冬の匂い
ふとした瞬間の風が冬の匂いだった
表現しづらいけど冬の匂いだと言えば
誰でも分かるようなあの匂い
傍にいてほしい落ち着く匂いが
北半球に冬の訪れを知らせてくれた
それと同時に冬が僕に会いに来てくれた
好きな季節が訪れてくれて嬉しいのだけど
すぐにどこかに行ってしまうような感じがして
寂しくなった どこかに行こうとしないでね
師走という名の匂いが風に踊らされながら
南半球へと旅立つまであと少しだと言う
宝箱に収めていつまでも会えるようにしたいけど
一年に数回会う約束が愛おしい
急にブワッと吹いた時の風で感じるあの匂いが好き
冬に限らず四つの季節それぞれの風が存在していて
四つとも性格が違っていて会話するのが楽しい
匂いも違えば性格も違う
定期的に恋しくなるあの感じが好きでたまらない
またいつ会えるかな、僕に会いに来てね
師走って名前がついてる匂いを連れてきて
僕はいつでも探してるからさ
じゃあまた、いつかまた会おう
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