誰かに

そのチェンジの時を見い出そうと
待ってばかりいても

決して拭い去る事の出来ない事ばかり。

今此処に 存在している自分を
否定する事は出来ない

もっとみる

* エスカレート

私はかなりのスパイス好きで
何処かの何辛食べた とか話すと

「おかしい!!」とか
言われたりする事もあります。

確かに もう少し もう少しと
エスカレートして行く危険はあって

激辛チャレンジャーとまでは行かないまでも
更なる刺激を試したくなってしまうのは

性格の成せる業なのかも知れないと
思ってしまいます。

私からすれば
最近の野菜や果物はおかしい

どんどん甘さを増すばかりで
抵抗すら

もっとみる

試される

試される事は無い。

試す事の出来る誰かが いる訳ではない。

いつも自分で試しているのだ。

いつも自分で確かめているのだ。

どう反応するのか

どう感じるのか。

試されていると感じるのは

今 何を選択し
何と答えを出すのか

自分に問いかけている時かも知れない。

自分以外の 誰かに 何かに
試されている と言ってしまうのは

それは被害妄想だったり
責任回避だったりして

自分にとって

もっとみる

光栄である

光栄である。

光栄に思う。

自分の闇の中に隠されていた光に
ライトが当てられ
明かりが向けられ

持っていた光が
より栄えて 光り輝く様になる。

点滅する自分の光の中の
いつもは消えている色とりどりの光の中に

光が注がれ
ひと時 栄えて光は広がり
輝きを増す。

普段は誰も off状態であり
発光する事の無い其の光が

誰かの光を注がれると
光栄えて on状態になるのかもしれない。

光栄

もっとみる

其々の樹木に

紅葉の季節です。

赤や黄色の色鮮やかな樹木達が
秋空の下に輝いています。

それを 愛でに
人達はあちこちのスポットを目指し
群れ集まってしまう様です。

この少し前は 栗拾い

すすき野原に 萩の群れ

柿が実り 芋掘りを施し

稲刈り 脱穀と

其々の草木に
人と繋がる其々の時があり

人にとって
何らかの形で 意味を持っている。

無駄なものも
無意味なものも

自然の中には存在しないかの

もっとみる

よく来たね と

心がざわついている時に
いつも通りに掃除をし
料理を作ったり出来るか
と云うと

途端に 表情の変わったものになってしまいます。

いつも通りに仕事をこなし
いつも通りに人と会い 話す事が出来

いつもの様な顔つきで
言葉遣いで いる事は
至難の業の様にも思えます。

誰かが突然に訪ねて来ても
「ああ、 上がってご飯食べて行きなさい」
と言える人のいる事が

私には不思議で
とんでもない偉大な人に

もっとみる

初霜の降りた

初霜の降りた朝

外は白銀の世界です。

寒さ対策に余念の無い私にとっては
厳しすぎる冬が

またやって来ようとしているのです。

其れは年毎に
恐怖を増すばかりではなくて

冬のかじかんだ
閉じ込められ 拘束された
不自由な 囚われの身となった
憐れさを 創り出してしまうのです。

何の心配も無く
当たり前のように快適に

冬をやり過ごし
楽しみさえしている人を見ると

むしろ そうである事の方

もっとみる
母 今のうち

母 今のうち

今のうちに まだ見た事の無いものがあれば

今のうちに まだ行った事のない所があれば

望みがあれば

願いがあれば

出来るなら

出来るだけの事を

させてもらいたいと思っている。

自分の足で歩き
声を聞き

手で触れ
目で見る事が出来るうちに

初めてのものに

初めての景色に

思い掛けない驚きや

喜びが

まだ潜んでいるのだと

感じてもらえる瞬間が

ほんの一瞬でもあるのなら

もっとみる