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変かなわたし

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2019年10月の記事一覧

私は こんなものでした

私の器はこんなもんじゃない と

許容範囲は無限に広がって行くのだと

自分を激励し、変わろうと
幾ら思ってみても

それこそ儚い夢のまた夢。

本質はちっとやそっとで
変わるものじゃない。

洗脳され 囚われ
ひれ伏してしまった魂は

いつまでも思考回路を修正出来ないでいる。

願望や期待で築き上げられた架空の塔は

いとも簡単にガラガラと崩れてしまうものなのだ。

其れなのに、其れなのに

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詩が あった

学生の頃

詩を読み上げてぼろぼろと泣いていた事もあったのだ。

心の震えが止まらなくて
おいおいと 声を上げて泣いていたりしたのだ。

今 同じ詩を読んで
心が震え おいおい泣くとも思えない。

だけど まだ

心を震わす言葉があるのだ。

呼びかけ、目覚ます言葉があるのだ。

新しい言葉が生まれて来る。

それが 美しく
真実から出た言葉で

謳う様に
流れる様に

光の粉の波動となって

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見失うことなかれ

「なかれ30か条」と云うのがあるそうです。

1・医者に近づくことなかれ
2・薬を飲むことなかれ
3・老化を病気と思うことなかれ
4・痩せることなかれ
5・血圧を下げることなかれ
6・BMIのほかは気にすることなかれ
7・コレステロールを悪とみなすことなかれ
8・中性脂肪を下げることなかれ
9・基準値を信用することなかれ
10・塩分を控えることなかれ
11・朝食を抜くことなかれ
12・心のゆとりを

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指の隙間から

はらはらと零れ落ちて行った砂の粒を

拾い集めてみると 「ああ、こんなにも沢山の虹のかけらが」と

地面に 虹を描いても

もう 七色の煌きは ありもしない。

落ち葉の積もった道を掃き

集めた木の葉に火をつけて

燃して 煙が天まで届けと

灰になった山の後に

そっと幾つもお芋を埋めて

空を見上げて 頬張るのだ。

さよならが 新たな始まりとなる様に

寂しさが微笑みとなる

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アリスの国で

誰でも持ってた「なんでもポケット」

誰でも入れた「アリスの国」も

いつの間にか押入れの奥に仕舞い込まれ
取り出す事は無くなってしまった。

アリスは普通の国の住人になり

シンデレラはイケメンセレブに
心ときめかせ

白雪姫は鏡の前で
白粉をはたき続ける。

スーパーマンやウルトラマンが
故郷の星に帰った後に

フェイク生物たちが生き始め
よりリアルに生み出されたクローン達が
競い 戦い 行進

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自閉症

自閉症と言うのは

自分の中に特出した
能力だったり キーワードだったりするものを

外部から閉鎖してぎゅっと固め
自分独自の世界の中で

それ以外の世界を拒否し
切り離し

自分にとっての安住の世界
住み慣れた
唯一自分を解放できる世界に
留まったままでいる事を言うのでしょうか。

其の世界の中で 繰り返し 繰り返し
日々同じ問いが 
同じ答えが返って来る事に

唯一安心感が抱けるのでしょうか。

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かぼちゃとじゃがいも

貴方と私は かぼちゃとジャガイモ
砂糖とお塩 小豆と大豆。

そんな二人が一つのテーブルで
一緒に食事するのは至難の業。

果物買うにも 桃と梨
ミカンとりんごの 袋が二つ。

そんな二人が相依って
楽しむ事が出来るのだろか。

譲り合ったり尊重し合い

それで楽しむ事が出来るなら
食卓は 大きな憩いの場。

心のどこかに不満を抱き
心のどこかで否定の声が

鐘のようになり続け
木霊の様に繰り返す

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産卵

蛾が羽をばたつかせている。

卵を産んでいるのだろか

産卵場所を探して
飛び回っていた蛾が

位置を決めて
時間をかけて産み始める

息んで 抜いて
息んで 抜いて

一旦産み始めると
途中で「止~めた」と云う事は出来ない。

産み終えるまで
其の激しい挑戦は続くのだ。

何を考えているんだろう。

自分が産もうと決めたこと。

小さな命が 自分の身体の中で生き始め
手に抱く事の出来る 奇跡を受

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品性

「品性」って
解った様で解らない言葉です。

三つの口がある様に

食べ物 飲み物 の入る口、
そして 言葉の出て行く所
息吐く所

時には 体内に不要不適切と
判断されたものが 吐き出されて来る所。

そんな口が集まって
人の性分を形づくり
表現している。

そんな風にも思ってみる。

「挑戦とは、常に改善し、更に上を目指す事である。

 才能ある選手を集めても、個人の規律が備わっていなければ、

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栗拾い

ススキが風にそよそよと揺れています。

セイタカアワダチソウも思いっきり背を伸ばし
空を背中に 気持ち良さそうです。

生い茂った草木の
密林の中に埋もれながら

冬到来間近の 寒さへ備えての
準備の時が来た。と

知らせる風が
吹いています。

刈入れ 収穫 加工に保存と
忙しさも追いかけて来ます。

溜息も二つ三つ。

重い腰を上げながら、

まずは 恒例の栗拾いから。

いそいそと 冷たくな

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ファイター

時々異国の料理が食べてみたくなります。

と言っても、
街中は異国料理ばかりです。

私も御多分に漏れず
香辛料大好き人間で、

機会があれば
喜んで暖簾をくぐってしまいます。

大盛り 特盛 激辛と
ブームは途切れる事無く続いていますが

「これをバネにして新たな自分に挑戦したい。」とか
乗り越えたい。変わりたい。期待に添いたい。等々と

挑戦者達は其々の思いを抱いて
挑戦しているのだと

人生

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ファーナウ

ニュージーランドでは
カワウと言う鳥が V字を描きながら飛んで行くそうです。

隊列を外した鳥は 風の抵抗を感じ
また群れに戻って来るそうですが

元のように順調に飛べる様になるまで
他のメンバーも当然の様に
リーダー鳥の後について飛んでいくそうです。

単体で飛ぶよりも
70%も効率が良いそうです。

兎角個人プレーをしたくなりがちです。

自分が全体の犠牲になる
支配される、
自由を奪われる。

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期待

「期待する」と云うのがあります。

「国民から、チームから、 自分から
の 高水準の期待。

良いオールブラックスになるな、
偉大なオールブラックスになれ。

自分の人生について語るストーリーが
自分の人生のストーリーになる。

私たちの自由意志の感覚が
自由でもなければ
常に意図的でもなく周りの刺激や
肉体的、心理的な環境、

つまり 言葉による世界の規定に対する反応である事。
ストーリーに対す

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儀式

オールブラックスの行動規範の中に
「儀式」と云うのがあります。

「儀式は中心的なストーリーを反映し、
想起させ、強化し、再度自覚させる。

言葉として形をなす前の言語を表し、
経験に形を与える。

儀式は信念を現実のものとし、
具体化する。

信念に形を与え、実現する。」

(問いかけ続ける ジェイムズ・カー著 より)

考えように依っては、
私も日々
毎日儀式を繰り返している。

朝信念に依っ

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