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制作の呟き

22
作品づくりについて考えていること。
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2023年7月の記事一覧

パーソナルカラーの原理はデッサンと同じ?

パーソナルカラーの原理はデッサンと同じ?

noteはお預けにしたはずなのに、やっぱり書くのが楽しくて、また書いてしまっています。

↑サムネイルは、日本画の岩絵具です。
粉や砂のようになっています。

日本画に使われる岩絵具には、自然界にある色のついた岩石、貝や土、砂などを砕いた天然のものと、ガラスを粉にしたものに着色した人工のものとがあります。

どれも、色の名前が漢字で格好良い。

水晶やラピスラズリも絵の具になるのです。
水晶の粉末

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自分にとって心地よい描き方を探る

自分にとって心地よい描き方を探る

先日の記事で、大学の課題制作で描く絵が決まらないと散々嘆いた。

そして、今までの課題制作ではやってこなかったことを、やってみることにした。

日本画のオーソドックスな制作プロセスは、

①スケッチや写真で取材
②アイデアスケッチ
③実物大の下図
④パネルに転写
⑤骨描き(輪郭を描く)
⑥彩色

なのだけど、今回はこのうち、

③実物大の下図(大下図)
④転写
⑤骨描き

を、すっ飛ばしてみること

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自分に無いから、憧れる

自分に無いから、憧れる

ないものねだり。

今日は「作風」について書いてみる。

憧れる作品、こういうの好きだなーと思う作品は、大体自分が描いてる絵とは全然違う。

自分にとって考えやすい絵、描きやすい絵柄が、自分が「好き」なものと一致しているとは限らない。

他の人はどうなのか分からないが。
ちょっと聞いてみたい。

でも私の場合は、一致しないことの方が多いし、むしろ真逆だったりする。

ええっ、そんな事あるの。

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何を描くかが決まらない 

何を描くかが決まらない 

優柔不断どころの話じゃない。

【制作日記 2023/07/10】

今月の日本画の課題の締め切りまであと10日。
休みやバイトで大学に来れない日を引くと
あと6日。

嘘だろ……

約1m×1mの私のパネルは、未だ真っ白だ。

何を描くかも決まっていない。

隣の人なんて、これよりも大きなサイズのパネルでもう半分くらい完成している。

もちろん課題なのだから、出さないと単位が取れない。

締め切

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日本画は水との格闘

日本画は水との格闘

制作机が汚すぎるという点は、どうか見逃してやってください。

机はそこそこの広さがあるはずなのですが、
実際の作業スペースはランチョンマットよりも狭いという悲しき現状。

さて今夜は、「制作の呟き」をお届けいたします。

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今、待ち時間だ。

「水」が乾くのを待っている。

水は、コントロールが非常に難しい。

何より、
日本画に使われる岩絵具や水干絵具

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