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指導者に必要なこと

喋るのがうまい、とか、聞き上手とか、知識が豊富とか

指導する立場として必要な能力は沢山あります。

でも、みんなが見逃しがちなことがあります。

それは「指導する側が満たされているか」どうかです。

「指導する」というのは「与える」存在でもあるわけなんですが、

「与える」ためには自分が沢山持っていなくちゃいけないんですよね。


考えてみればめっちゃ普通の話なんですが、

自分がお腹が空いて苦しんでいるときに、他の人に食べ物を与えることは難しいですよね。

自分が怪我して痛いときに、他者の痛みを取り除こうとするのは難しいですよね。

自分が愛情に飢えているのに、他者に愛情を注ぐのは難しいですよね。


指導する、与える側はまず自分が満たされていないといけないんです。

自尊心がないままで指導すると、相手を支配することで自尊心を満たそうとしてしまいます。

相手のダメなところを指摘し、自分の方が優れていることを示して満足してしまったりします。


まず自分が満たされるように日々を過ごしていくことが、与える側の立場には必要なんだと思います。


で、ここからがすごく大事なことですが、

「満たされていることが良い指導者の条件」であるならば、

自分の周りの人を満たしてあげれば、その人は良い指導者に近づくわけです。

先生や、上司、親に対して文句を言う人は多いですが、満たそうとしてあげる人はほとんどいないですよね。

親や、先生や上司に感謝をこまめに伝えたり、褒めたり、手伝ってあげることで、身の回りに良い指導者が増えるわけなんですよね。

理想を相手に要求するのは簡単ですが、それでは結局他人任せになってしまいます。

そう言う意味ではモンスターペアレントは負の循環を生み出す最低の存在なんですよね。

先生が疲弊する→余裕がなくなる→トラブルが増える→疲弊する→・・・

いつの日かエンジェルペアレントが流行語になると最高ですね。


僕の職場では過剰なくらい講師同士が褒め合っています。

新人の先生が思わず「一瞬バカにされてるのかと思いました」と言うくらいちょっとしたことで褒められます。

でも生徒のことを思えば、講師同士で消耗し合うなんて一番ありえないことのわけで、お互い満たし合うことが最終的にサービスの向上に繋がると思うんですよね。

皆さんも身近な人をちょっとずつ満たしてあげましょう!
きっと良いこと増えると思います!

それでは!

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