見出し画像

悩むのではなく、考える。ー主体的に「自分と向き合う」ことが、人生を変えるー

こんにちは!株式会社末永イノベーション経営の広報Yです。

オフィス街のランチタイムでは、どこからか「部下の〇〇は、もうちょっと主体性を持って仕事に積極的になってくれないかな・・」という話をよく耳にします。(なるべく聞かないようにしますが。笑)
実際に、私も過去一緒に働いてきた部下(メンバー)に対してそう思ったことがあります。そして逆に、上司からもっとアイディアを出してくれと積極性を求められた経験もあります。

”主体性を持つこと”って難しいですよね。
個人によって捉え方やレベル感が全く異なるものだと思います。

本人なりに真面目に取り組んでいるつもりが、上司が求める主体性(積極性)のレベルに至らなかったり、
そもそも「やるべきことだけでいい」と主体性の認識自体が異なることもあります。
しかし、今回焦点を当てるポイントは『自分の人生に対して主体性を持つこと』です。
部下の主体性の有り無しには簡単に気が付きますが、では自分自身はどうでしょうか?
自分の現在~今後の課題や事柄に対して、主体的に向き合っているか?と言われると、内心ギクっとする人も多いかと推察します。

なんといっても、自分の仕事(組織)や生活、そして人生を良い方向に持って行くためには主体性は欠かせないものです。

実は、自分のために主体的に行動するという事は、意外に難しい。
なぜなら、人間の行動は90%以上が習慣に沿って、無意識に行っていると言われています。
そのため、知らず知らずの内に、目の前の事柄に対して、能動的にただただ受け止めるだけになってしまいます。

「仕事で実現したい機会」が少ない日本人

ここで面白い調査をご紹介します。6億7,500万人が利用する世界最大のビジネス特化型ソーシャルネットワークサービスの『リンクトイン(LinkedIn)』 が、「仕事で実現したい機会に対する意識調査2020」です。
(なんと世界22か国、3万570人を対象としたかなり大規模な調査ですね!)

「今後1年の経済への展望」「今後1年の個人的な経済状況」「クオリティオブライフ(幸福度)」「クオリティオブライフ(親との比較)」「国内における仕事関連のチャンスの有無」「今後1年の仕事における機会へのアクセスし易さ」「成功するという自信」の7項目中、日本は5つの項目で最下位を記録。

仕事で実現したい機会”に対し、最も悲観的で自信がないことが明らかになりました・・・

経済状況や幸福度(個人の実感や親との比較)、仕事で成功する自信などを指標として算出
引用:https://www.businessinsider.jp/post-207468

改めて、自分自身の人生を好転させていくためには、主体性をもって考えて行動することが必須です。では、どうしたら”主体性”は身に付くのでしょうか?


自分の「動機」を掘り起こす

大前提に、もともと全ての人は、その人固有の「能力」を持っています。
それが思うように表すことができている人もいます。
その反面、いまだ表しきれていない人もいます。
自分に「どのような力があるのか」も分からない人も多いかと思います。

私(代表/末永春秀)は、経営コンサルティングの仕事に就いていますが、初めから、この仕事の能力があるとは思っていませんでした。
たまたま若い頃に年末に転職で飛び込んだところが社労士事務所でした。
そこから労務管理を良くするには経営を良くしなければよくならないと志して経営コンサルティングの会社に転職しました。その会社で定年まで働いて独立しました。
独立してはじめて、この仕事の”大切さ”と”価値”が分かりました。
”経営の意味”と”価値”を経営者として実感しているからです。

では、経営コンサルティングをするような能力が自分にあったか?と言えば、自分にあったのは、「相手に良くなって欲しい、そのために自分にできることがあるなら、それには役立ちたい」という思いはあったように思います。
その自分の根っこの思いが、結果として、この仕事を選ばせているように感じています。そして、この仕事をやっているうちに必要なことを学んでお客様に支えられて仕事として成り立っています。

このように考えれば、人は「固有の能力がある」という大前提の下で、
もともと、「内心どういうことに役立ちたいか」の願いがあると思います。

それがモチベーション、つまり「動機」です。これは大事です。
その動機があって、その次に「何に、どのように、役立っていくか」を整理する必要があります。

もう一度人生を考えることで、見えてくるもの

withコロナの時代、働き方も含めてHR(人事)に関心が多く集まっています。HRの仕組みをどうするかは勿論考えなければいけません。
それは必要ですが、本質は、「一人ひとりが自分の人生を主体性をもって、これまで以上に考えるということ」にあります。
自分の人生なんだから自分が主体的に考えなくて、誰があなたの人生を主体的に考えますか?」と思います。
それは誰でも頭では分かっているのでしょうが、現実の組織や仕事の制約が多いことがそれを阻むのでしょう。
しかし、その制約と思っていること自体も時代の変化に晒されているのですから、自分にとって、どうしようもない制約ではないはずです。
自分の思い込みだけで制約と思っているだけかもしれません。

自分はこうありたい、自分はこうしてみたい、こう役立つ行動をしたい、そんなことが増えれば、それが、その人の現在の生きている命に喜びをできるだけ多く味あわせることになります。

組織・経営における主体性

「自分が何をして役立ちたいか」を考えることは大切なテーマです。
これは年齢や役職に関係なく大切なテーマです。
私のような仕事をしていると、日々、組織の中の社員の主体性の在り方と向かい合っています。
どうすれば人は主体的になるか。」
それは経営のテーマであると共に、働くということの中で各々が考えなければいけないテーマです。
それがクローズアップされているのが今の時代です。
主体的になろうとしても、「その場がない」「その機会がない」「その先が見えない」ということもあるかもしれません。
しかし、「その場があって、その機会があるから主体的になる」というのは”表面”だけの主体性ではないでしょうか。
「その場もない。その機会もない。」それだからこその『主体性』です。

人生を組み立て直すために、今やるべきこと

そうは言ってもそれほど簡単ではないでしょう。
どうすれば良いか。
日々の中で「漫然とした受け身の時間」を捨て去ることです。
これには決断が要ります。
やって見ると、その継続が自分と周囲の環境の在り方を変えます。
出来上がった環境を受け入れるだけの過ごし方も一つの時間の過ごし方です。それはそれで心地よさもあります。そのような時間もあって良いです。しかし、もし、自分の何かを変えて主体的であることを目指すならば、自分から働きかける時間をつくる「動機」と「コツ」を掴まなければ大きな時間の動きに押し流されます。

「自分から〇〇する」これが一番自分も気持ちよいし、周りも気持ち良い環境です。
「〇〇しろ」「〇〇しなければいけない」
これが必要な時もあります。
しかし、それだけでは自分がやっている「手触り感」が少ないはずです。
やはり、「自分から〇〇する」という動きを組み入れることが、その人本来の良さを表に出すことです。それを表にドシドシと出し続けて欲しいです。そうすれば、それによって、これまでの自分とは違う自分が感じられるはずです。自分の命や心が喜ぶ時間をつくりましょう。
(「末永ブログ」より抜粋)

ここまで、お読みいただきありがとうございます。
以下よりお気軽にお問い合わせください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?