鈴木かゆさん『ととのうおかゆ365日』感想|料理下手でも作れそうなお粥は?
鈴木かゆさんが出版したはじめての本『日本、台湾、韓国etc. ととのうおかゆ365日』を読んだ。
鈴木かゆさんは、友人のお粥研究家。
日々の発信がとても勉強になるし、見ていて気分がアガる投稿ばかり。
ご著書も発売1ヶ月で重版が決定したらしい。
すご……!!!
今後も応援していきたいので、このタイミングで本の感想を簡単に書いてみようかと。
概要・構成
本の内容は、365品のおかゆを写真とレシピで紹介する部分が大半を占めている。
構成は以下のような感じ。
「はじめに」的な文章
基本のおかゆを数個紹介
道具、器、注釈
365日のレシピ(1月1日~12月31日まで)
誕生花のように、1年のすべての日に対して
「今日のおかゆはこれ!」
と設定してくれているのが面白い。
自分や家族の誕生日にちなんで作ってみてもいいし、開いたページの中でピンときたメニューを作ってもいい。
何なら、おかゆ占いもできたりして……?
sugamari的ベスト5おかゆを発表
ここでは、主婦なのにとんでもなく料理が苦手な私が、
「これなら作れるかも?」
「いつか作ってみたいなぁ」
と思えたおかゆを勝手に発表!
完全に好みの問題だし、まだ作ってないのだけど……
まぁ、たまにはこんなゆるーいランキングもアリかなぁと。
5位 たまご粥(基本レシピ)
まずは基礎的なおかゆをチョイス。
鍋の締めとしての雑炊は大好きだけど、たまご粥は作ったことないかも……!
レトルトの卵粥にはそそられないが、かゆさんのレシピはおいしそう。
スローフードとして作ってみたいな。
4位 白粥&ゆかりの2色粥(3月14日)
これ、見た目にも美しくて素敵。
トッピングにゆで野菜を載せるアレンジがヘルシーだし、2つに分かれてて飽きなさそう。
ゆかりは確実にお粥に合うはず!
3位 天かすおかか粥(1月20日)
そっか、天かす……! その発想は無かった。
絶対おいしいであろう組み合わせで、間違いないはず。
とても簡単にできるのも高ポイント。
2位 サラダチキン粥(7月5日)
コンビニにある材料で作れるって最高すぎん?
やる気がなくてもこんなに健康的な食事ができるなんて、体にも心にも優しすぎる。
さっぱりしていてペロっと食べられそう。
1位 手羽元の鶏粥(9月21日)
はっきり言ってこれは旨そう過ぎる……
レトルトに載せるタイプのお粥ではないけれど、たまに作るなら全然アリ!
手羽元ってこんな使い方もあるのかぁ……
以上、私が独断と偏見で選んだ5つのお粥だ。
ちなみに、この「中華風たまご粥」密かにも気になっている。
かゆさんの凄さはどこにある?
かゆさんはおかゆレシピをたくさん発信されているから、おかゆ好きには大層ありがたい存在だろう。
料理のレパートリーが増えるし、新しい発想をもらうこともあるはず。
でも自分のような「筋金入りのおかゆ嫌い」にも響いているところが、1番すごいと思う。
私は昔からおかゆ嫌いだった。
食感はフワフワ系よりもパリパリ系が好きで、ピザはクリスピーだし、ご飯はシャッキリ派。
昔入院で、絶食 → 重湯 → 一分粥 → 五分粥 → 全部粥 と進めた時でさえ、おかゆのありがたみが全然わからなかった。
そんな私が、かゆさんの発信でお粥が気になるようになり、なんと「粥活」にもチャレンジ!
この前のバイキングでも、お粥を試してみた。(『うちなー野菜のボロボロジューシー』という沖縄風おかゆ)
そういえば、韓国のホテルバイキングでも食べてたなぁ。
ほんの少しのチャレンジだけど、私としては大きな進歩!
たとえ、家でおかゆを全然作らなかったとしても……だ。
スモールステップでマイペースに食べ進めていこう。
今後の展開にも注目!
かゆさんは、
「どんなおかゆが食べたい?」
と自分に毎日質問することで、徐々にセルフケアができるようになったそう。
「自分で自分をととのえる力」
は、確かにとても大事だと思う。私はなかなかできてないけど……
「自分を大事にしたくなったら、おかゆを作ってみませんか?」
の言葉に、ちょっとウルッと来た。
かゆさんの活動の目的は
「おかゆのポジティブなイメージを広げて、やさしい社会をつくること」
らしい。
私も、やさしい社会を実現したいと思う。だから、かゆさんの活動を応援したくなるのかもしれない。
これからも見守っていきたい存在だ。
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