初霜の降りた


初霜の降りた朝

外は白銀の世界です。

寒さ対策に余念の無い私にとっては
厳しすぎる冬が

またやって来ようとしているのです。

其れは年毎に
恐怖を増すばかりではなくて

冬のかじかんだ
閉じ込められ 拘束された
不自由な 囚われの身となった
憐れさを 創り出してしまうのです。

何の心配も無く
当たり前のように快適に

冬をやり過ごし
楽しみさえしている人を見ると

むしろ そうである事の方が
当たり前、

人として 
誰もが保障されていて良い事ではないのかと
思えて来るのです。

そうした当然の権利の上に
初めて 人を思いやったり
許しあったり出来る

愛もあるのだと
気付いて行けたりするのかと
思ったりするのです。

この国が
否 どの国も
そんな国であったら良いのに
と 思います。

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